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音楽の話題を日々徒然に。

『さらさらサラダ』を観終わって

2010-10-31 14:23:27 | 小田和正/鈴木康博

前回記事『小田さんからの手紙』に沢山コメントを頂きありがとうございました。
なんだか往復書簡のようで、レスを書く私もとても楽しかったです。
私がああだこうだと語るよりも、このコメント欄を読んで貰った方が、よほどオフコースに対するファンの想いの「熱さ」が伝わるかと思いますので、是非お読みいただければと思います(→コチラ

さて、その『さらさらサラダ』ですよ。
私がこの番組にヤスさん生出演!という情報を思い出して、同じくヤスさんファンのくるみさんに連絡したのは、放送前日の夜のことでした。(思えばほんとギリギリですね
この時点では、「あ、来月の名古屋ライブのキャンペーンかな?一曲くらい生で歌ってくれるかも~♪」くらいのノリだったのです。
それがまさかこんなことになろうは・・・。いや~、生放送って何が起こるかわからないものです

その番組を早々と見ることができました。(くるみさん、ありがと~
関西在住の私、当然この番組を見るのは初めて。え~っと、関西の方には『ぐるっと関西おひるまえ』のノリといったらわかりが良いでしょうか?もしくは『ニュース神戸発』の中の”ジャズライブ神戸”のような雰囲気(もっとわからんか
なんといいますか、近所に住むおっちゃん、おばちゃんがふらっと見にきました、って感じです。

司会のアナウンサー、若っ
で、この若いアナウンサー君、かなりストレートな質問を投げるんですよ。

「オフコースはどうしてテレビに出なかったのですか?」
「オフコースの絶頂期で脱退されたのはどうして?」

・・・う~ん、すごい
というか、それだけ時が流れたってことでしょうね。

番組内では、『若い広場』の映像(『Yes-No』のライブ映像と『愛の中』へのコーラス録音シーン)も紹介されました。

(『愛の中へ』のコーラスについて、「高音ですね」と言われて)
「私は小田より高いところだしてましたね。」
「忘れていたシーンですからね、こんなことあったのかみたいな(笑)」

とヤスさんコメント。

で、ここで、手紙を出すための前振り質問だったのでしょうが、

「オフコースとしてデビューしてから40年、あらためて振り返ってどうですか?」

という質問に応えてヤスさん。

「こんなに長くギターを弾きながら歌ってるなんておもってませんでした。歌い始めたころは。よくまぁやってきたなっていう感じはありますね。」

・・・この時点ではヤスさんは小田さんの手紙の内容は知らないのに。
ホントお二人とも同じことを考えておられるのだなぁ、と思います

ここで、アナウンサー君、目の前に散乱する進行資料の下からおもむろに手紙を出す。(みつからないように隠してたのか?)

「実は、そんなオフコース時代の仲間だった小田和正さんから、なんとお便りをいただいております。」

「えぇ?!」 
ヤスさん、声がひっくりかえってます

女性アナウンサーが朗読している間のヤスさん、手紙の内容にず~っと真剣な顔をして、うんうんと頷いておられました。
(ちなみにBGMは『心はきまぐれ』のインスト)
最後の「小田より」を聞き終えて、破顔一笑!とってもいい笑顔でした。
ヤスさんのコメント、

「いや、よく、あのぅ・・・番組でお願いした感じなんですか?」

私的には、この最初の「よく、あの・・・」に、ヤスさんの小田さんに対する様々な感情を思ってしまいました
が、そんな私の思いなど知る由もないアナウンサー君、至極あっさりと、

「ええ、お願いしたら快く書いて下さいました。」

って(笑)

直筆の手紙を手に取ったヤスさん。

「もう本当に久しぶりの・・・なんというか、こういう、交流があるっていうのが久しぶりなんでびっくりしました。ありがとうございました。本当に。小田さんも、あとでお礼をいっとかなきゃいけない(笑)」

このあと、ヤスさんがいろいろなアーティストに提供した曲のことや、今年から始めたユニット”ビートルズ・ジェネレーション”(ライブ映像が流れました!)についてなど・・・。ビートルズについて熱く語るヤスさん。ソロになってからのユニット活動については、

「オフコース離れて、またオフコースって感じではなく、いろんな人と時々会ってこうしてユニットを組んで、他の人がどんな音楽をしているのかがわかるのがすごく楽しいんですよね。」

最後に今度の名古屋ライブの紹介があって20分のコーナー終了。
いや~、20分が2時間くらいに感じられる、とっても濃い内容の番組でした


    

コメント (23)    この記事についてブログを書く
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23 コメント

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Unknown (かゆ)
2010-10-31 15:34:18
前回のたくさんの書き込みに、たくさん、丁寧にお返事してもらい、お忙しかったのでは

そして今回も、丁寧に詳細載せてくださって(その上、画面の小田さんの文字まで) ただただ感謝です
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あたしも… (くるみ)
2010-10-31 16:03:30
あたしも「よく、あの…」の言葉がすごく気になったというか、
小田さんへの気持ちが、この短い言葉に凝縮されているなぁって感じました。
nanoriさんは必ずここに食い付いてくるだろうと確信してました(笑)
あのコメント、ホント深いです。
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Unknown (アベちゃん)
2010-10-31 16:59:31
詳細なレポ、ありがとうございます!
まだまだ平常心じゃない(笑)私なのに、さらにレポを読んで、さらに平常心じゃなくなりました(もちろんいい意味でですよ!)。

それにしても、そのアナウンサーは相当な勇気ですねぇ~
もし、オフコースを抜けたばかりのヤスさんにこういう質問をぶつけていたら、張り倒されるのではないか・・・・・・
なんちゃって

しかし、優しく時は流れているのですね
ちゃんと想いは繋がっているのですね
今でも現役で活動をしてくれて多くのファンを魅了してくれる小田さんとヤスさん。
何と素晴らしい方たちのファンになったんだろう・・・・・・
という気持ちです。

改めまして、ありがとうございました。
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Unknown (celica)
2010-10-31 18:29:33
ほんとにひとつひとつのコメントに丁寧なお返事をいただき、恐縮です。
また20分のコーナーの詳細、実際番組を見てるように伝わってきましたよ!

「いや、よく、あのぅ…」ですよね、やっぱり!
声も抑揚も表情も手に取るように想像できちゃいます。
それと、局からの依頼があったときの小田さんの胸のうち…ひとりあれこれ思いをめぐらし考えていたのですが、
きっとこんな形では不本意だったにせよ、いつか伝えたかった気持ち。
今なお第一線で活躍している小田さんには、後ろを振り向く余裕などないように見えてしまうけど、
『オレは二人で頑張ってたあの頃のこと、忘れてないよ』
だったのかなぁ。

1月の鈴木さんのコンサートで、鈴木さんの口から小田さんの名前が出ないかと、今思えばそればかり気にしてたかもしれません。
ふたりの間に何のわだかまりも、遠慮も、気まずさも何もなければいいな、と。
たった一度、オフコースの曲をやる時に「昔、小田と二人でオフコースという…」というたった一言に現在の関係を読み取ろうとしたり。
どんだけすごい能力でしょう!?

あの最後の武道館コンサートから、ずっと抱き続けてきたモヤモヤが、ここにきてスッと胸が軽くなったような、そんなここ数日です。

その若きアナウンサー君には、知る由もないことでしょうね。
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ありがとうございます。 (kokoro)
2010-10-31 20:34:25
素敵な記事をありがとうございます。
思ってもみない出来事に、私自身興奮しています。
小田さんと鈴木さんがたとえ手紙であっても繋がっていると感じさせてくれたことに感謝です。
小田さんのコンサートでは、「ヤスが・・・」という言葉が出るので、小田さんは何のわだかまりもないんだろうなとは感じています。
ヤスさんはどうなのでしょう・・・。
小田さん、今回松尾さんのアルバムにもピアノ&ピアノアレンジで参加しています。
少しずつ・・・・距離が縮まっているのかな・・なんて思ってしまいます。
かといって再結成を望みはしませんが・・・。
何となく心にずーっと引っかかっているものがあって・・・・。
本当にありがとうございます。
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Unknown (うるとらK)
2010-10-31 22:08:55
よく、あの・・
この言葉につきます。どうやって小田に頼んでくれたの?みたいな・・・。よくあいつOKしたよな・・。
などなど、想いはあったろうと思います。
でも、手紙を読む前に言ったヤスさんのあの言葉と、手紙に書いてあった小田さんの言葉で
すべてが精算されたような気がしませんか?
もうこれでいいじゃん、みたいな。
小田さんよりの発言になっちゃうかもしれないけど、ヤスさんへの想いは全くブレてなかったんじゃないかな、小田さん。
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かゆさんへ (nanori)
2010-11-01 19:47:48
いえいえ、お返事を書くのは楽しかったですよ。
オフコースに対する想いって皆同じだなぁって、嬉しくなりました。
小田さんの文字やFar East Cafeの封筒を見た瞬間、「うわぁ~、本物だぁ~」って、興奮してしまいました。
番組の詳細、私の文章ではたしてどこまで伝わるっているのでしょう(笑)
番組が番組ですから難しいでしょうけれど、再放送とか何かあればいいですね。
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くるみさんへ (nanori)
2010-11-01 19:48:43
本当に。
あれはめちゃめちゃ深いコメントですよね~。
とっさに出た言葉だけに、余計に真実味というか、ヤスさんの気持ちがそのまま出たというか。
そんな風に感じましたよ。
他にも、NHK側の映像のチョイスだとか、色々と語りたいポイントがありますので、また聞いてやって下さい(笑)
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アベちゃんへ (nanori)
2010-11-01 19:50:16
私もこの週末は平常心ではありませんでしたよ~。
この記事を書いてようやく落ち着いたかな?って感じです。
もうね、このアナウンサー氏の質問には見ている私の方がハラハラ、ドキドキでした(笑)
お昼の番組ですから、ノリも無邪気というか、かる~い感じだし。
でもまぁ、深刻に訊かれるよりも、こういう番組の方が逆に良かったのかもしれません。
ヤスさん、「70歳までは現役で」と仰ってましたので、まだまだ楽しめますね!
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celicaさんへ (nanori)
2010-11-01 19:52:37
こちらこそ!頂いたコメントは「皆さん色々と想いがあるのだなぁ」と、しみじみ読ませていただきました。
局から依頼のあったときの小田さんの反応、気になりますね。
驚かれたのでしょうか?受けようか断ろうか悩んだのかな?
今回の手紙を読んで、昨年の『さよならは言わない』の歌詞が頭をよぎりました。
深読みといわれようが、やはり・・・と思わずにいられません(笑)
ヤスさんのライブで、極々たま~に、ヤスさんの口から「小田さんが」という言葉が出ると、
なんだかこちらが妙に緊張してしまいます。
客席が思っているほど、お二人にわだかまりがないのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
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