
ネットを調べていてこんなスレッドを見つけました。
掲示板ですが日付はもう10年も前のもの。
でも内容が今の問題と殆ど変わらないのが可笑しいです。

「あなたはフィリピン大学ディリマン校の何が嫌いですか?」

「Red Tape」・・英語ですがフィリピンに来て覚えた言葉。
ネット辞書を見ると「お役所風の面倒な手続き」とか「官僚的形式主義」と書かれていますが、
フィリピン大学の場合は国立ですし、まさにフィリピン政府の面倒な手続きがそのまま持ち込まれた状態。
主人が学生だった頃から全然変わってないようです。
*訳は適当で正確ではありませんのでご了承下さい。
「情報の伝達の曖昧さ。学校行事やイベントなどの情報は口伝えで聞こえてくる。
休校かどうかは自分が授業に行ってみて初めてわかる。」
これは虎次郎が通ってたフィリピンサイエンス高校時代もそうでした~。
コミュニケーションが苦手な虎次郎はどんだけ苦労したり損したりしたことか。
フィリピン大学も似た様な感じなんですね。
私より凄いお母さんがいて、彼女は週に何度も全部の教科の先生を回って情報集めをしていました。
彼女は自分が知ってる情報は出し惜しみなく教えてくれて私も随分助けられましたっけ。
虎次郎が1年生(7年生)の時、たまたま廊下ですれ違った「電子工学入門」の先生が
ゴールドベルグの〆切りは今日の5時よと教えてくれて、
その時、午後4時だったのですが私は校庭で遊んでいる虎次郎のクラス全員に教えて
皆パニックになってやったこともあります。
ところが3グループのうち、1つのグループだけは知っていたのです。
つまりそのグループの誰かが先生から聞いて他の人に教えなかった。
ちょっとした意地悪。

「汚いトイレ!
授業を履修する為に何時間も並ぶ! ま、それはいいんだけどね。この列のお陰で元カノとまた仲良くなれたし、いつも同じ列で。
軍事訓練ーフィリピン大学では例外なしに全員参加。医者の診断書があっても参加させられる。大学のスポーツチームに所属してても関係ない。唯一の例外はスポーツ選手でナショナルチームに所属してる人だけ。
軍事訓練のオフィサーは人に指示を与えて快感を得るタイプだな。
それと、教室同士が離れ過ぎてて行くだけで凄く疲れる。
それでもフィリピン大学がいいけどね。」
軍事訓練のオフィサーというのは学生の中で特別に訓練を受けて上の位置に昇格した人達なのです。
「KSP」というタガログ語は「クラン サ パンシン」という言葉の略なんですが
家庭だったら子どもがお母さんの気を引きたくてわざと水をこぼしたとか、
わざと泣いてみたり、怒ったり、何かを壊したりして気を引くことを指します。
クラン=足りない
サ=が
パンシン=自分を見て欲しい、自分に気づいて欲しい、注意を向ける
でもフィリピンでは学校の先生でもこういう人、多いのです。
桃ちゃんの学校にも居ます。
わざと難しい試験をやらせて生徒が困って出来ないとぶーぶー言うのを楽しむ人です。
試験の内容を見てるとわかりますよね、
子どもを教える為に作ってるか、自分が快感を覚える為に作ってるか。
ところで桃ちゃんが習ってる水泳のコーチが言うには
昔と違って今は大学チームだと軍事訓練は免除されるらしいです。
ただ毎日3時間泳ぐって感じで、結構大変。
虎次郎に勧めたいけど自分がやりたい、と思って気力で臨まないときっと無理です。
本人はチェス選手になりたくてトライアウト(入部試験)受けるって言ってるし、
主人も本人が好きな事をした方がいいと言うので任せようと思います。
ただアスペルガーな虎次郎は相手のもくろみがなかなか読めないんです。
チェスは好きだと思いますが、昔からトランプしててもその部分が苦手でした。
だから落ちるかもしれませんね。
ま、それも本人がその後、考えるでしょう。

「入学登録の列。
汚いトイレ。
遅刻してくる先生達。
レッドテープ(官僚体勢主義)。
フィリピン大学入試に合格してないのに入学してきてる疑わしい学生。
授業登録課の横柄な警備員、自分達が授業登録課の職員気取り。
大学で優等賞(マグナコモラウデやスーマコモラウデ)を受け取るのは<物理科・数学科・英語科>の学生ばっかり。
まあ、でもフィリピン大学を辞めて他の大学は行く気はないけど。」
この優等賞の話しは虎次郎が高校の時に上の子がフィリピン大学で勉強してる親から聞いた事があります。
エンジニア科も含めて好成績を取る可能性が少ないので
総合成績で賞を与えると点数が取りやすい学科に所属してる人が有利なのだそう。

さっきのコメント(オレンジの部分)を受けて返信されたもの。
「学生の中にはフィリピン大学入試に不合格だったので別の大学で簡単に100点を取れる大学に入学し、1年後に転入生として入ってくる人もいますよ。この場合は1年生の成績で判断されるので結構簡単に入れますからね。何かおかしいですよね。」

「列、列、そして列」
「実を言えばフィリピン大学はいかしてると思うけど、学校設備がね・・特に事務所やトイレは80年代って感じで。」
ここに出てくる「ASTIG」って言葉はタガログ語の「Tigas(硬い)」って言葉の文字を入れ替えて作られたスラング。
タフとかマッチョとかって男性が力強い格好良いイメージなので、
そこから格好良い!クール、ファッショナブルという意味で使われるようです。

一般教養の先生と教室が足りない。
例えば<物理71~73>や<数学シリーズ>など。
そう、その物理なのですが(前にもブログで書いたので読んだ方はダブルので飛ばして下さい)・・
虎次郎が先日、履修登録している時も、物理71という教科、レクチャーとラボラトリーがセットなのですが
レクチャーは朝5時から並んで何とか授業当日に入れてもらえたけど
1単位だけだけどラボラトリーと呼ばれる実験の教科がくじ引きに外れて取れなかったのです。
それで今学期は物理72のレクチャーとラボラトリー、前回取れなかった物理71のラボラトリーをまとめて取らなくてはならなかったのですが
これって本来はセットなのでレクチャーは先に取れてもラボラトリーだけを取る事は出来ません。
それなのにくじ引きでラボラトリーだけ当たってしまった。
そうするともし列に並んで物理72のレクチャーが取れないと物理72のラボラトリーも自動キャンセルされる。
結局並んで3つとも取れたからいいんですが、
それだけじゃないのです。前学期、くじで外れて取れなかった物理71のラボラトリーを
今学期取る物理と一緒の取るのにエンジニア科の先生の署名が必要。
これをもらうのにまた虎次郎は並んだわけです。
物理教室があるのは家から歩いても行けるフィリピン大学の外れにあり、
エンジニア科はまるで正反対の場所。
山手線の渋谷と東京駅みたいな。
そして履修登録のビルは上野って感じかしら。
いや、歩くのは良いのですが、
(歩くのは虎次郎で私は車で行きます)
行き着いた先でまた並ぶ・・並んでも相手が対処してくれる保証はない。
でも並んでなかったらそれも分からない。
私が物理の事で聞きに行った時も結局は駄目でしたが30分は待ちました。
それで駄目って言われて履修登録課に戻れって言われて、車があったので10分くらいで戻れて良かったですが。
主人に「フィリピン大学ってこのレッドテープの仕組みは変わらないのかしら。」と言ったら
「永久に変わらないんじゃない?」とあっさり。
その話しをしてたら近くの2流大学で会計学を勉強してる桜が
「私の大学もそうなの! ラサールだったら履修出来ない教科は灰色になっててオンライン登録出来ない仕組みなのに、今の大学はいちいち並んで許可を取りに行って、履修課の署名だとか、担任の署名だとか面倒~。」
大学では例えば「会計学1」を取る前に「会計学2」を取れませんよね。
そういう教科は沢山あるのです。
それを一つひとつチェックして正しく選択してるか誰かがチェックしなくてはいけません。
ラサール大学(マニラ校)の場合はそれがコンピューターデータベースに組み込まれているので人がチェックしなくてもコンピューターが自動的に履修出来ないようにセットされているんですね。
と、フィリピン大学について書きましたが、虎次郎はネットゲームしようが、アニメを見ていようが、大学の勉強で苦労する子じゃなく、大学の授業に決まった時間に行き、帰りはジープで授業が終わった15分後に帰って来ますから問題ないんですが、私は桃ちゃんの詰め込み教育で溺れそうです。
色々ある課題の中でどうしても覚えさせなくてはならないのがローマ数字で1~1000まで書ける、読めるようにすること。
来週試験です~。こんなの8才じゃなければ簡単に出来ることなのに、今どうしてもやらなくてはならないのかしら。

娘のクラスメイトの保護者に 自分は ポヴェダの出身という人がいて ポヴェダのスパルタ?をシュタイナーに持ち込もうとするので ものすごーく不愉快です。シュタイナーは アカデミックの部分が弱いといって これまで 1年生から子どもたちをみてきたベテランの先生をはずして ほかの学校で教えていた先生にするように働きかけたんです。この保護者は、いわば権力者なので その意見が通ってしまって 今 担任が 若くて子どものこともシュタイナーのこともよくわからない女性になったんですよ。 娘の学年は 今 10代にさしかかっている大事な時期なのに・・・
それで イジメとかがあっても 先生はちゃんと対処できていないんですよね・・・娘にもあまり思いやりがない感じです。できない、わからないというばかりで。
そんな数字覚えなくていいですよね。
もっと大切なことがたくさんあると思うのだけど。桃ちゃんもシュタイナー向いていると思います。
合格してないのに・・・ってのには驚きますね~。
そこからして間違ってるもの。
なんで並ばないといけないの?って思いますよね。
だって学ぶ権利があってそこにいるのだから。
読んでいると息子には出来なさそうですよ。
え~おいくつくらいの人かしら。
と言うのは今のポベーダ(スペイン語ではVの音はBの発音なので、これはスペイン人の名前ですからBで大丈夫だと思います)の学校はレベルを少しあげようとして必死って感じですが、今22才の桜が学生時代は本当に楽々な学校で、桜は小学校1年生までは中華系のICAってグリーンヒルズニあるそれこそスパルタな学校に居て本当に合わなくてポベーダに移ったので、それからは勉強しないでも及第させてもらえて本当に楽しい学生生活を送ったのです。宿題も今の桃ちゃんは多少ありますが、昔は皆無だったし。まして私の年代の人なんてポベーダってお嬢様学校って感じだけだったようです。
ただ、私はいつも思うんですがフィリピンの親はスパルタ教育が好きですよね。そのオールドスクールスタイルの保守的で理不尽で威圧的な教師にバシバシ教えられる子どもの教育法が正しいと思ってる人は多いし、点数で評価してバンバン子どもを叩くんです。ポベーダはそれが良くないという方針だから評価も点数じゃなくておおまかなアルファベットの評価(シュタイナーはそれもしないってゆみさんは言ってましたが)で、多分子ども達がおおまかに自分はもっと頑張ろうとか分かる為だけの評価の筈なのに、先生達が結局スパルタ式で自分が育って来たりして他の学校から来た人はその方針を持ち込むので、結局先生なのですよ。
先生がそう思い込んでいると評価があろうと、なかろうと同じですね。逆に担任でポベーダ出身で本当のポベーダ精神を理解してる人だと評価が例えあっても子ども達は伸び伸び学んでいるのです。
ポベーダって学校はやはり大きな学校だし、フィリピンの先生は保守的なスパルタが好きなので、殆どの先生がポベーダ神父の意志を理解しないで教えてる気がします。先生集めも給料が低いから大変ですしね。
だからそのお母さんもきっとそのスパルタ教育を正しいと思ってる人なんですよね。
しかもおかしいのはフィリピン人のそういうお母さんってハイスクールレベルになると突然沈黙の親になるんですよ。大事な小学校の時は子どもの成績の事でわいわい言っておいて、ハイスクールになるとあまり言わなくなるのは多分、自分の理解を超えた勉強になるからなのかしら。とたんに自由にさせるので子どももすっ飛んじゃって、これまた困ります。
>娘の学年は 今 10代にさしかかっている大事な時期なのに・・・
シュタイナー教育の意味が薄れてしまいますね。
他の親もきっとスパルタが良いと思ってるから、口に出して言わなくても賛同していて問題にならないどころか喜んでるのかもしれませんね。
ゆずちゃんと桃ちゃん、一緒に遊んで欲しいです~。なんかゆずちゃんの方がしっかりしてますけど、気が合いそうですね。
それで イジメとかがあっても 先生はちゃんと対処できていないんですよね・・・娘にもあまり思いやりがない感じです。できない、わからないというばかりで。
>そんな数字覚えなくていいですよね。
>もっと大切なことがたくさんあると思うのだけど
ローマ数字って100くらいまで覚えるならいいんですけど1000までってちょっと酷いですよね。パズルが好きだったら虎次郎なんて何の問題もなかったですが桜なんかやっぱり苦労してました。でも桜がポベーダの頃は落第点でも合格だったから毎日バレエの稽古に通ってたんですよ。
今レベルをあげようとして数学の向上の為にエンジニアとか会計士を雇ってコンソルタントとして陰で指示してくれてるって手紙が来ましたが、そんなエンジニアなんて必要ないです。基本の計算をちゃんとやってくれたらいいのに、算数は去年から計算は殆ど出て来てません。それなのに来月は1000までの足し算で繰り上がりが何度もあるのが出てくるって手紙が来ました。2桁の足し算までしかやってないのに。
虎次郎みたいに数学が得意な人に子どもの算数教育について聞くなんて、本当にフィリピンの学校って何とも言えません。
そして先日、桃ちゃんの体操を待ってる間にメガモールの古本屋さんに行ってアメリカの小学校の算数の教科書を見てたんですが、これまた詰め込みなんですよね~。フィリピンはアメリカの真似してるからこうなってるのかしら。じゃあアメリカ人は算数が皆得意かと言うと違いますし。
>桃ちゃんもシュタイナー向いていると思います。
向いてるかもしれませんね。
私は小さい学校って問題が発生するとこじれるじゃないですか。前に桃ちゃんの昔の幼稚園でトラブったことがあって小さい学校の弱点だと思うんです。公平に対処してもらえないので。大きい学校だと決まりがしっかりしてるし、コミッティーがあるので泣き寝入りって事はないと思います。もし桃ちゃんがポベーダで付いて行けなくなったら考えてるのはグリーンヒルズにあるフィリピンモンテッソーリという学校でしょうか。小学校のうちは授業が半日で終わりなので余裕で水泳とかやらせてあげられますし。
やはりそこが先進国だと思います。
>合格してないのに・・・ってのには驚きますね~。
>そこからして間違ってるもの。
絶対におかしいですよね。
転入生の仕組みも変です。
だから結局、アテネオ大学でも裏口はあるみたいなんですが、そういう生徒が多いと大学のレベルも下がりますし。
ま、そうは言っても出来る子は出来る子なわけですから、どこの大学って最終的には関係ないと思いますが。
アメリカだって私立だったらお金がないから合格しても入学出来ない人はいますよね。でもそういう生徒だって他の無名の大学を出て成功する可能性は大きいわけですしね。
>なんで並ばないといけないの?って思いますよね。
このラッフル制度、公平にってことでやってるんでしょうけど、ラサール大学のようにオンラインで早い者勝ちだとパソコン持ってる人、ネット回旋が速い人が得ではありますが、授業が満杯になるとその場でわかって次の同じ授業を探せるので合理的。
不公平にならないようにって制度が裏目に出てるんですね。
>読んでいると息子には出来なさそうですよ。
虎次郎は今学期からレジストラーオフィスで働き始めたので100時間働いたら自分の好きな学科を優先的に履修出来るのです。本人も自分には無理があるって分かったんだと思います。ライアン君みたいな子は全然問題ないみたいなので、やはりささっと、ピピッと反応出来る子は得ですね。
ゆずちゃんには とてもじゃないけど無理。
ポベーダ出身のお母さんは 私より若いくらいでしょうか。
シュタイナーにくらべたら お嬢さん学校程度でも スパルタ?っぽいのかもしれません。
せっかくシュタイナーにいれたのに がっかりだなあ とママ友になった人と話しています。その人の子どもがイジメの対象になってるんですが、先生は その子に問題があるというばかりですね。
フィリピンのモンテッソーリは元々のモンテッソーリ教育とはちょっと違うかもしれません。フィリピンのトラディショナルな部分も入ってるかもしれません。それでも他の学校よりは気楽なイメージですよね。そしてそういう気楽な学校でも出来る子は出来るようですし。
その韓国人のお子さん達、1日に2~3時間も家庭教師って何を教えてるのかしら。大変そうですね。出費も含めて。子どもが勉強に追いかけられる環境ってどうなんでしょう。本来、放っておいても自然に出来るようになるでしょうし。どうせ小学区制の間は大した事は習ってません。
ポベーダ出身のお母さん、桜よりも年上ならそんなに厳しい教育を受けて来たわけじゃないとは思いますが、確かにシュタイナーよりはスパルタなのでしょう。元々フィリピンはスパルタ好きですし。私の前の生徒さんで小1で日本人学校からインターナショナルに移したお母さんが居たんですが、インターナショナルスクールは日本と同じ一人担任なんですよ。そしてたまたまその子の担任になった子は純粋フィリピン教師でスパルタ大好きな方だったのでお母様がっかりしてました。高いお金払ってフィリピンの現地校に入れたみたいな感じだと。結構理不尽な感じでもあったようですよ。言い訳無用とか、絶対服中みたいな。価値観まで変えられませんしね。
苛めはどんな理由でも許されるべきじゃないですよね。この辺は学校と交渉すべきだと思います。主人の友達の子もラサール小学校で苛めで苦労してる子が居ましたが親が何度も足を運んで学校を説得してました。やはり最初はあしらわられたようですよ。先生が間違ってることは正してもらわないと。担任もまた来年も同じになると困るので今から色々言っておくといいかもしれませんよ。書面で訴えるのも効果はあります。2枚同じ物を作って一枚を提出し、一枚に受け取り印を押してもらいます。