

(後ろの席で髪を結んでるけどピン留めしてないのが桃ちゃん)
毎年クラス替えがあるので知らないお友達も居るみたいで少し緊張気味の桃ちゃん。
彼女だけ白っぽい色の制服なのは、桜のお下がりで色あせたから。
桜が8才くらいの時に着ていた制服なので、もう14年前・・じゃなくて、
桜も5、6才年上の主人の姪のお下がりを貰ったので、19年物。
去年は40人のクラスだったのですが、今年は39人。
1学年4クラスしかないので、桃ちゃんの学校に途中から編入するのはもの凄く大変。
誰かが辞めて空きが出ても知り合いが入る可能性が高いし。
うちの隣のミリアム大学付属は1学年15クラスあるそうで、
そういうマンモス校は多分入りやすいです。

これが時間割。登校は7時半で、下校は2時半。
「IW」という授業が毎日あるのですが、これはインディヴィジュアル・ワークの略で、
メイン教科(国語、社会、理科、英語、算数など)の全てから課題が出され、
3週間以内に終わらせて先生から署名を貰わなくてはなりません。
教科の先生は決まった教室に待機していて質問を受け付けてくれるので生徒は自由に色々な教室に行って良いのですが
そのせいで遊んでしまって課題をやってないと3週間の間に全然終わらない生徒も出て来ます。
タイムマネージメントを教えてるんですね。
桃ちゃんは去年までは7教科中4教科しか終わってないとか、そういうの多かったです。
だからって罰があるとかではないので
やらなかったらその分、勉強出来なくて本人が損なだけです。
「AP」はタガログ語で教わる社会科で、「CLE」はクリスチャン・リビング・エデュケーション、「ICT」はコンピューターの授業。

放課後、桃ちゃんは火曜日、木曜日は前にも話したフィリピン大学のちょっと汚いプールで
午後4時~5時半まで水泳。
月曜日と水曜日は午後4時~6時半まで器械体操をやっています。

午後4時までは大学の「体育/水泳」の授業があって、
桃ちゃんとプールサイドで見てたんですが
この「水泳」の先生、椅子に座って生徒に泳げって言うけど教えてはいません。
私も学生の時に水泳を取った事があるんですが
この先生のお陰で平泳ぎが出来るようになって今でもそれしか出来ないけど
プールの中で手取り足取り教えて頂きました。
桜がラサール大学で体育に水泳を選んだ時は
コーチが泳げる生徒に指導の手伝いをさせたので桜も指導者としてお手伝いして一番良い成績をもらったって言ってました。
桃ちゃんは多分、主人の血を引いていて
とにかく運動が大好き。
それから動物も。
運動して疲れてる方が勉強とかはかどる感じ。
運動してなかったら桃ちゃんは落ち着きがなくて勉強にも集中出来ません。
(前は風邪引きやすくて疲れさせないようにしてたけど今は体力もついてきたし)
そして何故か桃ちゃんの勉強が気になる虎次郎が分からない所を丁寧に教えてくれるので大助かり。
聞いてない事まで教えてくれるんですよ~。
文系が嫌いと言いつつ、フィリピン語、歴史、社会科なんか質問してもさらさら~っと答えてくれます。
もっとも小学校の勉強が出来なかったら受験勉強してないで当時もゲーム三昧だったのに合格率1.2%のフィリピンサイエンス校には受からないでしょうけど。
大学でも上級生に数学教えてあげたりしてるって言ってましたから
きっと聞かれたら教えてるんですね。
ただ虎次郎の教えてくれた暗記のコツは真似出来ません。
ノートに書くとノートに頼る事になって、試験の時はノートがないわけだから
最初からノートに書かず、頭の中にノートを作ればいいんですって。
そんなの出来たら誰も苦労しないです。

いつも子ども達が映画を観てる間、家でご飯作って待ってる私ですが、
「モンスター大学」を一緒に観て来ました。
3D映画でも目が回らない作りで楽に観れましたよ~。
お勧めです。

食事を作る私が映画を観たのでこの日は外食。
イタリアニスというファーストフード的イタリアン。

そして家の室内犬達は、相変わらず威張りまくるクマに遠慮して頭だけ乗せてもらってるフジ。

カメラのシャッター音に振り向くフジ。

ま、クマの方がお兄ちゃんでいいんですけど。
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<どうでもいい菜の花家の食卓>

もやしの元になるモンゴ豆を牛乳、生クリーム、カボチャ、ピーマン、トマト、苦瓜の葉、つる紫の葉で煮込んだスープ。
出汁にツナ缶を入れてみました。

隣のおばさんから頂いたスーマン。

ご丁寧に昔風のタイプ機で打ったお手紙を添えて下さり
このスーマンはアンテポロで買ったとのこと。
隣のおばさんはもうリタイヤしたんですが、ずっと日本の日銀にあたるフィリピン中央銀行で働いており
昔は国費でアメリカ留学もしていました。ちなみに独身。
彼女のお姉さんの一人はニューヨークで医者をしていて、
もう1人のお姉さんは日本人と結婚して日本に住んでいるんですが
お会いして話したら日本人そのもので私も日本語のみで話してしまいます。

餅米をシュロの葉で包んだオヤツでお砂糖をつけて食べます。
桃ちゃんはグルグル回して楽しんでました。
(うちの砂糖は漂白してないのでちょっと色がついてます)

こっちは毎日同じスケジュールです。
リソース(体育、音楽、美術、コンピューター、図書)が日替わりになるだけ。
美術の時間を長く取ってあるのがうらやましい。
うちの学校の美術の先生はワタシのともだちでもあるのだけど、
時間が短すぎて(45分)ちゃんとしたものが作れないと嘆いておりました。
IWのコンセプトも面白~い!
こうやって自分だけで課題を進めていく力ってこの先重要だもんね。
こっちでもやってくれるといいのになぁ。
Individual Attentionの機会が多いのは嬉しいけど、同時にIWがあってもいいと思う。
国による違い、いろいろあって面白いです。
>こっちは毎日同じスケジュールです。
>リソース(体育、音楽、美術、コンピューター、図書)が日替わりになるだけ。
なるほど~。そうなんですね。と言う事は毎日英語とか算数はあるわけですよね。それって凄くいいと思います。
今の時間割だと算数や英語など土台をしっかり作って欲しい教科は不足気味。
英文法、英語読解、フィリピン語、理科、算数、社会(フィリピン語で)、キリスト教、コンピューター、音楽、美術、体育、スペイン語の中で基礎学習以外は週に1回の日替わりでも良いですよね。
>うちの学校の美術の先生はワタシのともだちでもあるのだけど、
>時間が短すぎて(45分)ちゃんとしたものが作れないと嘆いておりました。
小学校の美術って日本ではどうなってましたっけね。私が小学生の頃は多分、4年生くらいからは2時限あった気がしますが、小3くらいでは担任が教えていたので1時間だった気も・・。
>IWのコンセプトも面白~い!
>こうやって自分だけで課題を進めていく力ってこの先重要だもんね。
IWは桃ちゃんの学校の創立者でスペイン人のポベーダ神父が考案したので、彼の系統の学校でのみ実行されていると思います。その多くがスペインにあります。インターナショナル・テレシアーナという修道会の運営です。フィリピンでもこの系列の学校はマニラではここだけで、ミンダナオ島にもう1つあるだけです。
でもおっしゃる通り、勉強はあまりせずにバレエだけやってきた桜もこのIWのお陰で大学に行ってから凄く役に立ってサバイバル出来たって言ってます。
>Individual Attentionの機会が多いのは嬉しいけど、
なるほど~。そういう機会があるんですね。
それも大事な事ですよね。
教育者は色々子どもの事に関しては考えてくれていて有り難い事だと思います。
日本でも習い事の先生はとても良い先生ばかりでした。