フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

フランス初日のトラブル「高速料金所でクレジットカードが使えない」

2014年05月19日 02時41分30秒 | 旅行



主人は2年前に今回、フランスで滞在するアルジェレス・ガソストに来ているんですが、
当時はレンタカーしてないんです。

そして今回、スペインから車で移動してきたんですが、
なんと、スペインでは高速の料金所でフィリピンのクレジットカードが普通に使えていたのに
フランスの国境を越えたとたんに使えなくなりました!!







(料金所はこんな感じです)

最初の料金所では理由が分からなかったのですが
その料金所には職員がおられ、
たまたま並んだ場所はカードも現金も使える場所だったので
フランス語を話すお姉さんが

「現金で払うのよ~」

みたいに言って来て
(現金の入り口を指差してたので分かった)

その時は現金で払った済んだのです。

器械が故障してたんだと思った私達、大間違いでした~。

フランス国内の高速ではフィリピンのクレジットカードが使えないのでした。








そんなことも知らず、いざ、ルルドに向かって車を走らせていた私達。
フランスの高速は基本、右車線のみ使用し、
左車線は追い越し専用みたいです。
スペインの場合はそういう感じがしなかったのですが、
フランスでは誰も左車線を走っていず、
走っていたとしても追い越した後に直ぐに右車線に戻っていました。

それが徹底しているのがフランス、という第一印象。

そして新しく高速に上がってきた車からクラクションを鳴らされて

「え、なんで?」

私達が高速を走って、相手が割り込んでくるのに??
と不思議だったのですが、
後で分かったのですが
黒い×印の標識があったら割り込み車に譲って入れてあげる法律なんですって。

相手は当然、入れてくれるものと思って発進したのに
主人がそのまま直進したのでクラクションを鳴らしたのでした。













スペインバスクは牧場が多くて畑はあまり見なかったのですが、
フランス側に入ると畑が目立つようになりました。











まだ国境を越えてそんなに走ってないのに景色が違います。













そしてトイレ休憩にサービスエリアに寄ったんですが、
ここのサービスエリアは上り、下り、共通でした。
出る時に間違えないようにしないと反対方向に行ってしまいますね。

この 「d」の後にアポストロフィーを付けて名詞とつなげるフランス語の多分「of」にあたる使い方は
何度も目にしました。











橋を渡って随分、高速と離れた場所にサービスエリアがありました。












トイレ休憩に寄っただけなのでお店には近づかなかったのですが、
(そして何故かシャワーのマークが)

実はこの時に小銭を全く持っていなかったので
お店で何か買って小銭を用意すべきでした。
まさかカードが使えないと全く思っていなかったのです。



















シャワーとはこのことでした。
寒いのに、使う人居るんでしょうか。
それとも夏だけとか。












スペインからずっと雨で、
天気予報もずっと雨の予想だったので
ぎりぎりまでフランス滞在を途中で切り上げて
スペインに早めに戻ろうか迷っていた主人。

フランスに行く目的は自転車に乗ることだったからです。
大家さんは5日前までに言ってくれた分は返金しますと言ってくれていたので
早めに決断して伝えないといけませんでした。











高速から見える町もスペインバスクとは全く違いますね。
やっぱりフランスという感じがします。















もう、ここは高速を下りた所なんですが、
高速を出る料金所でクレジットカードが使えないとまだ分かっておらず、
スペインと表示が違う為、現金で払えない、カードのみの車線に並んでしまったのです。








カードが使えないと思っていなかったので
この高速チケットを入れてしまいました。

でもクレジットカードが読み取られず、
9ユーロ払えと表示されているけれど
払ってないので遮断機のようなものも上にあがりません。

色々なカードを全部試したけど全滅。
現金で払える車線ではなかったので困った私達は
私が車から降りてインターフォンの緊急時に押すボタンを押しました。

ところが出て来た女性はフランス語しか話せず、
(出て来たと言っても声だけですが)
英語もスペイン語も出来ないのです。

このまま車が料金所から出れないままになるのかと本当に焦りました。

私達の後ろには車が待っていて、
根気よく待っていてくれたのですが、
その方に私は助けを求めに行くと、
初老の女性で、わざわざ車から降りてインターフォンを通して相手の女性と話してくれたのです。

彼女はほんの少し英語が出来たので、
私に 「オフィスで料金を払いなさい」と言いました。

それで車をバックさせ、
(もちろん先にその女性がバックしてくれ)
邪魔にならない所に停め、
料金所の横にある小さな建物に行ったんですが、
そこはオフィスじゃなくて機械室で
無人でした。

ウロウロして困っていたら
さっきの初老の女性が自分の車は料金所を通り過ぎて遠くに停め、
雨の中、歩いて戻って来てくれたのです。

そして私に

「9ユーロ現金で別の車線で払うのよ、
インターフォンで呼び出したら私が話してあげるから、
そしたら会社が9ユーロ払うようにセットしてくれるの。」

と伝えてくれたのですが小銭がない・・・。

そしたら彼女、最初は

「小切手を持ってるなら小切手を切ってくれたら私が9ユーロ払ってあげるわ。」

と言ってくれたのですが、
小切手もなく、

50ユーロと100ユーロ札しかなかったのです。

それで

「いいわよ。この9ユーロあげるから。一緒に行ってあげるから。」

って徒歩で車の通る車線に入ってくれて
インターフォンを押して相手の人と話してくれて、
9ユーロ入れてくれようとしたのですが、
(そして私も主人も他に方法がないので受け取りたくないけど受け取るしかないのか・・・と思っていたのですが)
見ると現金の入り口に50、20、10、5、2、1ユーロなどなどと使える紙幣やコインが書いてあって、
急いで私は50ユーロ札を出し、
彼女にも

「50ユーロで払えます!」

と表示を指さして伝えて、無事に高速代を払うことが出来ました。
(おつりは全部コインで出て来たので遮断機が閉まらないうちにと焦ってかき集めました)

もう涙、涙で、笑っていいのか、泣いていいのか分からなくなった私。
彼女と抱き合ってお別れしました。

今でも思い出すと泣けちゃいます。
名前も聞かなかったし、
聞くのも失礼な気がして聞けませんでしたが、
彼女が居なかったらずっとそこで立ち往生だったことでしょう。

彼女が

「いつか私が中国に行った時には親切にしてね。」

と言った時、私はわざわざ否定しませんでした。
私からしたら中国も、フィリピンも、日本も違う国ですが、
彼女からしたらアジアの国ですし、
そんなに英語も出来ない彼女が必死に私達の為に通訳してくれて
雨の降る中、傘もささずにずっと外で立っていてくれて
自分のお財布から小銭を出してきてくれ、
くれようとして・・・

ありがとう以外の言葉が出なかったです。









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4 コメント

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Unknown (yukinette)
2014-05-19 08:43:25
お疲れ様でした!
あるんですよねえ... 私はフィリピンのカードは日本でもスイスでも使える事が多いですが(使えない時もあります)

以前住んでいた中東のカード... 全敗(笑)
日本でもだめですが、最初ジュネーブでケーキを買おうとしたら使えず、持っていた3枚全滅 T_T

国の信用度がクレジットカードに出るらしく、滞在する国のクレジットカード機関が、そのクレジットカードの信用度をどう判断するか、で違うみたいですね

欧州は地続きなので、特にバカンスシーズンは高速でつっかえてる人少なくないですよ~

良い方が助けてくださってよかったですね^^
こういう困っている時に助けてくれる人がいると、旅の思い出にもなりますよね

ちなみにスイスは高速(通過するだけでも)は40フランかな?年間チケットを買わないといけないので

年間何度も使う人は便利ですけど、通過するだけだとすごい割高です ^^;; (レンタカーには大概貼ってありますからタダですが)
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Unknown (ree)
2014-05-20 03:10:33
ご親切な方がいらして本当によかったですね~。
特に旅先での事、こんなアクシデントがあると不安になっちゃいますもんね。

ここでもそうですよ。
アジア系だと必ずチャイニーズって思うみたい。
日本人、って答えると「でも話す言葉や食べ物は一緒でしょう?」って言われちゃう。

返信する
yukinetteさん♪ (菜の花)
2014-05-20 04:06:39
やっぱり高速の料金所でつかえてる方っておられるんですね・・・(私達だけじゃなくて良かったです)。

中東のカードが全敗・・なるほど。やはり信用度なのでしょうか。ネットで調べるとchip and pin (smart)cards (別名EMV card)じゃないと使えないとアメリカ人がフォーラムなどで言い合っていましたが、何年か前にシティバンクはマイクロチップを埋め込んだカードに変えたように記憶していたんです(実際に私のシティ・ヴィサにもマイクロチップは入っていました)。 でも今調べてみるとアメリカの殆どのカードは今、chip and signatureカードでchip and pin カードとは別ものみたいでした。アメリカがそうなのでフィリピンも多分そうなんじゃないかしら。

そういえば日本で大きな病院に行った時にカードで払いたかったんですが、ピンがないと払えない仕組みで諦めたことがありました。カードを受け取った時にピンが送られて来たとは思いますが、それなのかしら。使ったことがないので分かりませんが、でもこの場合のピンと EMV card はまた違うかもしれませんよね。

そして私達もスペインでは問題なく使えていたんですが、ネットでもイギリス人やアメリカ人(英語で検索するのでどうしてもそれらの国の方が多い)がフランスに入ったとたんに使えなかった~と書き込みしていて、やはりフランスは厳しいのかもしれませんね。スペインの場合も無人で、しかもピンも入れませんし、署名もしない方式だったのですが、問題なく使えたのです。


スイスは利用回数によっては割高なんですね。
レンタカーに貼ってあるのであればいいですが(便利なら余分にお金を取られても旅行者にとってはストレスがない方がいいですね)、ちょっとしか使わないのに払わなくてはならない人達はジレンマなことでしょう。もっとも頻繁に利用する方にとっては割安な値段かもしれません。

本当に良い方が助けて下さって、もちろんスペインでも良心的なお店の人とか多くの良い方に出会いましたが、このフランスのおばあさま、そしてブログには書きませんでしたが、たまたまトイレに来たもう1人のおばあさまがおられて、その方も英語が殆ど出来ないのに暫く立ち止まって熱心に私とそのおばあさまの話しを聞き入って下さって、もう一気にフランスに対してものすごく愛着を感じてしまいました。こういう時は本当にフランス語が出来たらと思いますね。
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reeさん♪ (菜の花)
2014-05-20 04:21:17
>ご親切な方がいらして本当によかったですね~。

そうなんです~。涙
もう感謝、感謝でした。

ネットで調べた時もアメリカ人の方などでフランスの料金所で引っかかって車をバックさせて現金で払い直せと言われた方がおられて、その方は偶然、現金の持ち合わせがあって良かった~と言ってました。

別の方は大学卒業の記念に友達と電車の旅していてある駅について乗り継ぎの切符をカードで買おうとしたら買えず、そこは自動販売機で切符を買う方法と職員が売る方法があったのに、時間が遅くて職員が売る方は閉まってしまい、本当はニースに行く予定が一泊ホテルに泊まって次の日、スワイプでカードを使える職員の販売が開くのを待ったので予定が1日ずれたと書いていて、やっぱり何があるか分からないので現金の持ち合わせは大事ですね。

>特に旅先での事、こんなアクシデントがあると不安になっちゃいますもんね。

料金所の近くにお店とかあれば100ユーロしかなくても両替出来ますけど、な~んにもない場所だったんです。50ユーロが使えたから良かったのですが100ユーロだけしか持ってなかったらと思うとぞっとします。日本なら1万円入れてもおつりは出てきますよね。もう20年以上前の結婚する前くらいの頃はそういえば1万円しかなかったら売店のおばさんに「切符買えないのでくずして下さい。」と頼んだ記憶がありますが、今は多分そんなことはないと思います。

とにかくその方が居なかったら永遠と引っかかったままだったと思います。もちろん誰かに助けてもらうしかないのでトイレに来た人とかに必死に通訳を頼んだりするとは思いますが、料金所でトイレに行く人なんて滅多に居ないでしょうから数時間つっかかっていたことでしょう。そしてフィリピンの人でフランスに旅した人はやっぱり英語もスペイン語も話さない・・と言ってたので、スペイン人は経済危機のせいかもしれませんが英語が上手な人が多かったのでフランスの方がある意味、本当に困りました。

>ここでもそうですよ。
>アジア系だと必ずチャイニーズって思うみたい。
>日本人、って答えると「でも話す言葉や食べ物は一緒でしょう?」って言われちゃう。

やっぱり・・・そうなんですよね、きっと。普通はきっと区別があまりないのでしょう。私も今は違いますが子どもの頃は白人だったらアメリカ人とかフランス人とかイタリア人とか全く同じようなものだと漠然と思っていたので、悪気なくそう思うのかもしれませんね。
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