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老婆猫の縁側日記

パワフルおばさんの呟き

映画「どろろ」「バブルへGOー」を見ました

2007-02-19 12:51:49 | 映画
とうとう「どろろ」を見ました。

大好きな男前の妻夫木君と、唇、とんがらがして、ちょっと悪戯気な柴崎コウちゃん。可愛い。

戦乱の世を治める力を得るために、生まれる子を魔物に差し出す親(中井貴一)、差し出された子(妻夫木君の百鬼丸)。

まるで鉄腕アトムの時代劇版のようでした。
お茶の水博士のような人物(ちょっと名前忘れました?)の手により
仮の体を与えられ成長した百鬼丸は、魔物を倒す毎に、奪われた体の一部を取り戻す事が出来ることを知り、魔物退治の旅に出る。

途中、柴崎コウ扮する「どろろ」と道連れに。「どろろ」とは得体の知れないものの意味らしいが、
これも又、百鬼丸の持つ妖刀を狙っている。

何はとまあれ、妖気迫るくらいの男前の妻夫木君が2,3、場面見ることが出来たことが何よりでした。
又、出てくる妖怪(魔物)が凄い。滑稽で、楽しい。

48体に切り刻まれた体は、今回24体戻ってきたということは、続きが有るようですね~。
何も考えず、大口開けて笑えました。


「バブルでGo-」タイムマシーンはドラム式

バブル崩壊を止めるため、バブル絶頂期の東京にタイムスリップ。
その当時のファッション、ボディコンが凄い(トヨタのパッソのCMのお姉さん)
そして、飯島直子の素顔も驚き、飯島愛ちゃんに、ラモスも、

広末涼子は、一児の母とは思えぬ可愛らしさフル稼働、それに引き換え母親役の薬師丸ひろこは、映画「三丁目の夕日」のままのおばさん(ごめんなさい)これは書かないほうが良いかな。

街中が浮かれ、狂乱の東京。底抜けに明るい東京。
映画は、ドタバタ騒動以外の、何物でもなかったように思うけれど、笑うことは出来た。

最後は、どんでん返しも有り、大笑い。そして、
「洗濯機の中に入ることは危険です。絶対に真似をしないでください」のフレーズの落ちもありでした。

我々田舎には、バブルなんて、余り関係なかったように思うけれど、笑いの原点を見たかな?

映画「硫黄島からの手紙」

2006-12-26 11:03:52 | 映画
話題の映画「硫黄島からの手紙」を見に。
先日テレビでも同じタイトルのドラマの放映があったのもみた。

どちらがとか比べられないが、映画の方は最後まで目が離せなかった。
隣で見ている人(旦那様)は、必ずどこかで「いねむり」「おしゃべり」の迷惑行為をするが今回は無しでした。
『そんな暇は無かった』そうな

私と言えば、所々、リアル過ぎ、壮絶過ぎ、コートを被ったり、手で顔を覆ったりしながらの観賞でした。
やっぱり「戦争はいかん」得をする人は誰もいない……勝っても負けても

そして、お母さんの思い「元気で必ず帰ってきて」は国は違っても同じなんだ。
と、フッと現実に、今お母さんになってしまいました。

出演者、渡辺謙も、中村獅童も、もう一人度忘れの人も大きく見えた。上官達が異様に大きく見えた。
その反対に、二宮君がきゃしゃで、クリント・イーストウッド監督が彼のことを「ウサギの目をした」と評したとか、そのアンバランスが『怖い』

なにより日本人の精神が旨く描かれていたように思いました。「武士の一分」ではないけれど、「日本人の一分」が活きていました。
今は流行らないでしょうけど

そして中村獅童のポジションが最後のほうがボケてしまって、意図的にぼかしたんだと思いますが……
やっぱり彼が「ジ・ハード」「聖戦」をしちゃいけませんよね。
見ていて少々期待はしましたけど。
期待する。そんなあんたが「怖い」映画でした





映画『武士の一分(いちぶん)』

2006-12-10 10:36:14 | 映画
木村拓也主演。話題の映画「武士の一分」。
金曜の朝のテレビで、山田洋次監督の話。

以前、木村拓也を始めて見た時、彼の侍の姿を取りたいと思ったそうな。
早速映画館に、GO-

私的に言うと、ううん?
しかし、スクリーンの中は、キム拓らしさが一杯に広がり、迫真の演技がガンガン伝わってくる。

何と言っても妻(かよ)役の『壇れい』が凄くいい。
彼女のUP場面が多々あるが、『綺麗』見とれてしまう美しさ。まるで弥勒菩薩の様のようで……

『私には守りたい愛がある』ストーリーも判りやすく、山田洋次監督=『寅さん』
ほのぼの娯楽。HAPPY END。
ストーリーの中で、見たくないシーン(?)は見せない心遣い。

大きい声では言えませんが、隣の我が旦那様は「シュンシュン」してました。

家に帰って、公辞苑をひろげ『一分』とは、『一身の面目』と、書かれていました。

映画『7月24日通りのクリスマス』見ました

2006-11-07 10:52:18 | 映画
その日私は、リスボンの7月24日通りで(長崎西通り)彼に出会った。
クリスマスには告白しよう。

地味~なファッション、バサバサの髪、ずり落ちるメガネ。そしてお役所勤め。
恋や現実から逃避し、自分の住む長崎を妄想の街『リスボン』と重ね、
誰もが恋をしたくなる季節『クリスマス』に向けて健気に変身していくサユリ(中谷美紀)のLOVE物語。

妄想の塊なんだけど(遠~い昔、私も恋をしているときはそうだったかな)
ドンクサク(よく転び)そこが又、可愛く、天の声も聞こえたり、思わず応援したていたりして。

憧れの王子様は、微笑みの貴公子?(大沢たかお)優しくて、
押し付けがましくなく、誠実で……
コミカルでファンタジックで、ほわ~んとしたストーリに加えて、
出演者がYOU・小日向文世・劇団ひとり・癒されまくりでした。

可愛そうなのは、幼馴染みの佐藤隆太君。いつも振られ役。
彼のハッピーエンドも見たいな~と、思いつつ

物語はハッピーエンドに向けて進む。
リスボンのロマンティックな街並みに、クリスマスソングがぴったり。

今年は間に合わないけれど、来年のクリスマスにはリスボンに行けたらいいな~
今から


映画「佐賀のがばいばあちゃん」見たよ

2006-09-14 17:17:42 | 映画
 昨日、映画「佐賀のがばいばあちゃん」を見てきました。
数ヶ月前に単行本の帯の、ビートたけしののコメント
「こんちきしょう、洋七はばあちゃんという、すごい財産をもっていやがった」に、思わず本を買った事も有り、
楽しみにしていました。本はとにかく、面白く、一気に読んでしまった。

 広島から佐賀の祖母に預けられた昭広少年(島田洋七)の小学生~中学生までの生活が、
貧乏だけれど、楽しい、笑いが一杯あふれ、セピア色に郷愁を憶えました。

がばいばちゃんの、フレーズががばい(すごい)
「悲しい話は夜するな。
     つらい話も昼にすれば何と言うことも無い」

「人に気付かれないのが本当のやさしさ、本当の親切」

「うちは明るい貧乏だからよか。
 金持ちになったら、いいものを食べたり、旅行に行ったり忙しい。
 いい服着て歩くと、こけるときも気ーつけてこけなイカン……」

テスト勉強の昭広少年が、「ばあちゃん英語がサッパリ判らん」
「じゃー答案用紙に、私は日本人ですと、書いておけ」
「漢字も判らん」
「じゃー、ひらがなとカタカナで生きていきますと、書いておけ」

こんな台詞が、至るところにあり、笑ったり、泣いたり、とにかく忙しかったです。

忘れていた大事なものが見つかったような
人が生きていく上で必要なことが凝縮されているような映画でした