七色地方の桜が、満開になりました~!
ここは、家の近所にある個人病院の桜の古木。
この桜の木を見ると2年前のことを思い出す。
七色がまだパピーだった頃、
社会化の為に、車や騒音に慣れさせようと、この道をよく散歩した。
ところが七色は、車の音、側溝、自転車、子ども、全ての物に過敏に反応して、
数メートルおきにぶっ飛んでグルグル回った。
狭い舗道から車道に飛び出さないように、いつもリードを固く握りしめ、ヒヤヒヤしていた。
こんな七色でも、日々、色んな体験を積むことで、いつかは普通に歩ける日がくるはずだと信じていた。
そして、「 ぶっ飛ぶ前にシットで防ぐ! 」 作戦が功を奏してきた頃、
七色の様子を見た訓練士さんから、こう言われた。
七色は極端に神経質な性格なので、無理に社会化をしなくていいです。
散歩は家の近所だけにして、いつも同じ場所にした方がいいと思います。
ショックだった。七色が不憫だった。
こんなに頑張ってここまでにしたのに、これから新しい経験をいっぱいさせて、大人の階段を1段ずつ上っていくはずだったのに・・・・
この桜を見ると、あの頃の七色を思い出す。
あの頃の七色を考えたら、今の七色はかなりの成長を遂げたんだな~と思ったら、
この薄い胸が熱くなった。
「 ななタン そつぎょう おめでとうでしゅ 」
・・・・・・いつ卒業した??
成長した七色隊員は、
スーパーのペットパークに連れて行かれた。
ペットパークの前に着くと、初めて七色が自分の意思を表した。
ここで待つのは嫌だと言った。
「 こわいひとが いっぱいくるでしゅ。 」
どう考えても、よっぽどの犬好きでない限り、
ここに犬がいることもわからないし、( 吠えないし保護色になってるし )
触ったりする人もいないと思っていた。
「 ななタンは そんざいを けしていましゅ。 とうめいななタンでしゅ 」
戻ったら、ラブ好きだと言うおばさんが近づいてきて、こう言った。
「 とてもお利口さんに待ってたわよ~。 話しかけても全然、動かないし、本当におとなしい子なのね~。男の人がね、触ろうとしたら、後ずさりしたのよ。あ この子は男嫌いだな~って言って、帰って言ったわよ。 それにしても良い子すぎてビックリよ。訓練したの?? もしかして、盲導犬関係の子?? 」
「 ななタンは たいちょうのくんれんをうけた ただの どうもけん でしゅ 」
そう言うと、
ラブ好きのおばさんに、吠えて飛んだ。
「 あらあら、ママが来たら安心してやっと本当の姿を見せたわね~。」
おばさんは嬉しそうにそう言った。
隊長は七色に、「 お前にワンという言葉はない。吠えるのは1回まで。」 と言いきかせている。それが今日はこのおばさんに珍しく3回も吠えた。それだけペットパークで我慢していたのだと思う。
七色にとって、ペットパークは、病院の診察室と同じくらい嫌な場所であることが今日、判明した。そんな七色に 励ましのワンパンチ
にほんブログ村
ここは、家の近所にある個人病院の桜の古木。
この桜の木を見ると2年前のことを思い出す。
七色がまだパピーだった頃、
社会化の為に、車や騒音に慣れさせようと、この道をよく散歩した。
ところが七色は、車の音、側溝、自転車、子ども、全ての物に過敏に反応して、
数メートルおきにぶっ飛んでグルグル回った。
狭い舗道から車道に飛び出さないように、いつもリードを固く握りしめ、ヒヤヒヤしていた。
こんな七色でも、日々、色んな体験を積むことで、いつかは普通に歩ける日がくるはずだと信じていた。
そして、「 ぶっ飛ぶ前にシットで防ぐ! 」 作戦が功を奏してきた頃、
七色の様子を見た訓練士さんから、こう言われた。
七色は極端に神経質な性格なので、無理に社会化をしなくていいです。
散歩は家の近所だけにして、いつも同じ場所にした方がいいと思います。
ショックだった。七色が不憫だった。
こんなに頑張ってここまでにしたのに、これから新しい経験をいっぱいさせて、大人の階段を1段ずつ上っていくはずだったのに・・・・
この桜を見ると、あの頃の七色を思い出す。
あの頃の七色を考えたら、今の七色はかなりの成長を遂げたんだな~と思ったら、
この薄い胸が熱くなった。
「 ななタン そつぎょう おめでとうでしゅ 」
・・・・・・いつ卒業した??
成長した七色隊員は、
スーパーのペットパークに連れて行かれた。
ペットパークの前に着くと、初めて七色が自分の意思を表した。
ここで待つのは嫌だと言った。
「 こわいひとが いっぱいくるでしゅ。 」
どう考えても、よっぽどの犬好きでない限り、
ここに犬がいることもわからないし、( 吠えないし保護色になってるし )
触ったりする人もいないと思っていた。
「 ななタンは そんざいを けしていましゅ。 とうめいななタンでしゅ 」
戻ったら、ラブ好きだと言うおばさんが近づいてきて、こう言った。
「 とてもお利口さんに待ってたわよ~。 話しかけても全然、動かないし、本当におとなしい子なのね~。男の人がね、触ろうとしたら、後ずさりしたのよ。あ この子は男嫌いだな~って言って、帰って言ったわよ。 それにしても良い子すぎてビックリよ。訓練したの?? もしかして、盲導犬関係の子?? 」
「 ななタンは たいちょうのくんれんをうけた ただの どうもけん でしゅ 」
そう言うと、
ラブ好きのおばさんに、吠えて飛んだ。
「 あらあら、ママが来たら安心してやっと本当の姿を見せたわね~。」
おばさんは嬉しそうにそう言った。
隊長は七色に、「 お前にワンという言葉はない。吠えるのは1回まで。」 と言いきかせている。それが今日はこのおばさんに珍しく3回も吠えた。それだけペットパークで我慢していたのだと思う。
七色にとって、ペットパークは、病院の診察室と同じくらい嫌な場所であることが今日、判明した。そんな七色に 励ましのワンパンチ
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ラブラドールは人間好きのDNAを持って生まれてきてるのだと思ってましたけど、七色はどこに置き忘れてきたんでしょうね。これからその忘れ物を取りに行かないと。
テンママさん
人好きのラブだったら、車で待たされるよりもペットパークの方が楽しいかも知れないですけど、でも安全が保証されるものではないので、短時間が原則ですよね。このスーパーは3頭分のスペースがあるのですが、滅多にペットがいないので、自転車置き場になってることもしばしばです。
ジャハナ父さん
そうですね。桜はものを思わせる。その通りです。日本人にとって桜の花は、特別ですよね。
・・・アンバちゃんの命日でしたか。アンバちゃんのいる虹の橋の向こう側にも桜が咲いているのでしょうね。
このおばさんもラブを飼っていると言ってました。ラブなのにどうしてこんなに落ち着いて大人しく待っていられるのか知りたかったみたいです。私を見てピョンピョン飛んでる姿を見て安心したみたいです(笑)
立派な桜の木がありましたね!もう満開かな~
桜の季節は散歩も楽しい!
散歩コースのお話、あれはやはり盲導犬になるという前提で
神経質ならば、それを呼び起こす様な事はしなくても良いと
言う事だったのでしょうか?どうも犬ならば、それは
あまり気にせず、少しずつ慣らしていくという考えかな?
最近思うんです。ウェリナは興奮するから、他のワンコが
散歩しそうな時間をさけて行くのが良いのか、それとも
ドンドンそういう時間に言って「慣らす」方が良いのか・・
隊長さん、よく七色を引き取る決心をしました。おかげで豊かなパピーウォーカーの経験を活かせなくなりました。
がッ、“極端に神経質な”七色の犬生は保障されました!
ラブ好きだという女性の犬を観る眼はすごいです(その方もラブ飼いだったり?)
今日はついでに私もモノを思わせてもらいます(2年前、先住犬が逝った日なので)。
七ちゃんはとっても緊張して、我慢の時間なんですね。
テンは置いていかれるのをものすごく嫌がります。留守の間誰かが来たら
「やったぁお友達~~遊ぼう」
と尻尾をフリフリ吠えて飛びます・・・。
ペットパーク未体験ですが、もし利用したら
知らない人にもついて行きそうでかえって怖いです。
満開ですか~、いいですねぇ
ななタンは、見知らぬ人に、しかも1犬で、触られるのが、このうえない苦痛なんでしょうね。たとえ、そこに愛があったとしても・・
猜疑心はどこまでも続くんでしょうかねぇ。
やれやれ