名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

@ 非論理エッセイ 【貝原益軒の言葉】

2023年09月07日 | 日記
「食は身を養うものなり。飲食をもって、却って身を損なうべからず。善きことと悪しきことは、心の作用と深く関わる。食は、慎ましく愉しむべし」

 いいですね。こんな風に考えて生きている人が、本当の智者だと思います。益軒先生には貝原損軒という正反対の号もあります。矛盾を同時に思考なさる益軒先生風に、反対を考えてみましょう。

「食は楽しむものなり。飲食をもって、身を損なうくらいでないと、美食家とは云えず人生も観えない。美食は、心を養う。食は、贅沢に選ぶべし」

 要するに、何を美食と考えるかによるのかも知れません。

 さて…あなたは、どちらでしょうか。

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