小沢健二の8cmシングルを、思い出したように1枚ずつ紹介していくシリーズ。
今回は6枚目、1995年元旦リリースのノベルティ・ソング。
小沢唯一の自作でない詞を歌ったシングル。そして実は一番売れたシングルらしい。だからアルバム未収録なのに、レア感ゼロ。
①カローラⅡにのって トヨタカローラⅡCMソング
作詞:佐藤雅彦・内野真澄・松平敦子、作曲:内野真澄、うた:小沢健二
ギター+ストリングス+パーカッションのシンプルなバッキングに、小沢のつぶやくような声。ワンコーラスがCMサイズ(15秒弱)、ハナウタ系メロディの繰り返しで6番まである。この時期既に「ラブリー」のヒットでハジケキャラが定着しつつあった小沢。このシングルで、あえてインテリサイドを強調したかのような静かな語り口にしてみたのは、佐藤雅彦の戦略だろう。佐藤雅彦はご存知「バザールでござーる」「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」などを世に送り出した、人心を掌握する術に長けた才人。当時はまだ電通の人だった。
②カラオケ
定価500円、5枚で100円とかだったような。
横型ジャケの右下隅に径8mmほどの小沢の顔が確認できる。大きい写真はフランスの街角に停まるカローラⅡと、犬を連れたおじさん。手書きの文字は佐藤雅彦による。
3年後、カジヒデキも同じ車に関わる。Trattoria Menu. 153
①カローラⅡに恋をした
作詞:加地秀基・藤曲厚司、作曲:加地秀基
まだこの頃はトーレとの接触はなかったはずだが、タンバリンで録音した、と言われればそうかなと思ってしまいそうな北欧サウンド。ここまで自分でできるのなら、わざわざスウェーデンまで行かなくても…と思わなくもない。
②カラオケ
定価714円、レンタル落ち100円。
カフェオレと食べかけのドーナツ(多分ミスドのオールド・ファッション)、そしてカジくん&犬のキーホルダー。これでもか!と婦女子が喜びそうなアイテムを並べてみたって感じ。そう言えば、女性ドライバーの日常スケッチみたいなCMだったし、ターゲットは若い女性だったのね。今ごろ気付くなってハナシか。
小山田主宰のトラットリア・レーベルから、この曲がリリースされた98年は、小沢最後の8cmが出た年でもある。世間的には、だいぶ大人しくなったね小沢クン、なんて囁かれていたレイト90's。蛇足ながら「恋とマシンガン」を2002年に使用したのは日産マーチだった。
カローラⅡCM関連では、80年代には原田知世「雨のプラネタリウム」が使われていた。
ちなみにカローラⅡは1999年生産中止になったとのこと。前世紀のクルマなんだな。
今回は6枚目、1995年元旦リリースのノベルティ・ソング。
小沢唯一の自作でない詞を歌ったシングル。そして実は一番売れたシングルらしい。だからアルバム未収録なのに、レア感ゼロ。
①カローラⅡにのって トヨタカローラⅡCMソング
作詞:佐藤雅彦・内野真澄・松平敦子、作曲:内野真澄、うた:小沢健二
ギター+ストリングス+パーカッションのシンプルなバッキングに、小沢のつぶやくような声。ワンコーラスがCMサイズ(15秒弱)、ハナウタ系メロディの繰り返しで6番まである。この時期既に「ラブリー」のヒットでハジケキャラが定着しつつあった小沢。このシングルで、あえてインテリサイドを強調したかのような静かな語り口にしてみたのは、佐藤雅彦の戦略だろう。佐藤雅彦はご存知「バザールでござーる」「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」などを世に送り出した、人心を掌握する術に長けた才人。当時はまだ電通の人だった。
②カラオケ
定価500円、5枚で100円とかだったような。
横型ジャケの右下隅に径8mmほどの小沢の顔が確認できる。大きい写真はフランスの街角に停まるカローラⅡと、犬を連れたおじさん。手書きの文字は佐藤雅彦による。
3年後、カジヒデキも同じ車に関わる。Trattoria Menu. 153
①カローラⅡに恋をした
作詞:加地秀基・藤曲厚司、作曲:加地秀基
まだこの頃はトーレとの接触はなかったはずだが、タンバリンで録音した、と言われればそうかなと思ってしまいそうな北欧サウンド。ここまで自分でできるのなら、わざわざスウェーデンまで行かなくても…と思わなくもない。
②カラオケ
定価714円、レンタル落ち100円。
カフェオレと食べかけのドーナツ(多分ミスドのオールド・ファッション)、そしてカジくん&犬のキーホルダー。これでもか!と婦女子が喜びそうなアイテムを並べてみたって感じ。そう言えば、女性ドライバーの日常スケッチみたいなCMだったし、ターゲットは若い女性だったのね。今ごろ気付くなってハナシか。
小山田主宰のトラットリア・レーベルから、この曲がリリースされた98年は、小沢最後の8cmが出た年でもある。世間的には、だいぶ大人しくなったね小沢クン、なんて囁かれていたレイト90's。蛇足ながら「恋とマシンガン」を2002年に使用したのは日産マーチだった。
カローラⅡCM関連では、80年代には原田知世「雨のプラネタリウム」が使われていた。
ちなみにカローラⅡは1999年生産中止になったとのこと。前世紀のクルマなんだな。
そのカローラシリーズも、さすがにしのはら&ユースケのカロゴンズまでくると手詰まり感が拭えませんでしたが、キラいではなかったですね。
あと、山下達郎氏の『アトムの子』は以前、すぐ店頭から姿を消した"キリンゴールデンビター"なる缶ビールのCMにも使われていたのですが、最近になって別のクライアントで再使用されたのには驚きました。
カロゴンズ!そういやカローラですね。忘れてました。
タツローは何度でも使ってもいいことになってるようですね、業界的には(勝手な憶測)。そのうち同時に2社が同じ曲使ったりして。別な業種ならアリかも。