失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ハミングがきこえる」カヒミ・カリィ 1996年

2005-06-01 | KO系
さくらももこモノ2枚。

左、カヒミ・カリィ盤。Trattoria Menu.95
①ハミングがきこえる アニメ「ちびまる子ちゃん」主題歌
作詞:さくらももこ、作曲・編曲:小山田圭吾
ちびまる子とカヒミ・カリィ。どう考えてもミスマッチな企画が通ってしまう不思議。きっとさくらももこからのオファーなんだろうけど、こういう磁場から世の「珍品」は生まれてくるに違いない。しかしこの作品は至って真っ当。意外な感動作になってる。なんというか、「叶わない夢」のような美しく哀しい世界が描かれていて、小山田の遊びのあるアレンジも成功している。ある意味「ヘッド博士」にも通じる世界観。さくらももこってなかなか侮れない作詞家かも。
②カラオケ。

定価600円と低価格。新品で購入。ジャケットはカヒミの写真の上に落書き風のさくらのイラストが加えられている。真中はCDではなく、発売時に作られたジャケットサイズのチラシ。二つ折りで、中は歌詞とカヒミのディスコグラフィー。ちょっとコレクターズ・アイテム?

右、ホフ・ディラン盤、1997年。
①コジコジ銀座 TBSテレビ系アニメ「さくらももこ劇場 コジコジ」オープニング・テーマ
作詞:さくらももこ、作曲:ホフ・ディラン
これもなかなかスケールの大きな作品。ふざけたように聴こえるヴォーカルも曲に合っている。
「すごいだろ ファンタジックとかって そういうものなのさ」ってすごい詞じゃない?宇宙生命体コジコジが活躍する(しない?)学園もの漫画「コジコジ」がそうだったように、メルヘンやファンタジーとかいったものを相対化する視点がさくらももこの詞の魅力だ。ドラムの音の処理など、サウンド面でもなぜか上のカヒミ(小山田)作品と共通するところがある。
②世界の国からコンニチハ
作詞・作曲:小宮山雄飛?
2分半のギターポップ。
③歌を作って歌うひと
作詞・作曲:渡辺慎
1分半のキャンプ・ソング。
④⑤⑥は①②③のカラオケ。何と6曲入り!

定価816円、レンタル落ちで100円。ジャケットはもちろんさくらももこ画。

世界広しと言えど、大滝詠一と小山田圭吾の二人と共作した作詞家はさくらももこだけ。だろう。

さくらももこ関連
レッツオンドアゲイン

ポケットが虹でいっぱい さくらももこランド「谷口六三商店」主題歌

うれしい予感 アニメ「ちびまる子ちゃん」オープニング・テーマ


こんなにさくらももこモノCDを持ってる私って…いったい…(まる子風)

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1 コメント

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吉報 (CFB48)
2016-03-26 22:09:20
今、曲をパソコンに取り込むのに配信サイトMORAを活用してますが最近短冊が増えてきました。
このカヒミやポンポコリン・パードル・篠原・EAST・米光・電気・米米・今井・SPEED・MAX・安室・嘉門[1曲のみ]・ジッタリンなどです。
これは吉報です。
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