素人が書いた野菜作りの本

野菜作りの本を作成してみました、一度見て下さい。 nakai.manabu@rouge.plala.or.jp

農業レポーNo. 838 コシアブラ

2012年03月27日 07時17分49秒 | 日記

                  こしあぶら


  
    

昨年、コシアブラの新芽(4月15日)を畑の仲間が持参され、おばさんの料理教室でゴシアブラご飯を作り食べ、ホロ苦みの旨みが忘れられない。今年もお願いして食べます。
 こしあぶらの木は冷涼な峰地などを好み、自生地も限定されることや、20メートルほどの高木になることから、たらの芽などとちがい新芽の採取は困難ですが、新芽を塩茹でしてご飯に混ぜて食べるのは最高。
 秋の紅葉時には、葉の色が黄色から透明な白色に変り、その姿は秋の紅葉の中でもひときわ美しく映えます。 
 こしあぶらの木は、低地里山から高山の林地にも自生しており、採取時期は長く、奥山では7月中頃まで採取ができます。里山では山菜が終了しても、高山のこしあぶらは山の雪どけ時まで採取ができます。 
 こしあぶらの花は夏8月ごろ淡黄緑色の5弁花をつけます。その後黒紫色の球形の実をつけ、この実から発芽します。新芽の採取は、引き寄せて採取します。
 養分が豊富に含まれているのでとても風味があり、おいしいです。ただし、コシアブラ独特の強い苦味があるが、天ぷらや和え物やおひたしやなども美味しい、保存食として塩漬けにも良い。