ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

八景の棚(はけのたな)にて

2007年02月23日 19時14分27秒 | 花と自然
車を修理に出した。1日中、雨。
米軍機の騒音を聞きながら読書。エーリッヒ・フロム、高橋哲哉など・・机の上の積み重なった資料に憂鬱になる。本棚が必要になってきた。何かとお金がかかることばかりだ。水道工事もしたいし、壁も塗り替えたいし(いっそのこと七色の虹にしようか)、使っていない和室は有効に使うために模様替えしたい。畳みはもう、不経済かも知れない。でも、障子は好きだ。気持ちが落ち着く。

経済効率で考えると、日本的なものがどんどん失われていくような気がする。庭なども、最近の住宅で枯山水などといっても、笑われてしまいそうだ。ガーデニングなどというけれど、「趣味の園芸」といっているNHKを、それだけは評価したい。これって、右傾化だろうか。

ここまで書いたところで車がもどってきた。うれしい。依存していることがわかる。さて、3割引の刺身でも買ってこよう。

写真は、キャンプ座間の帰りに、相模川を望む春のようなうららかな午後、「八景の棚」にて。この立ち位置の左側に英霊を祀る碑がある。まだ、被害者意識からは脱却していない、加害を知らない「無知の石碑」でもある。歴史認識のちがいではすまない事実が、これから暴かれていくことだろう。怖れているのは政治家だけではないのだろう。

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4 コメント

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Unknown (たけ)
2007-02-24 02:02:12
ブーゲンビリアさんは戦争で亡くなった人を慰霊するだけで「まだ、被害者意識からは脱却していない」「加害を知らない、無知」と罵倒なさるようですが、これは当時を生きていた人への最大の侮辱に当たることですよ。どう見ても、「戦争で死んだ兵隊は馬鹿で野蛮な侵略者だけど、ちょっとだけ哀れんでやる。わたしたちは平和と憲法を愛する素晴らしい地球市民だ。せいぜい感謝しろ、亡霊ども」と言っているように見えます。まあ以前、「靖国神社に来るおじいさんに云々」と書かれたのを読んだ時点で、もう半ば諦めてはいますが。
少なくとも、現在の価値観を絶対視して、過去を必死で生きて死んでいった先人を罵倒することは、私にはできません。
それと、「歴史認識のちがいではすまない事実」の意味をもう少し説明してくださるようお願いします。
あの戦争において、日本だけが悪者ではなかった事実が広まることによって、中国やアメリカの歴史認識が危うくなることなら理解できますけれども。
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たけちゃん (ブーゲンビリア)
2007-02-24 07:16:56
日本だけが悪かったなんて言ってないですよ。
ドイツと比べたら、あまりにも事実を隠蔽して、国民には知らせないし、国民も都合の悪いことは死ぬまでいわないで、遺族年金をたくさんもらっていますね。
アメリカや旧ソ連が参戦したのも悪いですね。パールハーバーなんて奇襲作戦でもなんでもない、ルーズベルトの陰謀だったなんて・・・ NHKでやってましたね。
でも、アメリカは情報公開が進んでいて、日本人が行っても国立公文書館なども見られるそうですね。日本はもっと、情報公開すべきだと思います。また、ドイツのように、過去を清算すべきです。
アジアでなにをしたか、とくに中国の人は絶対忘れないと思いますよ。これからの外交で、中国は重要な役割を果たすのではないでしょうか。中国にはかなわないと思います。
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反論 (たけ)
2007-02-24 13:15:54
日本は中国を含め、戦争の被害を与えた全ての国に謝罪し、賠償もしていますよ。戦争犯罪に関することについても、隠蔽したという話は聞いたことがありません。
ドイツはナチスの犯罪(主に民族迫害)に関しては謝罪と賠償をしてますけど、戦争そのものに関しては一言も謝罪してませんし、賠償もビタ一文払っていません。
それどころか、「大戦中における国防軍(ドイツ陸軍)の戦争犯罪」という展覧会が開かれた時には、中止を求める大規模なデモすら起こっています。
口に出す人はいませんが、欧米やロシアと戦ったことを誇りに思っている人も、ドイツには少なくないそうです。
つまり、戦争犯罪を全てナチスのせいにして、「金は払うし謝罪もするが、今の自分達は関係ない」というのがドイツの立場です。本当に日本もこれを見習うべきだとお考えですか?
かつての大日本帝国とナチスドイツが同類であったと考えてらっしゃるのであれば、それは根本的な誤りですよ。いつ、日本軍が中国人や朝鮮人(昔の韓国人という意味で差別ではありません)を絶滅させようとしましたか?
最後に、「中国にはかなわない」とおっしゃられていますが、自ら敗北宣言、従属すると宣言してどうなさるんですか? とても平和運動家とは思えない発言に思えるんですけど。
仮に私が、「アメリカにはかなわない」と言えば、ブーゲンビリアさんは烈火のごとく怒るか、嘲笑するかのどちらかですよね。今まで何度も質問してますけど、アメリカ(の軍隊や核兵器)はダメだが中国(の軍隊や核兵器)はいいという理由を教えて下さい。
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Unknown (シューティングメーカー)
2007-02-24 13:29:40
では良いことをしたことは書かないのですか?

私のお父さんのおじいさんは兵士としてはそこそこ上の人で海軍に所属していた当時マレーシアあたりの外地へ出兵させられたそうです。軍票と言って日本政府が発行するお金の代わりの紙切れはまったく価値がなかったのでタバコなどが通貨の代用をしていました。私の父のおじいちゃんはその頃はまだ15~16でたばこを吸うふりから吸うようになって多く配給してもらうことでなんとか米などの食べ物を少しでも多く食べることができました。偉い人でも大変だったんですね。

私は今まで骨折は1度もなく交通事故も少なく病気にも悩まされずに身体的な意味で運が強いのはお母さんのおじいちゃんゆずりだと言われていてお母さんのおじいちゃんは陸軍の単なるいち兵隊に過ぎなかったのですが4回も戦場で戦わされて五体満足帰ってきたそうです。何度も殺されるかもしれない場所で全然知らない敵を殺すのはとても怖いことです。今はもう天寿を全うしてしまいました。とてもおとなしく優しい人でそんなことを過去にしていたなんて信じられないでした。でも今でもあの優しさをおびた笑顔にはなにか強いものを感じました。

私のお母さんのおばあちゃんは満州の病院の婦長をしており怪我した中国人の子供がいたので無条件で治してあげたそうです。その時代では日本の兵隊さん←日本民間人←中国人の基準で治療するそうです。翌日になって治療してあげた子の親がたくさん卵をもってきてゆで卵をみんなで食べたそうです。(水しかなかったんですね)
病院の設備や物資を奪おうと馬賊までやってくるようで病院内にはふたりの警備兵が守っていました。
(どこの国の兵隊さんかわかりますよね?)


ところではなしはかわって第二次世界大戦当時インドネシアの国ではオランダやポーランドなどのヨーロッパの軍隊がインドネシア人を奴隷同様なことをしていたようです。
ほぼ偶然だそうですが日本軍が侵攻しはじめてインドネシア人を奴隷にしていたヨーロッパ連合を撤退させたそうです。感謝したインドネシア人は
「これで私たちは独立ができるありがとう」と
それを聞いた日本の軍組織は
「なにを言っている、これからは私たちの指示に従ってもらう」と言ったそうで
「これじゃぁ奴らと同じじゃないか!」
と激怒したそうです。日本軍は
「落ち着きなさい。必要な教育を受けずにどうやって独立をするのだ?私たちも独立ができるよう協力しよう」
という歴史もあったようですよ。
そして日本が敗戦してからインドネシアにとりのこされた日本軍は独立をしてからインドネシアがまた蹂躙されたのに対してもう負けたのだから復員すればいいものの一緒に戦ってくれたそうです。
その後インドネシアの偉い人が
「彼らがいなかったら私たちはペンを持つことも許されなかったかもしれない」

そんなもうひとつの歴史もあったようです。
人間も同じですよね?短所の他にも長所をみるようにすること。授業を聞いてると今の日本の学校では教えてもらえないことってたくさんあります。
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