首里の犬

ゆいレールの駅、首里で降りてコインロッカーに荷物をしまい、デジカメをぶらぶらさせて、首里城をめざして歩いた。目印はあるし、まちがえるはずはないのに、迷い込んでしまう。ブーゲンビリアは咲いていないのかなあと探した。路地に入ると、川があり、橋があり、住んでみたい家がある。犬が出てきて、ついてきた。飛び上がったり、ほえたり、はしゃいでいる。大きな犬を連れたおじさんが来て、「お宅の犬ですか」と言った。よく言い聞かせて、振り返らないで、路地を曲がった。