久しぶりのパソコンネタです。
私は、まがりなりにもコンピューター業界にいるので、パソコンにへんてこなこだわりがあったりする。
一般的には、パソコンのスペックが、とか、グラフィックカード(私は古い人なのでビデオと表現する)がとか?そういう仕様や機能にこだわられる方が多いと思う。
いやいや、私もそういうのには少しはこだわりますよ。
2年ぐらいまではCPUはXEONにこだわってましたし、ビデオもスピードより色の発色が良いマトロクスというビデオカードをずっと使い続けていた。
CPUのXEONについては、Core2DUOのCPUが出てきたあたりからたいした価値観がなくなってしまった。それまでは物理的にDualCPU、へたしたらソケット603系XEONのCPU4発乗せなんてのを好んで使っていたのだ。(そういうサーバ機、ワークステーションが企業からの払い下げで私の手元にめぐってきていた)
でもねー、Core2あたりから、そういった物理的複数のCPUを搭載したPCとの使用感に差を感じなくなってきて.....
と、そんなことはどうでもいいやねー。
本日のお題です。
私がパソコンいじりで拘っているもののひとつは、キーボードです。
世間一般では、マニアな人のみが拘っている感のあるキーボードなのです。
私が、いままでメインPCに使用しているものは、かれこれ20年くらい前の代物だと思います。
Windows3.1が出回っていたころの産物です。その当時の日本語キーボードです。コネクタもATというタイプです。
その後、AXキーボード(これは業界の者でも存在をしらない人が多い)の日本点検品質に惚れ込んで、三菱とソニーのAXキーボードを5年くらい前まで愛用してきました。
AXキーボードという、まるでマッキントッシュ配列のような、富士通ワープロ系のキーボード(オアシスキーボード)のような中途半端なキー配列は、周りから超変体といわれていたものです。
そのAXキーボードもずっと使用していたかったのですが、パソコンが高速化するにつれて、古いキーボードがだんだん使えなくなってくるのです。
つまり、パソコンのスペックが早くなると、キーボード割り込み制御が、古いキーボード内の制御基盤と愛称が悪くなるというものでした。
それで、5年くらい前にメインパソコンを入れ替えたタイミングでAXキーボードが運用できなくなり、ヤフオクにて同様にAXキーボードを愛でられている方のもとへ嫁がせました。
そして、20年来愛用していたキーボードに戻って5年ほど使用してきました。
話変わって、今年の正月休みにメインパソコンを入れ替えました。
世間で言うXP問題です。それって去年の春でしょ?って突っ込まれそうですが。
私は特にXPで問題もなく、ウイルスに関しても相応に知識と対策をしているので、そのままXPを使い続けてました。
でもねー、世間の波には勝てません。取引先がVISTA以降のPCに切り替わり、データのやりとりをするのにVISTA以降のソフトを用いないといけない場面が出始めたのです。
面倒だねーと、しぶしぶVISTAなPCに入れ替えです。(もちろんのように型古のワークステーションに機種変更しました)
私が愛用しているカッティングプリンタのドライバがVISTAで使えなくなり、その他、制御系のソフトは全滅になりました。
まぁー、XPなPCを絶滅しないように廃墟棚に放置しておけばいいだけのことですが....
ともかくVISTAにして一番困ったことが、愛用のキーボードがまったく使えなくなりました。
起動時(コンピュータ業界ではPOSTと表現する)に、キーボードをまったく認識しないのです。キーボードのNumLockとかのLEDが定期的に点滅する病になっています。
思わずPC本体のPS/2コネクタ(キーボードのコネクタ)が故障しているのかと思いましたよ。
手元にあるいろんなキーボードを突っ込んだところ、すごくチープでしょぼくて軽い平べったいポチポチ感触のキーボード系のものならなんなりと安定動作します。(つまり最近のキーボードだと動くのです)
私が気に入って予備として数枚キープしているキーボードは軒並みだめ、または、漢字変換などで挙動不審になったり、VISTA起動時にキーボード認識のタイミングでフリーズしたりと駄目なのです。
くそー、私は、キー押しのストロークが深くて、底突きした時に心地よく押し返すキースイッチでないと嫌だぞー。
ポチポチのペラペラキーボードは駄目だぞー。と、ストレス満開で渋々いまどきの無音に近いキーボードを使っていたのです。
そして1ヶ月ほどしてから、そういえばUSBキーボードならいいのか?と、何をいまさらなことに気づきます。ここに気づかない私は、きっとスバル修理と実家の相談事で頭がオーバーフローしていたのでしょう。
倉庫より、とりあえずキープしていた、USBのMSナチュラルキーボードを発掘して、USBへインサートです。
おおっ、USBならご機嫌で動作するじゃないか?
と、久しぶりのナチュラルキーボードを少し堪能です。
うんうん、この八の字も、キータッチが心地よいよねー。と鼻歌モードです。
そして、資料をめくりながら作業をする段になりました。
私の知人全員が「エッ」と驚く片手ブラインドタッチ開始です。
そこは、まるで楽器のキーボードを弾むように手のひらを空中に浮かせてノリノリで押し始めたら。
そうだナチュラル配列だった。片手ブラインドタッチができん。
と、ここで撃沈しました。
両手打ちならナチュラルキーボードがベストなんだけどねー。私は必要に迫られて片手打ちになることが多々あるのですよ。
左手で資料をいじりながら、右手だけでキーボードを愛撫するというもの。
もちろん、目線は資料とモニターを見つめるんですけどねー。
まぁー、それができないから、このUSBナチュラルキーボードは倉庫に保管したんだっけ。
ということで、またしばらくペラペラキーボードに戻り、キータッチストレスを受け続けます。
そして、いよいよ嫌になって、ヤフオクでメカニカル系のごついキーボードを物色しはじめました。
そうだねー、やっぱりトーブレ(そういうブランドです)の選択しかなくなるのか?めっちゃ高いぞー。
それだけ高い投資しても、自分のキータッチに満足するかは不明だぞー。
新品を買うといつも初期不良を引くという、ジャンクの神様が与えるジンクスもあるぞー。
そうこうしていたら、「PS/2-USB変換」なるアダプターが出品さてれいるのに気づいた。
いやー、これって隙間商品だねー。それも、いかがわしい香りがプンプンするねー。
単なる変換だけではないだろうなー。英語仕様キーボード配列しか使えなかったりしないだろーなー。
でも、どうせ大陸の製品だろうから、漢字圏のいかがわしい製造製品なら、いろんな国のキーボードにいける可能性が高いなー。と、逆の発想もでた。
まぁー博打してもしれている、缶コーヒー3本ぐらいの価格だ。
ヤフオクだと送料がかかるので、念のためネット通販アマゾンも確認。
ふむふむ。アマゾンにも400円までであるねー。それも送料無料だー。ということでアマゾンより購入です。
商品名が「変換名人 変換ケーブル USB-PS2変換(2分岐)」、「型番:USB-PS2」という代物です。
さっそく、こいつに、まずは普通のPS/2キーボードを接続して使用したところ、特に不具合なく使えます。
では、20年以上愛用しているキーボードです。こいつはATコネクタなので....
AT - PS/2 - USB と、変換の変換をすることになります。
さて、どうだろう。20年以上前の古いスピードの遅い制御基盤が入っているキーボードが認識されるかです。
結果としては認識OKです。すごく安定してキーボード入力できます。
やったー。これで愛用キーボードに復帰できるー。超うれしい。鼻歌ルンルンどころではないぞー。
と、早速、左手に資料を抱えて、右手でキーボードを愛撫打ちです。
ああっ、私の相棒が帰ってきました。まさにキーボードをサワサワとなでるように打ち続けられます。
「タブ」「矢印カーソル」キーの位置もとても気持ちよく、カタカタカタカタカタと心地よいリズムです。
なんか、脳みそがまったりとして目がとろんとして、こんなに心地よくキーボードをたたくのは久しぶり。って、私は変体か?
と、まあー、ここまで長々と文章を書きたくれるほど、うれしいことなのでした。
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