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拾い読み★2014-359≪コラム記事≫

2014年12月27日 07時07分58秒 | マリーンズ2011~15
千葉に“PL野球部”を設立!サブローがスーパースター育成だ/球界ここだけの話(37)

 今年、アマ球界を大きく揺るがした“事件”といえば、大阪・PL学園高の野球部廃部危機ではないだろうか。春夏の甲子園で7度の全国制覇を誇る名門。来春、学校自体の新入生は受け入れるが、野球部の新規部員募集は停止するという。事実だとすれば、いまの1年生が2年生になっても、後輩は入って来ない。これが学校側による『半永久的措置』なら2年後にはリアルに廃部(もしくは休部)だ。

 「そりゃあ、OBとしたらさびしいですよ。ただ、我々はどうすることもできない。それが(PL)教団側の“決定”というなら仕方がない」。ロッテ・サブロー(38)は、冷静に現実を受け止める1人だ。ただ、納得はしていない。自身の“ルーツ”がそこにあるからだ。

 「PL時代? はっきりいって、(先輩に)しばかれた思い出しか残ってないですよ。だけど、そこで鍛えられたものが“基本”として身についていることは確かです」。サブローによると、プロ野球界の仲間、さらに友人、知人らとの会話で「PL出身の選手は、どうしてプロで活躍するのか!?」とよく議論になるという。その答えは-。「(同じ関西の私学強豪でも)プロ野球選手は出してるけど、大勢の人間が活躍しているかとなれば、そうじゃない。となると、PLは“メンタル”なのかな…と個人的には思います」

 母校野球部の栄光、かつての輝きを回想するサブローが、一方で「千葉に“PL野球部”を作りたい」という構想もぶち上げた。チームメートの福浦と共同オーナーになり、千葉市内にボーイズリーグ(硬式)の少年野球チームを発足。対象は中学生で、過去に公立中学校の校長などを歴任した学童指導の重鎮が、監督を引き受けてくれることも「内定した」(サブロー)という。

 「中学生の野球人口が1年間で5万人減ったという話を聞いた。どこにいったんや!? 単に少子化で減ったのか、他の競技に行ってしまったのか…。いずれにしても、野球界にとっては重大な危機。この流れを止めるべく野球チームを作ります。千葉の県内の精鋭を集め、スーパースターを育て、何年か後にロッテ入団となれば、最高にうれしいですよね」

 その趣旨に賛同したロッテからも、設立の暁には「出来る限りの協力はする」(林球団本部長)という確約をもらった。サブローが千葉県の少年野球に“PL魂”を注入する。

(西村浩一)

(サンスポ)
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