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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2011-081≪開幕関連記事≫

2011年03月22日 06時07分00秒 | マリーンズ2011~15
パ声明「励ましになるよう全力プレー尽くす」
◇東日本大震災によるパシフィック・リーグの連盟選手権試合対応について◇
 パシフィック野球連盟
 オーナー懇談会議長 島田 亨
 理事長 井上 智治
(要旨)
 東日本大震災により、尊い生命を失われた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
 また、全力を挙げて復旧作業に携われている皆様に深く敬意を表しますとともに、被災地域の一日も早い復興を心から願っております。
 パシフィック野球連盟は、パ・リーグオーナー会議、理事会の合同会議を開催し、多方面から協議しました。その結果、プロ野球が社会的公共財であることをいま一度十分に認識したうえで、プロ野球を応援して下さる皆様、ひいては、国民の皆様のご理解を得られるために、政府、監督官庁の指示に従いながら、プロ野球としてできることを粛々と行い、前へ進むことを確認しました。
 パシフィック・リーグ連盟選手権試合の実施にあたり、パシフィック・リーグ及び所属6球団は、日程編成等、細部の調整に入りました。年度連盟選手権試合は、4月12日に開幕します。開幕後は、監督、コーチ、選手ともども被災者の皆様、国民の皆様の励ましになるように、リーグをあげて、全力でプレーを尽くす所存です。



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パ、東京、東北電力管内で4月中のナイターなし
パ・リーグは21日、東京都内で臨時のオーナー会議と理事会の合同会議を開き、東日本大震災の影響で4月12日まで開幕延期した公式戦日程について協議。文部科学省による節電要請の通達を考慮して(1)東京電力・東北電力管内での4月中のナイターを取りやめ(2)9回完了の上で試合時間3時間30分を超えて新しいイニングに入らない、という節電策を発表した。
パ・リーグとして声明を出し、島田亨議長(楽天オーナー)は「戦後最大の災害の状況下で被災者の心情を最優先に配慮して、できる限りの興行をやっていく。日程調整は厳しいが、日本シリーズまで日程通りやれるよう調整する。文科省通達に最大限配慮して対応したい」と説明。ナイター取りやめは電力事情次第で5月以降も継続するとし、福島原発事故への対応は機動的にパのオーナー会議を開いて判断することを確認した。
セは延長戦なしなど6項目の節電策を決めてパに同調を求めたが、延長戦についてロッテ・瀬戸山隆三球団社長が「9回打ち切りでは野球が変わってしまう」と指摘。74年の第1次オイルショック時に倣って試合時間制限で対応した。セの「減灯ナイター」に対してもパはデーゲームへ完全移行。セが文科省と節電策をすり合わせたのに対し、パは独自策を打ち出し、関係者は「セに同調する意見はなかった」という。22日の文科省への報告はセ、パ異なる節電策を示すことになる。
合同会議後に引き続き行われた理事会で日程調整を詰め、パの井上智治理事長(楽天オーナー代行)は「できる限り節電の日程を組み込んだ」と説明。延期分の44試合を終盤に組み込む方向で机上の計算では20連戦となる可能性もあり、今後は細部調整を急ぐ。
≪各オーナーの声≫
 ▼ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行 われわれは球場を使ってほしいと言っている。楽天さんだけに限らない。ロッテさんや西武さんにも申し入れてある。例えば楽天主催となればチケットの問題もあるが、営業部が協力するつもりでいる。
 ▼西武・後藤高志オーナー 計画停電をしっかり踏まえた上で日程調整をしていく。これからパ・リーグの実務レベル、実行委で開催場所など、いろいろなことを想定して決める。
 ▼日本ハム・大社啓二オーナー (札幌ドームの他球団使用は)依頼があれば検討したい。試合日程は全て平等は厳しいが、極力ハンデなく、フェアになるようにする。臨機応変さが必要。ファンが納得できる活動をしていきたい。安全、安心して見られるような試合の提供に努めないといけない。
 ▼オリックス・宮内義彦オーナー 阪神大震災の時は被災地の方々の一助になればと行動し、よくやったという言葉をもらった。今回も国民からプロ野球はよくやったと思われるようにしないといけない。
 ▼楽天・島田亨オーナー 戦後最大の災害の状況下で、一般常識、被災者の心情を最優先に配慮して、できる限りの興行をやっていく。節電も条件によって最大の貢献ができるようにする。
 ▼ロッテ・瀬戸山隆三球団社長 4月12日開幕に向けて心を一つにして、できることを精いっぱいやっていく。マリンビジョン、リボンビジョンも極力、使わないよう検討していく。


パ、20連戦も!4・12開幕変更なし、予備日と移動日で消化
プロ野球のパ・リーグは21日、都内ホテルで臨時オーナー会議を開き、東日本大震災を受けての今季プロ野球の運営策を協議した。開幕日は4月12日で変更なしを確認。4月中の東京・東北電力管内でのナイター取りやめ、延長は3時間半を超えて新しいイニングに入らないことも決めた。パは今後の日程調整で20連戦など過密日程になる可能性も。3月29日開幕、4月3日までのナイター自粛の方針を明らかにしたセ・リーグとは異なる独自策を打ち出した。
パ6球団のオーナー及び代表者が集まった会議は約2時間半に及んだ。主要テーマの1つが、電力需要が逼迫(ひっぱく)している首都圏での節電対策。会見に臨んだ井上智治パ理事長(楽天オーナー代行)は「パ・リーグは、4月中は東京・東北電力管内でのナイターを取りやめることで一致しました」と明言した。
また、今季公式戦は、延長回に突入した場合、3時間半を超えて新たなイニングに入らないことも決めた。今月17日に決めた「4月12日開幕」の方針に変更がないことも改めて確認した。
これにより「節電」に対するセ・パの方針の違いが鮮明となった。
セ・リーグは、4月5日から首都圏でのナイター実施を決定。パより25日も早い“ナイター解禁”で、その分「減灯ナイター」と銘打った大規模節電に取り組む。試合当日の電力需要や原発問題の進ちょく状況を見守りながら、可能な限りスケジュール通りの日程消化を目指している。試合形式もすべて「9回打ち切り」で「延長なし」とした。
今回、パ・リーグが決めた「4月中のナイター自粛」は、計画停電地域住民や電力事情を最大限考慮した思い切った決断ではある。しかし、興行面でいくつものハードルが立ちはだかる。例えば、西武ドーム。屋外から採光はあるが、曇天時は昼でも照明を点灯することがある。交通アクセス面でも計画停電の影響が懸念される。
臨時オーナー会議を受けて、パ・リーグはこの日、実務担当者による臨時理事会も開催した。開幕延期した3月25日~4月10日の全44試合を既存の日程の間に組み込む作業などを行った。クライマックスシリーズ(CS)を予定通り開催するため、予備日や移動日、月曜日をフル活用することで「13、14連戦があるかもしれない、雨で流れた試合はダブルヘッダーにするしかない、という話も出た」と日本ハムの島田球団代表。「机上の計算でいけば、20連戦も出てくる」(花井史朗光・パ統括)といい、選手の故障なども含め肉体的な過重負担は必至だ。
過密日程は日本プロ野球選手会も了解しており、連戦自体に問題はないが、各チームとも消耗戦を強いられる。また、ダブルヘッダーの増加に伴い、結局は夏場の電力需要の高い時期でのナイター増加につながるなど、クリアすべき問題は多い。変更後の日程は4月4日の理事会で固める予定で、延期した試合を、既に発表されている10月上旬までの日程の後に追加することも検討している。
また、理事会では、4月3日にパ6球団が3球場で入場無料のチャリティー試合を同時に行うことも検討。こうしたスケジュールが決まり次第、随時発表するとしている。セとは一線を画してパは独自路線を打ち出したが、決定通りに進めていくには、なお協議が必要になってきそうだ。
◆連戦めも プロ野球の最長連戦は78年7月1日から20日まで日本ハムの20連戦。今季実施されたら33年ぶり。154試合制だった56年のパ・リーグでも、当時はダブルヘッダーが多く、そこまでの連戦はなかった。一方、米大リーグでは選手会との取り決めで最長は20連戦(中止が移動日に入る場合は21連戦を超えるときもある)。さかのぼれば、68年カージナルスは49日間51連戦をこなしたことがある。
◆各球団のコメント
ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行「チームの遠征中に楽天などにヤフードームを使ってほしいと申し出た。試合の主催は他球団だがチケット販売などで我々の営業部が全面協力する」
西武・後藤高志オーナー「プロ野球全体が何をなすべきかが問われている。非常時の状況を臨機応変に踏まえながら、12球団で連携してやっていきたい」
ロッテ・瀬戸山隆三球団社長「QVCは下水管の被害が一番深刻だが、4月12日に間に合うよう、最優先でやってほしいと県にも伝えている」
日本ハム・大社啓二オーナー「節電に取り組まないといけないことで、時間を打ち切りにした。(試合後の)移動時間を速やかにするため、ある程度の時間が分かっていると移動時間も見えてくる」
オリックス・宮内義彦オーナー「(大阪ドームやほっともっとフィールド神戸の他球団使用は)最大限、便宜を図る。(阪神・淡路大震災の)経験を踏まえると12球団が国民に勇気を与えるような試合をするしかない」
楽天・島田亨オーナー「パ・リーグの方が震災の影響を受けた球団が多く(開幕日など)セ・パで違った対処が出た。ただ12球団で方向性を決めていくことも重要。12球団でのオーナー会議も鋭意、調整していきたい」


パ・リーグ4月ナイター自粛!セとは大違い
パ・リーグは21日、東日本大震災の被害拡大を受け、都内で臨時オーナー会議を開いた。文部科学省から要請を受けた節電対策として、東京電力と東北電力管内では4月中のナイターを行わないことを決めた。3時間半を過ぎて新しい延長回に入らないことも決め、4月12日に延期しての公式戦開幕を確認した。加藤良三コミッショナー(69)とセ、パ理事長、日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34)=阪神=は22日、文科省、経産省などに報告を行うが、蓮舫節電啓発相(43)らの対応に注目が集まる。
オーナー会議は出席者全員が、大震災で命を失った方への黙とうで始まった。6球団のオーナーらが並んだ会見で、議長の楽天・島田オーナーが決意を示した。
「被災者の心情を最優先とし、政府からの要請を最大限に配慮しながらきわめて厳しい条件の中でも公式戦144試合とクライマックスシリーズ(CS)を守る」
隣に座ったオリックス・宮内オーナーは、球団が被災した1995年の阪神大震災当時を振り返り「今回はより広範で、犠牲者の数も上回る。日程は迫るが、まず開幕をずらす。次に復興をめざす国民、被災者にプラスになることを第一に考えるべきだ」と、6球団が被災者優先で日程消化に取り組む経営判断をしたことを示唆した。
まず日程作成の前に、節電対策を決めた。東京電力、東北電力管内では4月のナイターを開催しない。18日の文科省要請に沿って、4月下旬まで予定される計画停電中のナイターを完全放棄した。4月5日から管内でもナイターを実施するセ・リーグとは、まったく異なる対応。屋根付きの西武ドームでも照明を可能な限り点灯しない。
4月10日までの5カードを9月23日以降に組み込めるよう、発表済みの予備日には試合を実施し、月曜にも試合を組む。最大13連戦、20連戦の可能性も出てくる。理事長の楽天・井上オーナー代行は「(雨天中止などで)結果的になるとしても、できるだけ連戦を少なくする」と、今後選手会に理解を求める考えを示した。
そこまでしつつ、試合数が消化できなかったり、CSを休止する懸念がなお残る。そのため12球団によるオーナー会議の開催をセに呼びかけ、日本シリーズ日程の見直しなども呼びかける。22日に、加藤コミッショナー、セ、選手会と文科省などを訪問する。被災球団を抱えるパは、過酷なシーズンを乗りきる覚悟を固めた。



パの昨年の延長試合、平均は4時間9分
会議では9回完了の上で試合時間3時間30分を超えて新しいイニングに入らない、という節電策も発表されたが、昨年パの平均試合時間は3時間18分。イニング別の平均は
9回試合 3時間12分
10回試合 3時間44分
11回試合 4時間12分
12回試合 4時間37分
となっており、延長戦(10~12回)の平均試合時間は4時間9分だった。パは昨年交流戦を含め504試合を行ったが、延長戦は1割弱の48試合。うち3時間30分以内で決着したのは延長10回が7試合、11回が2試合の計9試合だけ。今回の試合方式の変更で延長戦は大幅に減りそうだ。また昨年9回試合で3時間30分を超えたのは94試合。最長は9月4日オリックス―ソフトバンク戦(スカイマーク)の4時間30分だった。



パ側、セに12球団オーナー会議呼び掛け
島田議長は12球団オーナー会議の開催をセ側に呼びかけていることを明らかにした。「12球団でそろった方向性が大事。12球団のオーナーが集まれるよう調整している」。合同会議では日本シリーズまで行う方針で一致したが「パのCS中止の可能性はある。個人的には全体の日程を後ろに倒せれば調整しやすくなると思うが、パだけでは決められない」。早ければセの開幕(29日)前にも臨時オーナー会議を開き、CSと日本シリーズの日程変更について検討することになる。
≪4月3日に慈善試合計画≫合同会議では4月3日に被災者を支援する慈善試合を開催する計画を確認した。パ6球団が参加して札幌、京セラ、ヤフーの3ドーム球場で行う予定。入場無料で募金を呼び掛ける。セにも呼び掛けて合同で行いたい考えもあり、井上理事長は「どういう形でどんな支援策にするかを話し合っています」と説明した。
≪交流戦は早急にセと調整へ≫延長戦の規定がセとパで異なることになったが、交流戦での規定の取り扱いについて島田議長は「交流戦は両リーグにまたがる。そこまで最終調整できていない」と話した。早急にセ側と調整する予定。ただ、指名打者制(現在パが採用)と同様にセ球団、パ球団の主催試合でそれぞれのリーグの規定を採用することになりそうだ。



パ側の節電策にセ側は“微妙反応”
パが打ち出した節電策に、セの理事会メンバーたちは微妙な反応を示した。
新(あたらし)純生理事長(ヤクルト球団常務)は延長戦の取り扱いについて「とにかくセは節電ありきで、2時間でも9回で終了する。野球も変わってくるが、歴史的にセとパが違う条件だったことはある。本来なら(パと)討議すべき部分もあるかもしれないが、時間がない」。横浜・笹川博史取締役連盟担当は「セもパも感覚的には意識は変わらない。違う点は被災地に本拠があるかないか。とにかく、あす(21日)文科省への報告を見てみないと」と話し、阪神・沼沢正二球団本部長は「セで決めたことを進めていくとしか言えない」と続けた。



蓮舫氏、22日NPBに改めて節電要請
パ・リーグは21日、東日本大震災の被害拡大を受け、都内で臨時オーナー会議を開いた。文部科学省から要請を受けた節電対策として、東京電力と東北電力管内では4月中のナイターを行わないことを決めた。3時間半を過ぎて新しい延長回に入らないことも決め、4月12日に延期しての公式戦開幕を確認した。加藤良三コミッショナー(69)とセ、パ理事長、日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34)=阪神=は22日、文科省、経産省などに報告を行うが、蓮舫節電啓発相(43)らの対応に注目が集まる。
蓮舫節電啓発相はこの日のツイッターで、高木文科相と会い「セ・リーグ開幕について節電の観点から開催場所と時間には特段配慮をいただきたい」と要請したことを明かした。「計画停電ならびに皆様の節電へのご協力で約1000万kwもの電力需要抑制が行われている実態を考慮してほしい」とし、22日にNPBに直接主張を伝える意向を示した。東京電力管内では、22日も計画停電が予定されている。


蓮舫大臣と加藤コミッショナーら22日に会談
蓮舫節電啓発担当大臣が、自身のツイッターで「きょう高木文科大臣と会い、セ・リーグ開幕について節電の観点から開催場所と時間には特段配慮をいただきたいとの要請をしました」と明かした。
22日に加藤良三コミッショナー、セ・リーグの新純生理事長(ヤクルト球団常務)、パ・リーグの井上智治理事長(楽天オーナー代行)、さらに日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)らと会談を予定。「明日、日本野球機構に会う予定なので私の主張を伝えます」と書き込んだ。



選手会はストライキせず「努力を一定理解」
日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34=阪神)は21日、選手会としての声明文を発表後、公式戦開幕を3月29日に延期したセ・リーグの決定についての選手会の対応について言及。パ・リーグと同じ4月12日開幕を要望し続ける姿勢は示したが、日程が変更されない場合でもボイコットなどの強硬手段は行使しない。
新井会長は「開幕については到底受け入れられないが、努力をしていただいたという意味で一定の理解をした」と話した。12球団の選手会からは強い意見も出たというが「ストライキをすることで一番悲しむのはファンの方」とし、対立は避けた。電力や安全性の問題には「それでいいとは思っていない」としながらも「一定の配慮はなされていると選手も感じている」と話した。
 ▼ヤクルト・宮本 新井会長から出たことがすべて。(ストライキ回避は)今いろいろな感情が出ていますが、ファンも選手も求めていないので会長が決断したのでは。開幕がいつになるか分からないが開幕した時は全力でプレーする。プロとしてできることを精いっぱい1年間を通して頑張りたい。新井会長があす文科省でいろいろ聞いて、どんな判断を出してくるかです。
 ▼ヤクルト・石川 12球団の同日開幕がベストなのは変わらない。新井会長と同じ方向を見て、決まったことに対して調整するだけ。被災に遭われた方は大変。僕らの調整なんて大したことではない。


セ29日開幕でも選手会ボイコット回避…「節電、安全面に配慮」の条件付き
日本プロ野球選手会会長の阪神・新井貴浩内野手(34)が21日、セ・リーグの3月29日開幕に反対しながらも、節電や安全面に配慮するという条件つきで、試合のボイコットは行わない方針を固めた。「一定の配慮はなされていることは感じている。ストライキなどは行わないことに決まった」と明言した。
日本ハムとのオープン戦が行われた札幌Dで、選手会の総意を明らかにした。19日のセ臨時理事会で、開幕日が今月29日に決まったことには反対。「12球団(の選手会に)に意思確認し、4月12日にセ・パ同時開幕することを要望していくことを決定しました。主張は一貫している。同時開幕という意見が大多数だった」と、ヒアリングの結果を明らかにした。
22日にはNPBサイドが文部科学省、経済産業省、蓮舫節電啓発担当相へ今季のプロ野球の運営方針や節電策を報告するが、新井も選手会長として同席し、NPBだけでなく関係省にもセ・パ同時開幕を訴えていく。
ただ、東日本大震災で甚大な被害が出ている中、NPBとの対立を極力避けたいのも事実だ。17日に当初の予定通り3月25日開幕を表明したセ・リーグは、文科省の要請などを受け、開幕を29日に延期すると発表した。4月3日までのナイター自粛や今季の延長戦廃止、「減灯ナイター」実施などの節電策をリーグが打ち出したことには、一定の理解を示した。
ヤクルト・宮本慎也内野手(選手会前会長)「新井会長の口から出たことがすべてです。選手会として出した意見ですから。いろんな感情が出ているかもしれないが、(選手会としてセ・リーグの決定を)認めていないということで決断したのだと思う。ただ、開幕した時には全力でプレーしないと失礼と思っている。プロ野球選手としてやれることを精いっぱい、力の限り、1年間通して頑張っていきたい」


新井会長、ファンのためにボイコットせず
日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は21日、札幌ドームで公式戦開幕を3月29日に延期したセ・リーグの決定についての選手会の対応を発表した。パ・リーグと同じ4月12日開幕を要望し続ける姿勢を示し、22日には政府側にも意向を伝える。ただし、日程が変更されない場合でもボイコットなどの強硬手段は行使しない。
新井選手会長は「開幕については到底受け入れられないが、努力をしていただいたという意味で一定の理解をした」と話した。12球団の選手会からは強い意見も出たというが「ストライキをすることで一番悲しむのはファンの方」とし、対立は避けた。電力や安全性の問題には「それでいいとは思っていない」としながらも「一定の配慮はなされていると選手も感じている」と話した。
22日には文部科学省などを訪れる予定で「そこでどういう通達を受けるかだ」とした。



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【速報記事】


<プロ野球>1チーム144試合は堅持 パ臨時オーナー会議
プロ野球のパ・リーグは21日、東京都内のホテルで、東日本大震災の影響に対応するため臨時オーナー会議を開き、節電対策として4月中は東京電力・東北電力管内でナイターを行わないことを決めた。当初の日程では、4月12日から月末までにロッテのQVCマリンフィールド、西武の西武ドーム、楽天のKスタ宮城で計18試合のナイターが予定されていた。
また、今季の延長戦については、試合時間が3時間半を超えて新しいイニングに入らないとした。4月12日の開幕や、レギュラーシーズンの1チーム144試合の堅持、クライマックス・シリーズ(CS)を行うことも、改めて確認した。
議長を務めた楽天・島田亨オーナーは「戦後最大の災害という状況下、一般常識や被災者の心情を最優先に配慮し、出来る限りの興業をやっていきたい」とした。ただし「日程的には厳しくなると思うので、選手会やセ・リーグにも協力を仰ぎたい」と話し、球界全体の方針を固めるため、近日中に12球団によるオーナー会議を開く考えを明らかにした。
プロ野球は当初、25日にセ・パ同時開幕する予定だったが、パは震災で楽天の本拠地・仙台市が甚大な被害を受けたため、4月12日に延期した。その後、18日にセ・リーグとともに、文部科学省から東北電力・東京電力管内でのナイター開催自粛などを要請され、対応を協議していた。
セ側は当初、予定通りの25日開幕を発表したが、労組日本プロ野球選手会やファンの反発を受け、19日の臨時理事会で開幕を29日に延期するほか、4月3日まで両電力管内でナイターを行わないなどの節電対策を発表している。
両リーグの対応が決まったことで、日本野球機構(NPB)では、加藤良三コミッショナーとセの新純生、パの井上智治両リーグ理事長が22日に文科省を訪れ、NPBの方針を報告する。加藤コミッショナーは経済産業省などにも説明するという。


パは4月12日開幕で変わらず 4月中はナイター自粛
東日本大震災への対応を検討するパ・リーグの臨時オーナー会議と理事会が21日、東京都内で開かれ、4月12日の開幕を改めて確認した。球界に節電への協力を求める文部科学省通達を踏まえ、4月中の関東、東北地区でのナイター開催は自粛し、延長戦については試合時間が3時間半を超える場合、新しい回へ入らないことなどを決めた。
セ・リーグは3月29日開幕と4月3日までの関東でのナイター自粛、試合は延長なしで九回打ち切りの方針を決めており、パと足並みがそろっていない。球界全体の方向性を考える12球団のオーナー会議開催は両リーグの間で調整中だ。
パのオーナー会議議長を務める楽天の島田亨オーナーは、半月以上開幕が遅れるパの日程消化の厳しさに「今後144試合(公式戦)とクライマックスシリーズ(CS)のどちらを打ち切るかという議論になる可能性もある」と苦汁の表情。
4月中のナイター自粛については「当面という意味。(セのように)文科省と相談して決めたのではない。電力事情をよく考え、ふさわしいタイミングで再開させたい」と説明した。ナイター自粛中、デーゲームで照明が必要な場合もある西武ドームの扱いの判断は球団へ委ねられた。
パは4月3日に、入場無料で観客から寄付金を募るチャリティー試合の開催も検討している。


「被災者の心情を最優先に」と楽天オーナー 西武オーナーも「12球団で連携取るべき」 パ・オーナー会議談話集
 ◆楽天・島田亨オーナー「戦後最大の災害の状況下で、一般常識、被災者の心情を最優先に配慮して、できる限りの興行をやっていく。節電も条件によって最大の貢献ができるようにする」
 ◆西武・後藤高志オーナー「プロ野球全体が何をなすべきかが問われている。非常時の状況を臨機応変に踏まえながら、12球団で連携を取ってやっていきたい」
 ◆ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行「不確定な要因については、6球団が力を合わせて乗り越えていきたい。野球を通してどう貢献できるかが使命」
 ◆オリックス・宮内義彦オーナー「阪神大震災の時に選手が一体となり、神戸市民、ファンによくやってくれたと言われた。国民にプロ野球が元気づけてくれたと思ってもらえるように行動しないといけない」
 ◆日本ハム・大社啓二オーナー「臨機応変さが必要。ファンが納得できる活動をしていきたい。安全、安心して見られるような試合の提供に努めないといけない」
 ◆ロッテ・瀬戸山隆三球団社長「心を一つにして、われわれのできることをやっていく。できるだけ、これまで通りの野球を見せたい。延長戦をやっても、時間で区切ろうとなった」


4月はナイターなし 東京、東北電力管内
プロ野球パ・リーグは21日、東日本大震災の被害拡大を受けて東京都内で臨時オーナー会議を開き、節電対策として東京電力と東北電力管内で4月中はナイターを行わないことを決定した。ほかの地域を含めた全試合で、3時間半を過ぎて新しい延長回に入らないことも決めた。4月12日に延期しての公式戦開幕を確認した。
ナイターを開催しない対象となる本拠地球場はロッテのQVCマリンフィールド(千葉市)西武の西武ドーム(埼玉県所沢市)楽天の日本製紙クリネックススタジアム宮城(仙台市)。プロ野球は18日、文部科学省から東京電力と東北電力管内でのナイター開催自粛などの要請を受けていた。
拠点の仙台市が被災した楽天の島田亨オーナーは、4月29日をめどに本拠地で主催試合を開催できるよう準備していることを明らかにした。
電力供給などの悪化で試合開催が困難となった場合はオーナー会議で対応策を決める。島田オーナーは、球界全体の方針を決めるための12球団によるオーナー会議を、近く開催する考えを明らかにした。
オーナー会議後の理事会で公式戦の日程編成について協議した。延期された試合の多くは、すでに発表されている10月上旬までの日程の後に追加する方針で、4月4日の理事会で固める。


パ・リーグ 4月いっぱいは東北、関東でのナイター自粛
パ・リーグは21日、東日本大震災の被害拡大を受け東京都内で臨時オーナー会議を開き、節電対策として東京電力と東北電力管内では4月中のナイターを行わないことを決定した。3時間半を過ぎて新しい延長回に入らないことも決め、4月12日に延期しての公式戦開幕を確認した。
ナイターを開催しない対象となる本拠地球場はロッテのQVCマリンフィールド(千葉市)西武の西武ドーム(埼玉県所沢市)楽天の日本製紙クリネックススタジアム宮城(仙台市)。プロ野球は18日、文部科学省から東京電力と東北電力管内でのナイター開催自粛などの要請を受けていた。
拠点の仙台市が被災した楽天の島田亨オーナーは、4月29日をめどに本拠地で主催試合を開催できるよう準備していることを明らかにした。
会議後に「政府、監督官庁の指示に従いながらプロ野球としてできることを粛々と行い、前へ進むことを確認した」との声明を発表。電力供給などの悪化で試合開催が困難となった場合はオーナー会議で対応策を決める。島田オーナーは、球界全体の方針を決めるための12球団によるオーナー会議を、近く開催する考えを明らかにした。
 ▼ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行の話 不確定な要因については、6球団が力を合わせて乗り越えていきたい。野球を通してどう貢献できるかが使命。
 ▼西武・後藤高志オーナーの話 プロ野球全体が何をなすべきかが問われている。非常時の状況を臨機応変に踏まえながら、12球団で連携を取ってやっていきたい。
 ▼ロッテ・瀬戸山隆三球団社長の話 心を一つにして、われわれのできることをやっていく。できるだけ、これまで通りの野球を見せたい。延長戦をやっても、時間で区切ろうとなった。
 ▼日本ハム・大社啓二オーナーの話 臨機応変さが必要。ファンが納得できる活動をしていきたい。安全、安心して見られるような試合の提供に努めないといけない。
 ▼オリックス・宮内義彦オーナーの話 阪神大震災の時に選手が一体となり、神戸市民、ファンによくやってくれたと言われた。国民にプロ野球が元気づけてくれたと思ってもらえるように行動しないといけない。
 ▼楽天・島田亨オーナーの話 戦後最大の災害の状況下で、一般常識、被災者の心情を最優先に配慮して、できる限りの興行をやっていく。節電も条件によって最大の貢献ができるようにする。


4月のナイター行わず=東電、東北電管内で―プロ野球パ・リーグ
プロ野球パ・リーグは21日、東京都内で臨時のオーナー会議を開き、文部科学省から要請を受けた節電に努めるため、東京電力と東北電力の管内では4月中にナイターを開催しないことを決めた。25日から延期した開幕は4月12日とすることを確認した。
当初の日程では、4月12日から月末までにQVCマリンフィールドと西武ドームで計14試合のナイターが組まれていた。さらに電力消費を抑えるため、シーズン終了まで3時間半を超えた場合の延長戦を行わず、公式戦144全試合とクライマックスシリーズ、日本シリーズの全日程を開催することで合意した。
議長を務めた楽天の島田亨オーナーは「戦後最大の災害という状況下、一般常識や被災者、被災地の心情を最優先に配慮して、野球興業をやっていきたい」と語った。
また、島田オーナーは被災した本拠地クリネックススタジアム宮城の改修にめどが立ち、4月29日に試合を開催できるとの見通しを示した。


パ・リーグは4月中にナイター開催せず
パ・リーグ6球団は21日、都内のホテルで臨時のオーナー会議を開催した。144試合とクライマックスシリーズの開催に向けて尽力することを確認。さらに原則として東京電力、東北電力管内で4月中のナイター開催の自粛、九回終了後を前提に、その後は3時間半を超えて新しいイニングに入らないことを決めた。
議長を務めた楽天・島田亨オーナーは「開幕後は監督、コーチ、選手ともども被災視野の皆さま、被災地の皆さま、国民の皆さまの励みになれるように、リーグを挙げて、全力でプレーを尽くす所存です」と声明。加えて、震災の影響を受けた本拠地・Kスタ宮城に関して、4月29日以降の試合開催を目指すと明かした。



<プロ野球>選手会はボイコットせず セ開幕29日
東日本大震災の影響を踏まえ、セ・リーグの開幕延期を求めていた労組日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は21日、遠征先の札幌ドームで取材に応じ、セが開幕を29日に延期したことへの選手会の対応を発表した。引き続きパとの4月12日同時開幕を要望するものの、セが29日に開幕した場合でも、ボイコットなどは行わないとの見解を示した。
選手会では、セが19日に「29日開幕」を発表した後、12球団の選手の意見集約を進めていた。新井会長によれば、セ・パ同時開幕を求める意見が大半で、強硬な対応を求める声もあったという。新井会長は「(29日開幕は)到底納得できない。被害が拡大し、原発問題や被災地の思いを考えると、その時期ではない」と強調したが、「(節電対策など)一定の配慮がなされている」「ストライキで一番悲しむのはファン」と、強硬手段を避けることを決めた。
新井会長は22日に文科省を訪れ、選手会の意思を説明する予定。【


強硬手段は行使せず 新井プロ野球選手会長
日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は21日、札幌ドームで公式戦開幕を3月29日に延期したセ・リーグの決定についての選手会の対応を発表した。パ・リーグと同じ4月12日開幕を要望し続ける姿勢は示したが、日程が変更されない場合でもボイコットなどの強硬手段は行使しない。
新井選手会長は「開幕については到底受け入れられないが、努力をしていただいたという意味で一定の理解をした」と話した。12球団の選手会からは強い意見も出たというが「ストライキをすることで一番悲しむのはファンの方」とし、対立は避けた。電力や安全性の問題には「それでいいとは思っていない」としながらも「一定の配慮はなされていると選手も感じている」と話した。
22日には文部科学省などを訪れる予定で「そこでどういう通達を受けるかだ」とした。



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理解得られるのか…「減灯ナイター」でも1000世帯分の電力消費
ナイター自粛など節電を強く求めた通達を受け、22日に文部科学省などを訪問しすることになった加藤コミッショナーとセパ理事長。セ・リーグが打ち出している全試合延長戦なし、4月5日以降の「減灯ナイター」などの節電対策を報告し、理解を求める方針だ。
しかし「減灯ナイター」と言っても、巨人と東京ドームが発表した節電計画は約40%。試合開催に直結する消費電力量約4万キロワットアワー(kwh)のうち、40%を節電して2万3000~2万4000kwh程度での開催を目指しているが、これでも1試合で1000世帯単位の電力消費は確実だ。



選手会長も意見さまざま「納得できない」「努力も分かる」
【開幕問題 セ・パ選手会長の話】
 ▼ロッテ・サブロー 選手会から報告は受けましたが、自分の方からコメントすることはありません。今後もチームの意見を集約して選手会と話していきます。
 ▼西武・帆足 歩み寄ってないわけじゃないし難しい。気持ちの部分もあるし、何とも言えない。多少、歩み寄った形で節電とかデーゲームとか(を採用し)理解できる部分もある。
 ▼巨人・内海 選手会の方向が出ていないので僕からはまだ話せないが(主将の)阿部さんと話し合うと思う。意思の確認をするため、ミーティングで選手が集合するかもしれない。
 ▼ヤクルト・石川 選手会の気持ちもくんでくれたとは思うが、だからと言って納得できるものではない。(練習の)調整は被災した方たちの苦労と比べたらへでもない。12球団そろっての開幕がベスト。新井会長と同じ方向を見てやっていきたい。
 ▼横浜・新沼 村田とか三浦さんたちの意見を聞いて、新井選手会長にはきのう(19日)伝えた。セパ同時開幕が理想だけど連盟側の努力も分かる。国民の皆さまに納得してもらう形がいいし難しい、迷っているというような内容です。
 ▼楽天・嶋 選手会からの報告を受けてのコメントは差し控えさせていただきます。現状は開幕に向けて野球はもちろん、自分たちができることをやっていくだけです。



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