意識を変容させる植物について

人間の意識に変容を齎す作用のある植物について、今日はちょっと書いてみようと思う。このような力を持つ植物達は、世間一般では色々な呼ばれ方をされています。幻覚性植物、サイケデリックス、ドラッグ、麻薬・・・いずれも、それを捉える本人の価値観が反映されていると思います。価値観と言っても、多くの人はこのような植物に触れる機会は少ないし、成分が法的に規制されているものもあるので、様々な偏見を孕んだ価値観なのかも知れませんが・・・。

私も、こういった植物を摂取した体験を多くしてきた訳ではないので、現時点での、自分なりの率直な気持ちを書くだけですが、私にとって彼ら（意識変容効果を齎す植物達）は“entheogen＝「内側の神を見る」という意味”的効果を、我々に齎し得る存在・・・そのように思っています。シャーマン等ネイティブの人達は、彼らに対し知識を持ち備え、敬意を持って接して来た。結果、ポジティブな“enthogen的効果”をきちんと得ている。彼らを邪悪な存在にするか、神聖な存在にするかは、人間の意識によるだろう・・・。彼らには何の罪もない。彼らは唯、与えられた自然環境の中で葉を拡げ、根を張り、風に吹かれ・・・有るがままに生きているに過ぎない。

現在の人達は、こうした自然と切り離されて生活している人が多いのではないでしょうか・・・？
様々な凶悪事件の裏には、私達が今、真に「自然＝愛」を心の底から欲しているという真実が隠されてはいないでしょうか？

今再び、彼らの存在に正面から向き合う時が来ている・・・私はそのように感じます。
（※上記の文章は、意識変容効果のある植物等の摂取を勧める内容のものではありません。）
　

（KIN:142 白い水晶の風/呼吸を普遍化する）