いや~、マラリアごときでこんなにと動かなきゃならない羽目になるとは・・・ったく“ハマダラカ(マラリアを媒介する蚊)の野郎目が~~!
”って、でも“マラリア”って、ホント、、オトロシ~~イ病なんですかね~?未だワクチン開発されてないしねぇ。。
旦那は、マラリアなんてへェ?でもないって感じなんですが
、、そうそう、マラリア流行地の人にとってみたら、風邪みたいなもんと考えているらしい・・・!?(だいたいあちらの方は、大人になる頃には免疫がついて強くなっているから。大人が罹るマラリアはそんなに重症化はしないようだ。重篤化しやすいのは、5歳未満の子供が最も多いそうだ。)
まあ、向こうの医師の方がマラリア患者をしょちゅう見ているから、症状を見ればマラリアかどうかはすぐ判るので対処の仕方も適切という事だそうだ。
昨日は、
狭山総合クリニックで内科診療もしている、感染症専門の
春木先生に、感染症における話を伺いにいった。
日本に帰国してから何かあった場合に、スムーズに専門の医療機関を受診できるように、感染症を専門としている日本のドクターにも、会ってお話してみる事も大事だなと思って。。
子供を連れて行って、ゆっくりお話する時間を取りたいという先生のご意向により、診療は他の患者さんが帰った後の一番最後となった。
子供達は、最初は自宅から持って来た紙で、飛行機などを作って飛ばしてみたりして遊んでいたが、徐々に飽きてきたようで・・・
しまいには、病院の床の上を寝転がり・・・注意
!しても知らん顔でそのままゴロゴロと転がっていくし・・・
一時間弱待って、ようやく名前を呼ばれ、子供達もすっ飛んで
中へ入り・・・気さくで親しみやすい感じの先生だ。「待たせてごめんね~。」と子供にも笑顔で話しかけている。ホッ
先生は過去に御家族でケニアに滞在していた事があるそうだ。マラリアに関する資料等も色々と揃えてくれていた。
マラリアにも種類があって、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫の4種類ある。このうち、短期間で重症化し、時には死に至る可能性があるのは“熱帯熱マラリア”だそうだ。
熱帯熱マラリアを発症して、5~6日間無治療で経過すると重症化や死亡率が高まり、高齢者や小児ではより短期間で重篤になるそうだ。一方で他の3種類のマラリアでは、死亡する事はほとんどないと言われている。
世界保健機構の推計によると、世界全体でのマラリア罹患者は年間3~5億人とされ、死亡者は150~270万人とされている。この中でもサハラ以南アフリカ(ナイジェリアもその圏域に入っている
)でのマラリアは殆どが熱帯熱マラリアであり、しかも流行度が非常に高いそうだ。
・・・マラリア予防対策として、今のところ最も有益とされているのは、防虫対策を万全にする事と、マラリア予防薬を服用する事のみだろう。
先日、肌に直接噴霧する“蚊よけスプレー”を薬局で3本Getした。これは「医薬品」という表示があり、有効成分のDEET(ディート)が12%配合されている。
欧米ではこのDEETという成分が50%~100%のものまであるらしい。が、50%からは、効果の方には変化がないという報告があるそうだ。日本では10%~20%くらいのものが主流だそうで、中には全く含有されていないものもある。
しかし、効き目のある化学物質には、それなりの副作用もあるという事を念頭に置いておかねばならない。子供が肌についたDEETを舐めてしまって、脳症を引き起こしたというケースもあるそうだ。
殺虫剤では、ピレスロイド系薬剤(特にペルメトリン)を含む蚊取り線香や電気式蚊取り器を使用するのが有益で、日本の蚊取り線香は殺虫効果が高いとされ、現地ではよく盗まれる
?んだそうです。
マラリアの予防薬については、日本で認可されているものは、今のところ“メフロキン”という薬剤のみだそうです。副作用として、吐き気や眩暈、頭痛、精神神経症状、平等感覚異常等が現れる場合があるそうです。(なんか、ちと怖いっすね~
子供に飲ます前に、まず私が毒味しますっか
)
マラリア流行地到着1週間前より薬を飲み始め、一週間間隔(同じ曜日)で飲み、流行地を離れた後も4週間は同様に飲みます。
薬の処方箋は、上記の春木先生にも書いてもらえますが、子供は小児科の先生の処方が必要なので別になるそうで、私は、新宿にある
国立国際医療センターを紹介されたのですが、薬の値段は、ほぼ大人と同じくらいかかると言われ・・・(
えっ?そうしたら併せて3万超えるってこと!?)で、子供の薬も飲みやすいように粉にしたりは出来ないという事でした。
なので私は、やはり予防薬の処方は親子まとめて“赤玉薬局(海老沢医師)”に依頼する事にしました。こちらでも、薬の服用で何かあった場合や帰国後に何かあった場合には、きちんと対処してくれるという事です。
値段的には、子供はその分量分の値段で計算してくれるそうです。子供は服用しやすいように、乳糖を加えて飲みやすいように粉末状にしてくれるという事、その際の手間代等も含めて、薬局の方でサービスでやってくれるとの事でした。
流行地では、子供が飲みやすいように“シロップ状”にしたものも売られているんだそうです。
(KIN:197 赤い月の地球/共時性を安定させる)