My Feeling Diary

気まぐれ主婦が気侭に綴る、日常的「五感」日記。。時には「第六感」も・・・!?

“DV”についての理解

2004-12-06 14:47:00 | ☆Society,Environment
先日、高校時代の友人が離婚しました。原因はご主人のDV(ドメスティックバイオレンス)でした。彼女のご主人には、一度だけ会った事があります。“子煩悩で優しいご主人・・・”という印象でした。それが何故??という感じでした。しかし、DVのような問題は、第三者が表面的に見ても解らないものです。密室の中で起きる事だから周囲の人にも気づかれにくく、被害者が“自分にも非があるから仕方がない”と考えてしまう事や、加害者の更なる暴力への恐れから、訴える事が出来ずに、唯加害者の暴力に、必死に絶えている人が少なくありません。よってDVの問題は、どんどん深刻化していくようです。

DVとは、権力や暴力によって、相手を肉体的、精神的に支配しようとする悪質な“犯罪行為”であり、決して許されるべきものではありません。DVは決して他人事ではなく、誰もがDVの加害者、被害者に成り得る危険性を孕んでいます。こうしたDV的意識というのは、私達の日常の至る所に潜んでいるのです。特に心理的なDVは、あらゆる従属関係が意識されるような関係性の中に存在しています。政府と国民、教師と生徒、夫と妻、親と子、医師と患者、セラピストとクライアント、上司と部下・・etcその多くは、支配的権限を持つ立場側の者の認識力の無さ、人間性の欠如から来るものと思われます。DVが行為として現れる前に、その従属関係の中に“歪んだ思考(イラショナル・ビリーフ)”が発生しているものと思われます。☆イラショナル・ビリーフ→「心がみえてくる図解心理学」参照(GloriaHeartsのHP“favorite”の頁で紹介)国民は政府の意向に服従すべきである、生徒は教師の考え方に従うべきである、妻は夫の言う事に従うべきである、子供は親のいう事を素直に聞かなければならない存在に違いない、医師に対し意見を述べる患者なんぞ、無礼者であるに違いない、(セラピストがクライアントに対し)あなたは何か“非”があって此処を訪れているに違いない・・・等の歪んだ思い込みが、無意識に心理的DVを発生させているのです。

※“思い込む”という行為は、誰もが多かれ少なかれ、無意識にやってしまう事でもあると思います。それは、自分自身にもあります。“夫は妻に対して優しくあるべきだ。”これもひとつの思い込みでしょう。(良識的な範疇だとは思いますが・・・(^_^;))常に自分がどういう思い込みにとらわれているか?と、意識する必要はありそうです。意識する事で、ある程度思い込みの“歪み”は防げるかと思います。

DVを根絶する為には、多くの人がDVの“真相”を知る事です。そしてDVという行為は立派な“犯罪”として成立するという事実を、加害者側にも認識させる必要があります。実は加害者も、元DVの被害者だった。という可能性も考えられる事から、加害者の心理的ケアも必要と思われますが、まずは被害者の肉体的、精神的保護が最も優先されるべきではないかと思います。

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(KIN:132 黄色い月の人/知恵を安定させる)