「お天道様に感謝して」 赤井川村石川農園から米農家便り

石川農園でのお米の栽培の様子や、赤井川村の出来事をお伝えします。
皆さんがおいしくお米を食べる事が出来ます様に。

漁師の気分

2008年09月23日 22時40分42秒 | 08年の事
コンバインも復活。

気を取り直し、再スタート(2度目の)です。

今日は午前中雨予報、稲刈りは午後からかとあきらめ掛けていた所、朝起きると
まだ雨が降っていない。朝露もゼロ。

父の合図がかかる。

「行くぞ!」

田へ出動する父。籾を受け入れる体制を整えるコメット。

朝5:00。



西の方から迫ってくる、白い雨の姿。

雨が来る前に、獲物を捕獲、捕獲。

途中、幾度か呑み込まれそうになるも、かろうじて通りすぎる雨。

雨に濡れる前に搬送しなくては!

搬送中、小さい雨がトラクターを襲う。

あわてず確実にゆっくり急ぐ。

ギリギリ、セーフ。

倉庫に着いた途端、本降りに。

これで、遠い田んぼの捕獲が終わった。

今度は、慣れ親しんだ家の近くの田んぼ。

残り、12ha。まだまだ終わりは見えないが。


なんだか、年に一度のマグロ漁に航海しているような気分です。



そいえば、今日は歯を磨いていない。
朝5:00に外へ出てから、家に入ったのは夜7:00。
こんな日が後2週間続く。

明日は歯を磨こう・・・。

漁師さんはこんな日、歯磨いているのかなーーーーー?


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晴天のなのに?!絶不調・・・

2008年09月20日 21時00分17秒 | 08年の事
今日は秋晴れ、稲刈りには絶好の日です。

で・す・が・・・。

今日こめっと家では数々のアクシデントがありました。


朝5:30分
籾すり機械がつまり、原因不明・・・
機械のつまりを掃除するも原因分からず、籾すりできず。
8:30分機械屋さん到着。籾すり機復活、なんとかOK。

9:00分
コンバイン(父)出動。
9:30分父からTEL。
「コンバイン壊れた・・・」

な・に・を!!

23日・24日は雨予報が入っている。今日明日でどこまで進むか勝負どころであった石川家。

コンバインを見に行くと、車軸が折れ右に傾いている・・・

原因は?と考えると田んぼの影響か?
9月に入ってから、晴天が続き田が完璧に乾いている。
いつもは湿気が多少あり、やわらかい田んぼ。
乾いた田んぼは固く、キャタピラは沈まずもろに振動を軸に受けているのだろうか・・?

明日部品が飛行機で千歳に届く。

明日も稲刈りができない・・・・・。

Noーーーーーーーーーー!


稲刈り中の農家のみなさん、籾入れすぎ注意です。2/3位でうつしましょう。
乾いているから、走行しやすくて良いとは限らないのですね・・・・・。


18:30分
乾燥機のコンセントから煙が・・・・・・・!


今日は経験値、大幅にアップです。
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必要なのは話術

2008年09月16日 12時54分20秒 | 08年の事
本当に父の稲の刈りたがりには少々困っています。

昨日の刈り取り(昨日のは自家販売分なので早くても問題無く、むしろ収量は少ないがうまい)を終え、
「少し青が強いので2・3日待とう」と言っているのに、今日の晴天に誘われ、「かるべ、かるべ」としつこい。
父も早すぎとは思っているらしく、
「隅刈でもするか」としぶしぶ納得。

面積の広い石川家では、「少し早めにスタートしないと」と僕も思っているし分かってはいるつもりなのですが・・・。
それを考慮して籾撒きもしたし、その順に穂も出た。
早すぎると収量に影響するので・・・。

一日2%位ずつ歩留りが変わる。

今日は、精米機をフル清掃。
稲刈りは待ちです。

明後日から再スタートの予定です。

明日も父を悔いとめるのに話術が必要です。
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フライングスタート

2008年09月15日 06時48分16秒 | 08年の事
今日から稲刈りスタートです。



朝露がきれたら、いよいよ始めます。



半年間この日を向かえる為に頑張りました。
どんな味に仕上がっているのか、ハラハラドキドキです。

稲は収穫適期にはまだ早くあと2・3日という所なのですが・・・。
でも、準備が完全に整い、もう待てません。
だれに「待て」といわれてももう待てません。
イチゴ(妻の愛犬)の気持ちが分かります。


偉大なる父も、待てない様子。
昨日、突然家のすぐ横の圃場、1週間後に刈る予定の稲の隅刈りをしていた・・・。
どしたの?と聞くと、
理由は
     「刈った稲を持って見たくて」  だそうです。


石川親子、かなり稲にはまってます。

ばーちゃんにお参りしてから、稲刈りします。
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偉大なる父を超える挑戦

2008年09月12日 23時44分50秒 | 08年の事
今年で稲作りに挑戦して4年目。
毎年約1割の圃場を利用して、自分の思うがままに試験栽培を行っている。

毎年稲刈りをしていて思う事がある。
外周からコンバインで稲を刈るのだが、外側2周(5条×2)位は株の茎数が多いと言うか
太いと言うか?コンバインが持ち上げてくるワラの量が多くて、籾タンクに貯まる籾の量も多い。
中に進んで行くと茎が細くなり、稲もなんだかひ弱に感じる。
最初のうちは、「やっほーい、沢山あるぞー(笑)」と思いながらコンバインを
運転しているのだが、中にいけば「そうでもないじゃん(怒)」という感じ・・・

なぜ?と考えて見ると
外周に近い稲は畦に通る風が当たり、また太陽もあびる量が多い為、健康に育っている。
そして籾も大きくなりタンクに沢山たまる。
と言うのが僕の想像。

理由は他にもある。実はハウスで栽培するトマトにも同じ様な事があるからだ。
外側に近いトマトは根を十分に伸ばし、風あたりの良い場所のトマトは良く受粉
して収量が上がる。

「よっしゃ、それじゃーその環境を田んぼに作って見よう」と言うことで
偉大なる父の猛烈な反対を押し切り、試験したのが下の写真です。


上が慣行区で下が試験圃場





20条植え2条開けて栽培しています。9割の株数しか圃場に入っていません。
普通に考えると一割の収量減。
試験の栽培面積は1haなので金額に直すと15万円位。
それは父も反対するはず。
「お前にそんな余裕がどこにある!!」と。



いいんだもん、いいんだもーん。
だってさ、だってさ、
こめっと、今の所の予定。

予定1.予定収量は1割減ではなく、ほぼ同じか増収?!
予定2.将来全部の圃場をこの植え方にして・・・育苗経費も削減でき・・・
  育苗ハウスが一棟空き・・・そこにカラーピーマンを植えて・・・・(ニマリ)。
予定3.絶対うまい!より健康に育つ米がまずいわけがない!

一石3鳥!  こめっとかなり欲張りデス!(ウフ

2頭追う者は1頭も得ず?   

さー、ドッチ!



コメント (4)
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