「お天道様に感謝して」 赤井川村石川農園から米農家便り

石川農園でのお米の栽培の様子や、赤井川村の出来事をお伝えします。
皆さんがおいしくお米を食べる事が出来ます様に。

業務連絡

2008年12月26日 19時35分46秒 | 08年の事
12月15日、京極町で開催された「後志アグリフォーラム」において、
農業元気グループTogetherの二川くんがプロジェクト発表に参加し、
見事最優秀賞を獲得、1月に札幌で開催される全道大会への出場が決定しました。

続きはカルデラの里「赤井川村へようこそ」を見てね。

今日は来月の15・16日に行われる全道大会用の発表資料の作成です。
ようやく完成。

ページ1


ページ2


手直しご意見宜しくお願いいたします。

しこPさんへ 月曜日原稿(ファイル)持って行きます。

山男さんへ  こんな感じになってしまった・・・・・。よろしくお願いいたします。

文章が見えないと思うので

自慢できる程の美しい村ではないけれど、なぜかほっとする人に優しい赤井川村。

 平成19年、偶然にも同時期に帰郷し就農していた農業後継者8名が「何か一緒に
やれたらいいね・・・」とグループ『Together』を結成しました。
 休耕地を利用した景観緑肥ひまわりの作付を中心に、又おまつり等への出店を
行い村のPRを行っています。
 新規就農者が新たにグループに加わり現在13名で活動をしています。

見て下さい!活動を通して生まれた僕らの『仲間意識、団結した行動力!』
聞いて下さい!『僕たちの想い。』

大好きな村、赤井川村。  その未来は私たちが作ります。


コメント (7)
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結果報告その1

2008年12月13日 22時07分29秒 | 08年の事
偉大なる父を超える挑戦
挑戦の内容は↑を先に見てね。


『予定1.収量は一割減ではなく、同じか増収?!』
についての報告です。

まず、圃場の写真をご覧ください。


黄色が試験区・赤色が対象区です。
収量を調査するにあたって、両区とも同じ条件になるよう
水口が一カ所、そこから水が下に落ちる田んぼが2枚の
計3枚の圃場で試験を行いました。

面積は
試験区 104.1a
対象区 107.1a

それでは、稲刈りの開始です。

先に刈り取りしたのは、対象区。
刈り取り前の株の調査では、試験区に比べ茎数が少し少ないかなー。
と思っていたのですが・・・、
いやー、ありました。ビックリするほど。
籾すりしていて、楽しくて楽しくて、もう試験なんてはっきり言って
どーでも良かった。
収量なんと!  対象区 120.5俵 9月26日

そして、試験区の刈り取り。
コンバインに乗っての感想は、予定通り茎は中に入っていってもやはり太い。
収量はどうか?乗っている間はまったく分からん。
普段は5条ずつ刈り取りするのだが、歯抜け圃場の為、刈り取りが5条になったり
3条になったり・・・。あまり効率は良くない・・・という感想。
籾すりは?というと。
対象区がありすぎなんです。
「あとフレコン1つ位できるかなー」と思いながらタンクを覗きに行くと。
もうない!
試験区収量  110.5俵 9月28日

それぞれを10a当たりに換算すると
試験区 630㌔/10a
対象区 678㌔/10a

予定と全く違うではありませんか。
こんなはずでは・・・。

しかし!上の収量。石川家でも特別です。
なぜかと言うと圃場の写真をもう一度ご覧下さい。

試験・対象区ともに土木川・余市川沿いに堤防があります。
ここは風あたりが少なく、冷たい西風と北風を余りうけない圃場なのです。
特に対象区の圃場は北風が殆どあたりません!
同条件ではないでないか!

去年までの圃場別集計ノートを引っ張り補正しなくては、
自分の予定通りになる為に・・・
ノートを見ると北が堤防で、左右に長い圃場はいつも4%近く収量が他の圃場と比べ多い。
対象区の収量を補正・・・。0.50×0.96+0.25×0.96・・・・・・・。

最終結果    24㌔/10aのマイナス。
試験区 630㌔/10a
対象区 654㌔/10a

この結果と圃場を観察して思った事
1、稲は間隔を空けると根を長く伸ばし、肥料を多く吸い一株当たりでは多収に繋がる。
2、端の穂は明らかに長く、茎は太い。
3、端だけではなく中3列目くらいまでは風あたりが良く丈夫そうな感じ。他は変わらない。
4、同じ考えの試験を行う場合は20条植えて90㎝空けよりも、10条植えて45㎝空けの方が良さそう。
総括、稲の収量は、圃場全体で考えた場合は植えた本数よりも肥料の量によっての影響の方が大きいだろう。


普及員の高橋さんと一緒に行った列ごとの調査結果

試験区 端の稲      893㌔/10a
試験区 端から2本目の稲  735㌔/10a
試験区 中の稲      643㌔/10a

驚きの違いです!



この試験、来年はやらない事だけは決まっています。


つづく。
















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新しい早口言葉、紹介します。

2008年12月04日 23時20分50秒 | 08年の事
今年赤井川村の米は、カメムシの被害粒がほとんどない。

被害粒?

精米機から写真を撮影してきました。

被害粒の写真です。

黒く着色している米があります。
これは斑点米といって稲科の雑草を好んで生息する下のカメムシが、米粒が固まる前に
「チューーーッ」と汁を吸い上げた為にできてしまったお米です。

皆さんもお米を食べていて、黒くなっているお米見たことあると思います。
食べていて余り気持ちよくはありませんよね。

その犯人を紹介します。
名前は「アカヒゲホソミドリカスミカメ」

皆さんの想像するカメムシとは、形がかなり違うかもしれませんがカメムシです。
直径5~6㎜と小さく、細くてひげが赤いのが特徴です。

草刈りをしているのはこの「アカヒゲホソミドリカスミカメ」の住処をなくす為です。
僕の敵です。

皆さん名前覚えましたか?
「アカヒゲホソミドリカスミカメ」

僕はこの名前をすらすら言える様になるまで2年掛かりました。



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お好みは?dochi?

2008年12月03日 21時32分22秒 | 08年の事
最初に籾すり作業をしたのは有機質の肥料で作った「ななつぼし」。
どんな玄米なのかハラハラ・ドキドキ。

仕上がった玄米はこちら!

二つありますが、右が今年の玄米です。
そして、左が19年度産の玄米です。

なにが違うか?
僕の思いをこれから書きますが、少々不適切かも知れませんが最初に誤っておきます。
こめっと本人の感覚なので笑ってお許し下さい。

ではそれぞれをアップで。

こっちは19年度産

一見、「青米が少なくきれいだね。」と思います。
しかし去年作業していて思ったことなのですが、バケツに入れ米が重なると少し赤く見えます。
たぶんちょっとばかり刈り遅れです。

そして今年の玄米

19年度産のお米を一年間見てきた後なので、
最初出会った時は「青がきつすぎる!」と思いました。
今年は茎数が多かったので穂にバラツキが多かったのか?
シラタもあり、「今年は精米に苦労するな。」という感じ。

お米は8月に受粉した後、
始めは白い液体から→白く固まる(シラタ)→殻の部分が緑色になり
→中が透き通ってきて→殻の部分が肌色になり→熟しすぎると肌が赤や茶色に。
変化していきます。

人間の肌に重ね合わせてみます。

19年度産の米

平均年齢32歳位でしょうか?少々若さに掛けます。
ピチピチとした感じは無く、潤いがありません。
特に中央の着色米2粒は、50歳?
この米は白米にしても透きとおる事はありません。

そして今年の米

オー!ビューティフル!
これはズバリ平均年齢23歳!若く張りがあり、うまそう!!!
中央のエメラルドグリーンの粒のお肌は18歳!
こんな透きとおる粒だけを集めて一度食べて見たい、と思うほど。

と、肌はこんな感じなのですがこれを白米にして食べるとどうか?
ここから好みが分かれるところです。

今年のお米は、炊きあがりはピカイチ。
つやがあり、甘い香りが部屋中に立ち込めます。
しかし炊きあんばいが難しく、少しの水の加減でがらっと味を変えてしまいます。
水が多いとぺっちゃっとなり、米のつやつやが余計に舌にまとわりついてしまいます。
なんだか食べても味、特に甘味が足りないような・・・・。

19年度産のお米。やはりつやが足りません。
去年新米の時も「これ新米?」と思うほど。
しかし、去年のお米は味が濃かったような気がします。
噛み締めて行くうちに、どんどん甘みが口の中に広がり、
3時間たってもお米の余韻にひたれる・・・。



僕の総論




味のある23歳が好きです。 以上!








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