無名人独白集

美しいもの、麗しいもの大好き。その真逆は嫌い。
故に「小異に拘り、大道を外す事勿れ」
そんな我侭で偏屈な人の独り言。

なんとかならぬものか。

2006年08月08日 12時08分53秒 | 社会・内政関わる話し
ネパール 毛派、和平交渉決裂を警告 (産経新聞) - goo ニュース
この件に関する報道を行う際に是非ともその背景に触れて欲しいものです。
毛派」とは、どんなものなのか、
そして、ある時は公然と、ある時は非公然に
中国が他国に所在する反政府武装組織に援助をしていると言う事実、
そして、そのすぐ傍のチベットの件。

中国と言う国が、他国に浸透し、影響力を強めようとするのは、
その国家戦略に基づいての事です。
いつまでも、「話せば判る」「仲良くできる」とばかりこちらが願っても、
その理想的な考えを、これ幸と利用しようとする勢力こそあれ、
実現には、なかなか現状は難しく、それ以前に調えねばならない事があるのに、
気付いて頂く方が一人でも増えないことには、
かなり危険な状態が続いてしまうと感じるのは私だけでしょうか?


情報がなければ、人々は判断する事が出来ません。
また情報はあっても、偏っていては問題がありますし、
その情報を取得し生かすための、
意欲を持たせる教育と理解させる能力、メディアリテラシーと
その国独自の意識付けは重要な課題ではないでしょうか?

最近、とみに問題となっている学力低下ですが、
実際にその状況を見るに、あまりにも学校側の教師に遠慮があるやうに見えます。
子供たちが塾等で忙しいとの理由からか、
長い夏休みに出る宿題の量は、大変に少なく、
また、工作のやうな個人差の大きいものに関しても、特に明確な発表の機会や、
それに関わる先生との個別の会話が、
生徒数が遥かに多かった我々の世代より少なくなっており、
宿題の総量も私の頃の、5分の1以下のやうな状況であります。

また、普段の授業においても、情報を取得し理解する為の基本となる、
文章読解能力、理解力、そして発言・表現力を高めるためにも必須と思われる、
読書・作文等の課題も大変に少ないため、
必然的に、得意な子のみが長け、不得意な子はいつまでたっても伸び悩むと言う
構図が生まれてもいます。
大事な、基礎を仕込まねばならない時期に、この体たらく。
これが、教師の皆様の怠慢でない事を願いたい気分でもあります。


さて、話は元のニュースに戻りますが、
それにしても、こういった状況を報道する機関が数少ないのは、
二重の意味で、大変残念なことであります。



学校・公営プール吸排水口、ふた固定不備が305カ所 文科省、使用中止 (産経新聞) - goo ニュース
実は、私の子供の頃にも、何処であったかは全く覚えておりませんが、
児童が、プールの排水口に吸い込まれて死亡する事件があったと記憶しています。

それから30年余り。
やはり人間と言うものは、繰り返すものなのでしょうか・・・
あまりに杜撰、、、いい加減。。。あまりに利益優先・・・


その企業の株価にまで影響を与え始めているCSR「企業の社会的責任」と呼ばれるものが、
この日本においても浸透する事は、情けないながら必要な事なのかもしれません。
コメント
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