遺棄化学兵器 日本に立証責任 高村外相認識(産経新聞) - goo ニュース
・民主党の松原仁氏が2日の衆院外交委員会で、
旧日本軍のものとされる遺棄化学兵器の中に、
終戦後の武装解除に伴い中国側に引き継がれた兵器も含まれている可能性をただした。
・高村正彦外相は
「(日中両国の)どっちに立証責任があるかといえば日本側にある」と述べ、
化学兵器が遺棄したものか引き渡したものかの証明責任は日本側にあるとの認識を示した。
・昭和20年の敗戦後に中国側へ兵器を引き渡した際の引き継ぎ書には
化学兵器も含まれていたと指摘し、
日本側が「遺棄化学兵器」を処理する前提が崩れると追及した。
・しかし、外務省側は「即答できない」と述べた。
・外務省が外部のシンクタンクに委託した調査の中間報告では、
化学兵器は中国側に引き継がれていないとの結論を出しており、
国会答弁でも「武装解除時の詳細がわかる資料がない」との立場をとっている。
そこへこんな情報が飛んできました。
防衛研究所で「化学兵器中国で遺棄」覆す文書見つかる
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071130/crm0711302059042-n1.htm
・終戦後、中国大陸で旧日本軍が化学兵器を中国側に引き渡したことを示す文書が、
防衛省防衛研究所などに保管されていることが分かった。
日本軍が中国で遺棄したことを前提に進められている遺棄化学兵器処理事業は
見直しを迫られる
ポツダム宣言受諾により、武装解除された日本軍の状況を、
少しでも理解していれば、日本軍が遺棄云々なぞ変な話ですし、
日本に金銭供出義務があるなぞ、実に馬鹿な話だと判るはずなのですが、
日本のエリート集団の中には、調べものもまともに出来ないか、
思想によりバイアスのかかっていないお年を召した方の話を聞いた事もない方が、
かなりいらっしゃるやうです・・・
そもそも、戦争に負けて武装解除されるということがわかっていれば、
当たり前の事なのですがね。。。
また、どうでも良い事かもしれませんが、
安直に単体で使われている
化学兵器といわれる言葉にも、
漫然とした悪意を感じるのは私だけでしょうか?
旧日本軍の物で、さもすごいものかと思われ、おぞましい感覚を与える名称の内容が、
実はいわゆる文民警察等も使う、
緑筒は防衛研究所の文書にある「手投涙弾」と同じ催涙弾。赤筒は「くしゃみガス」とも言われた非致死性化学兵器
であることを、知っている方がどれほどいらっしゃるのですかね・・・?
現代の一部海外治安部隊で使われている一部の催涙弾の方が余程凶悪なものがあった記憶がw