扁桃が大きく腫れあがって、ノドが痛い!、飲み込みにくい! 高熱が持続する時 にも使いますし、感染をよく起こすお子さんの感染コントロールにも使います。
最近、外来では 小柴胡湯をカゼ薬として多用しています。
お子さんの高熱の風邪は 葛根湯、麻黄湯などがよく使われます。
解熱後の風邪 の仕上げにかかる時、こじれた時(熱が上がり下がりする)は 小柴胡湯などの柴胡剤を使うと熱が下がり、咳、鼻もじわじわっと落ち着きます。
一方、成人を中心に 精神科領域、心療内科領域 の病気にも使います。
カラダがほとほと疲れて、抵抗できなくなって大変!という状況にはグッと効く 感じがあります。
悪さをしている問題をじわじわ突き崩す、溶け出すようなイメージで、だんだん 力がついてくるようです。
お子さんが自閉症と診断され、手がかかることが続き、気がついたら自分が だんだん調子悪くなってしまっていたお母さんがいます。
例えば、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 が有効なことが多いです。
精神科、心療内科の薬に替って漢方薬を使用する、併用することも可能です。
結局こんな系統の薬をずっと使わなければならない環境は大変なんです。
http://www.kodomo-kampo.net/category/1317793-88.html
※小柴胡湯の虚候を帯びるものに用うべし(補中益気湯)