【断捨離戦略】
対Kグルは欲を捨てないと負けることがある。
断捨離という言葉がある。この断捨離の言葉の意味だが、“心にできたしがらみを捨てよと自分に言い聞かせる”事だという。
断捨離とよく似た諺が心理学の世界にある。心理学では大原則の諺。
他人と過去は変えられない。
変えられるのは自分と今だけ。
最近、この断捨離の言葉に通じたKグルを相手にしたときの断捨離戦略なるものを思いついた。この断捨離戦略に気づけなかった人は、今までのKグル戦で無理をしていた人だろう。
いや、Kグル戦に無理をしていた人は人生自体に無理をしていたのではなかろうか。ふと、自分の胸に手を当てて考えてみる。布団に大の字になり目を閉じて自分自身を見つめ直すべきだ。
『なぜ勝てないのか』
例えば2014年時点で関西のランバト動画で出てくるYSK選手なんかは断捨離戦略を分かっていないと見ているだけで分かる。
意外に危ない場面がいくつか見当たる。逆に関東のウワベ選手は断捨離戦略に薄々気づいている。
Kグルは自分で能動的にゲージを貯めれない。コチラの攻撃か挑発でのみゲージを溜めれる。。分かっている様で分かっていない。分かっていないとは言葉だけ理解し、戦術に適用できていないことを意味する。これ、すなわち分かっていないと同じである。
言葉だけ理解し、行動を変えれないほど、あなたの人生は固まったものだったのだろう。
自分で貯める事を放棄したグルーヴK。つきつめると、こちらが何もしなければ、怒りゲージはたまらないという事になる。
その戦術は、ガードか投げ抜けのみとなる。断捨離戦略とはガードか投げ抜けのみに徹する戦略である。
断捨離戦略に徹した方が良い条件とは、下記の5箇条からなる。
断捨離五箇条
1.相手を怒らせる要素なし
2.相手の方がレシオが高い
3.相手の怒りゲージが空っぽに近い
4.相手の方が体力が多い
5.自分の方が残り人数が多い
ガードのみしかできないなら、ガードクラッシュからボコボコにされると考える人もいるだろう。しかし、ガードクラッシュされる間に、何発ガードかできたか?これが重要である。
Kグル以外のグルーヴでは、攻撃を食らうか、またはガードする事で一発につき、2ほど貯まる。
Kグルの怒りゲージを全く貯めさせず、こちらのグルーヴゲージのみ貯める方法はKグルの攻撃全てをガードか投げ抜けかで捌き、これに徹するだけである。
例えば、Kグルvs.Cグルで両者ともレシオ1、レシオ1、レシオ2の順番構成で試合をしたと仮定する。
自分の使うグルーヴがKグル以外のグルーヴなら何でも良い。相手がKグル大将レシオ2で3人目、こちらはCグル中堅レシオ1で2人目。
Kグル大将vs.Cグル中堅
この時、中堅レシオ1側が逆キャン絡みのコンボをお見舞いし怒り爆発が確定するなら、断捨離戦略をとらないのも有りだ。
同じグルーヴゲージ2本分でCグル大将レシオ2にグルーヴゲージをバトンパスした方が火力もあり、温存するのも間違いじゃない。これは感性の問題である。
今まで中堅レシオ1で最後の粘りプレイをしてきた人は、広い視点に立って考えてみることだ。
この時、自分の体力ゲージを見てみる。残り体力ゲージは1割~3割ぐらい。グルーヴゲージも4~6割くらいしか無い、タイム的に70秒台でKOされそうだと何となく推察できる。
それなのに、あなたは藁にもすがる思いから中堅レシオ1でKグル大将レシオ2相手に打ち合ってこなかっただろうか?
結果的に断捨離戦略の方が優れている場合がある。無理をして、大将レシオ2にガチンコ勝負すると大将の怒りゲージが良い感じで増えてしまっている事がある。
そして、次の試合で簡単に怒り爆発し、ボコボコにされるのがKグル戦ではなかろうか?
また、せっかく貯めたグルーヴゲージもコチラの成り行きでスパコンやオリコンなんかを放出して使ってしまう可能性もある。
Kグルと違い、C、A、P、Nグルはグルーヴゲージをバトンパスできるのが最大のメリットである。
体力ゲージが満タンであるよりも、グルーヴゲージが満タンで大将戦をした方がその後の展開が良い場合がある。
ある意味、このゲームはゲージゲームである。何度も繰り返すが、気絶、ガークラ、グルーヴゲージの増加戦略というマネジメント能力を必要とするゲームである。
正直言えば、私自身の人間性能は6年前にすでに終わっている。人間性能の劣る者が勝てるロジックが確かに存在するのもカプエスなのだ。
一説によると人は20歳位から緩やかに老化し、30代位で急激な老化を見せるという。画面から伝わる情報で身体が反応する速度も衰えるばかりだりだ。
伸びもしない人間成長を伸ばそうとするのは愚かな戦略とは考えられないだろうか?この世に老いない人間など存在しない。身長の低い人間が厚底ブーツを履いて身長伸びたよというのと同じ事ではなかろうか?
30代から伸びる能力とは、判断力や統合力だ。その部分に気づきさえすれば、まだまだ成長できる部分に気づけるはずである。
第1、長い戦いだと集中力も持たない。その昔、とあるKグラー(たしか、ヨシダだったか?)がさっさと負ける戦略を提案した。当時、わざわざ攻撃を食らうバカげた戦略は無いと思った。しかし、攻撃をせずにガードと投げ抜けのみにシフトする戦略は存在するのではなかろうか?
機に気づき、断捨離する。相手からの攻撃は、全てガード。投げには投げ抜け、ガードクラッシュしても気にしない。
そんな意や常識を気にしない戦略。
まさかKグル相手に最良の戦い方に攻撃を放棄した戦略こそ至高であったとは・・・。
五つの条件を考えてみるとレシオ1とレシオ2、まず火力が違う。ゆえに殺せるまでの手数が違う。勝つためには無理をしない。最小の手数で結果をおさめる。
そもそも対Kグル戦で、他のグルーヴ同様の打ち合いをすると、攻撃した側が確実にゲージマックスになるまでのゲージ増加のスピードは劣るのである。
Kグルーヴは投げ、基本技、前キャンあるいはコンボにしろ、当てた側がゲージ上昇率で劣る。
相手の戦略はワンパターン。カプエス最強のワンパターンがKグルの戦い方。こちらの攻撃をJDか喰らい、反撃の繰り返しである。
Kグルとゲージ上昇性能を五分に持っていくにはどこかで断捨離した方が良い場合がある。
話を戻し、中堅レシオ1がKグル大将レシオ2の体力を基本コンボ等でそこそこ減らしても所詮はレシオ1の火力。次のラウンドでは体力回復され、怒りゲージが残存する。
これがマズイ。2014年の関西YSKのKグル戦には、そのマズイ部分が随所にあった。
レシオ1の中堅が頑張れば頑張るほど、頑張った側の勝利が遠ざかるケースがあるのがKグル戦。
他のグルーヴと同じではない。基本攻撃値がKグルの怒りゲージに反映される以上、レシオ1はグルーヴ補正の結果、ダメージ以上き怒ゲージを増やしている事実に気づくべきだ。
何せレシオ2は、攻撃力と体力が高い。という事は、早く中堅のレシオ1は殺される可能性が高い。このゲームの体力回復量は以下の式である。
((残り時間+1)*300)/1ラウンドの試合時間+1)*10
要はレシオ2は早めに中堅レシオ1を倒し、より多くの体力回復をできる可能性があるということだ。
グルーヴゲージがあれば話は別で、スパコンやオリコンを当てて怒らせる事で次のラウンドは怒りゲージを空に出来る。
そうでない場合は対Kグル戦では中堅レシオ1からKグルの大将側への攻撃がほとんどが無意味だと気づくことである。無理に打ち合うのでなく、ガードと投げ抜けのみに徹する。それだけで良い。
あなたは柳になればよい。無駄な肩の力を抜き、真の目で戦況を見つめるべきだ。それが断捨離の戦略であり、考え方なのだ。
世界最強のKギースに勝ったウワベ選手も使っていた断捨離戦略
例えばこの間の3月22日の西日暮ランバト動画でもウワベ選手の中堅(ブランカだったか?)が、世界最強のガオ選手のKギースにデットリーレイヴで削り殺されていた。
本来、Cグルvs.Kグルは前キャンあってもKグル有利と言われる組み合わせである。それでCグルで勝つってどういうことか?と思い、動画をチェックしてなるほどとなった。
勝負が動いたのは中堅vs.大将戦。
Kグルは6グルーヴ中、唯一、全く違うゲージ増加をしている。その事実を無視しない事である。Cグルで世界最強のKギースに勝てたのは、今までと意味が違う。
マネジメントできていたのだ。
有名人動画でも断捨離できていない人は意外と多い。この間、公開された関西ランバト動画でも断捨離出来ていない人はいた。
中堅は怒りゲージが空の大将Kグルを
相手にするときは、相手を再び怒らせる事が出来なければ無理をしない。
周囲は気づいてないだけで、実は水面下ではとても大事な選択をしている。
これでガオギースは怒りゲージを失い。
ウワベ選手の大将春麗は、ブランカがガードしたデットリーレイブを5発ガードした分のグルーヴ増加量10を手にした。
それでよいのだ。
ウワベ選手は大将C春麗のKグル大将戦
に勝利できた要因。断捨離の精神があったのだ。
ブランカを生贄にし、春麗をレベル3マックスで召喚する価値は例え体力を4割減らされても良い場合がある。
解説者がガーキャンの選択を示唆したが、あそこでガーキャンする選択は、あのケースでは無い。
レシオ1がガーキャンして微々な600以下のダメージを与え、代わりに相手の怒りゲージを8の増加させる戦略はない。
グルーヴゲージを1本失う戦略はSグルぐらいでしか成立しない。バトンパスの無い個人的なグルーヴSグルでは成立する。特にエンペラータイムなら成立する。
世界最強のKギースがゲージ戦略で負けた瞬間である。
突起して何かが優れているわけでも無い。何故か勝てる人がいる。別に廃人並にやりこんでいるわけでも無い。にも関わらず、練習しまくっている輩をことごとく倒す人がいる。
カプエスは奥が深い。スト2やスト4とは次元が違う深さがある。
Kグルはこちらの行動に合わせる事でしかゲージを貯めれない。
全ての攻撃をガードしてやるぐらいの気持ちで良い。それと決めこめば小ジャンプなんかも怖くない。こちらはガードと投げ抜けのみに神経を使う。神経も磨耗しない。
Pグルの対Kグル戦限定の断捨離戦略
対KグルではPグルは投げ抜け以外でボタンを押さず、レバー操作のみとする。ブロッキングが成功しても相手を再び怒らせる事が出来なければ、あえて反撃しない選択もある。
反撃しない事で相手は怒りゲージを増やせないばかりか、Pグルはブロッキング成功時のグルーヴゲージ上昇5ポイントを手にできる。他のグルでは真似出来ないPグルならではのグルーヴゲージ増加戦略といえる。
また、中堅~大将までを見越した視野の大きな戦略といえる。
まさに差し合いだの、返しだの、人間性能だの、浅はかで視野が狭い。しぶとくガードを固め、ゲージ貯め行動に徹する。
相手はなぜ負けたかさえ分からない。実は、中堅戦の時点で勝負付けを終わらせられていた事に気づかない。
Kグル側がガークラするまでの打撃を10発分ガードできれば、こちらは20ゲージが溜まることになる。地味だが強い。相手の怒ゲージは全くたまらない。
空(から)っぽだ。
次のレシオ2同士の大将戦で怒り前に、
Cグルなら気絶絡みの逆キャンコンボ、
Aグルならオリコン、それ以外はLevel3スパコン。
勿論、CグルでもLevel3で夢あるキャラもいる、その場合はLevel3の夢をとるのもありだろう。
1万オーバー級のネタをぶつければそれだけで試合は確定的となる。無理をするな、欲を捨てろとなる。
まさに10手打っていた人間が、3手で負ける戦略が断捨離戦略なのだ。大局観を大事にした考え方とも言える。
大阪や、東京でもKグルのチュンチュンに苦しんでいる方はいないだろうか?今一度、視野を大きく持ってみてはいかがだろうか?
ウワベ選手などが密かに実践している断捨離戦略。きっとあなたの人生も楽になるはずだ。
あなたは今まで無理をしてこなかっただろうか?人生にも、カプエスにも。上手に生きる方は違う。無理をしない。私もそうだ、無理をしていない。
そして、ここぞという時のみ力を使う。すると何故か勝てる時がある。
その無理な欲が逆に相手の勝利に塩を送っていた事がある。自分はこれだけ頑張っているのに結果がでない。
答えは単純である。Kグルはあなたの頑張りを吸収するグルーヴだからだ。
あなたの攻撃は甘い蜜。Kグルにとって待ちに待ったのがあなたの攻撃なのだ。
Kグラーには悪いが、ハッキリ言わせてもらうと。Kグルほど相手から勝たせてもらっているグルーヴはない。
頑張れば頑張るほど勝利から遠ざかるのがKグル戦なのだ。精神も磨耗し、すり減る。
こちらが何かしよう物ならチュンチュン、反撃さえも結果オーライ。怒りゲージさえ次のラウンドに持ち越せば、次のラウンドは2回でも3回でも怒る。
1ラウンドで2回怒るとは、99秒のうち、36秒間を怒り爆発タイムに突入することを意味する。
これを1ラウンドに1回に抑えるには、怒らせる前に殺し切るが従来の戦略。
それにもう一つ加えるなら、新たな断捨離戦略ではなかろうか?Kグルからの甘えを断てば良い。断固、攻撃しないを掲げれば良い。
それが世界最強のKギースを破ったウワベ選手の断捨離戦略。柳のごとくかわし、雲のようにいなし、時が満ち一線越える時、落落雷雷。
欲を捨てよ、さらば道は開かれん。