ブランカの前キャン電撃対策
ブランカの前キャン電撃(RCエレキトリックサンダー)は、弱、中、強で各々のフレームが違うが大体30~36フレーム間で行われている。
前キャン電撃はLv3スパコンを潰すことが可能と当時の連中がろくに調べもしないで公表した。
未だに2チャンを3ヶ月に一回ほど覗くが、昔のデータのみでインターネット上にその被害者意識だけを誇張した内容になってしまった。
確かに前キャン電撃は強い攻撃ではあるが、それでも対処法が全く無いわけではない。
トレモで前キャン電撃をCPUに記憶させ、昇竜拳やLv2スパコンを潰した事を確認する。
そんな前キャン電撃にLv3スパコンを打つことで本当に前キャン電撃がLv3を潰せるかを中級者以上なら容易に試しているはずだ。
そんな事もせずにただ人の意見を右から左に流したり、自分の格闘ゲームを肯定するがために人数の少ない格闘ゲームを
否定するのは本当の格闘ゲーム好きならするべきではない。
まさに自分のやっている格闘ゲームが本当に誇れるものでないから、その自分への劣等感を別の格闘ゲームを否定することで優越感に変換しただけの行為。
今回は、色々ある前キャン電撃に対抗できる対処法を示したので参考にできればと思う。
キャラクター名 | 技名(効果) | 備考 |
リュウ | RC弱竜巻旋風脚(かわし・五分または少し有利) RC中竜巻旋風脚(かわし・少し不利だが距離は離れる)SC・Lv3真空竜巻旋風脚(つぶし)密着時は前転回避可 | Lv3スパコンはダメージ減少あり |
ケン | RC弱竜巻旋風脚(かわし・五分または少し有利)Lv3神龍拳(つぶし)Lv3疾風迅雷脚(つぶし)密着時は前転回避可 | Lv3スパコンは両方ともダメージ減少あり |
春麗 | RC百烈脚(かわし・五分)、RCスピニングバードキック(かわし・五分または不利だが距離は離れる)、RC弱気孔拳(つぶし)、Lv3鳳翼扇(つぶし) | Lv3スパコンはダメージ減少、RC弱気孔拳は前キャン電撃にヒット時は状況五分。 |
ガイル | 前キャン弱ソニックブーム(かわし・ほぼ五分)、Lv3ソニックハリケーン(つぶし) | ソニックハリケーンのダメージ減少なし |
ザンギエフ | RC中~強バニッシングフラット(つぶし)、RC(クイック)ダブルラリアット(かわし)、各種RCコマ投げまたはスパコン投げ | スパコンのダメージ減少なし。 |
ダルシム | ヨガテンペスト(つぶし)、Lv3ヨガストリーム(つぶし) | Lv3スパコンのダメージ減少なし |
本田 | スーパー百貫落とし(かわし・やや不利)、RC中~強百烈張り手(かわし)、RCコマ投げ、Lv3鬼無双(つぶし) | Lv3鬼無双のダメージ減少あり |
ブランカ | RCサプライズフォワード(かわし)、RCエレキトリックサンダー(かわし)、Lv3シャウトオブアース(つぶし) | Lv3グランドシェイプローリングはガードが間に合う事もあり、Lv3シャウトオブアースはダメージ減少あり |
バイソン | RC弱バッファローヘッドバッド(かわし・五分または少し不利)、RC弱~強ダッシュストレート(かわし・五分やや有利)、RC弱ダッシュアッパー(大幅有利)、Lv3クレイジーバッファロー(つぶし)、Lv3ギガトンブロー(つぶし)※注 | ※注:ギガトンブローのダメージ減少はとても大きい。Lv3クレイジーバッファローのほうがダメージ減少はあるも高い。 |
バルログ | RCローリングクリスタルフラッシュ(かわし・つぶし・ガードさせる) | スパコンでの潰しはなし |
サガット | これといった対処方法はなし、前転回避が一番得策 | Lv3スパコンでつぶす事が難しい、PやKグル推奨。 |
ベガ | RC大ダブルニープレス(つぶし)、RC小ダブルニープレス(かわし・五分またはやや不利)、Lv3ニープレスナイトメア(つぶし) | Lv3ニープレスナイトメアはダメージ減少 |
さくら | Lv3春一番(つぶし) | Lv3乱れ桜はダメージ減少大きいため推奨できず。 |
キャミ- | RCスパイラルアロー(つぶし)Lv3リバースシャフトブレーカー(つぶし)Lv3スピンドライブスマッシャー(つぶし) | Lv3スパコンは両方ともダメージ減少あり。リバースシャフトブレーカーはKボタンを連打することでダメージアップは可。 |
モリガン | RC中ソウルフィスト(つぶし)、RC小ソウルフィスト(つぶし・相打ちあり)、RCコマ投げ、Lv2ソウルフェニックス(相打ち)、ダークネスイリュージョン | Lv2ソウルフェニックスは逆キャン不可。ダークネスイリュージョンはダメージ減少なし。 |
ダン | RC中~大断空脚(かわし・不利だが距離を離す)、Lv3必勝無頼拳 | Lv3必勝無頼拳はダメージ減少有り |
イーグル | RCカンタベリーブルー(つぶし・かわし)※注Lv3マンチェスターゴールド、Lv3ユニオンジャックプラチナム | RCカンタベリーブルーはボタンを離すタイミングでつぶす事は可。Lv3スパコンは両方ともダメージ減少あり。 |
マキ | RC(逆)疾駆けからの派生系(かわし)、RC疾駆けから追加中K(つぶし)、Lv3鉄心崩、スパコン投げ | Lv3鉄心崩にダメージ減少なし |
京介 | RCクロスカッター(つぶし)、Lv3スーパー雷神アッパー(つぶし) | Lv3スーパー雷神アッパーにダメージ減少なし |
ユン | RC絶招歩法(つぶし)、RC虎撲子(つぶし)、RC前方転身、Lv3雷震魔破拳(つぶし) | Lv3雷震魔破拳にダメージ減少なし |
ロレント | RCスカウタージャンプ(かわし)、RCパトリオットサークル(相打ち・つぶし・負け)、RCスティンガー(つぶし) | スパコンまで未確認。 |
豪鬼 | 瞬獄殺のみ |
もともと書いてあったノートデータをちょいと表にしてみました。
前キャン電撃に勝てる攻撃
注目して欲しいのはベガ。ベガは小ダブルニープレスでは「かわし(攻撃を回避)」し、大ダブルニープレスでは「つぶし(前キャン電撃をつぶせる)」とある。これはAベガ使いなら必ず抑えておきたい項目である。
そしてAベガ使いでなくてもこの知識は役立つ。この強ダブルニープレスの16フレ発生で持続がある程度長い技というのが前キャン電撃を潰す前キャン技の基準である。
余談でRC中ダブルニープレスだとスカリやすく、RC大ダブルニープレスでは高確率で前キャン電撃を潰せる。
考察
サガットにはまともに返せる技がありませんでした。
ということでサガットはやはりPグルやKグルが良いかもしれません。はたまたSグルなんてのも有りかなと。
いやいやSサガットって意外にありすぎなぐらい有りだろう。
当時、前キャン電撃を「返し技がない絶対技」などと評していたのは、どいつもサガット使いか。
実際はSグルなら、先に説明した16フレームを避け攻撃できるタイミングを体で覚えるのが正解になる。
ダルシムはちと辛いかなと・・・Lv3スパコンが使える状態なら、相手もそうそう前キャン電撃を打てなくできるので相手が先方ブランカなら、ダルシムのようにLv3スパコンのみ出せるキャラは後出し(中堅、大将)有利かなと・・・。
疑問に思われた方もいるかもしれないが、例えばマキのようにコマ投げスパコンがあるのに、なぜLv3鉄心崩を書いたか?
これは、コマ投げには気絶値をリセットしたり、ガードクラッシュの回復が止まらないなどの気絶、ガークラ、ゲージ貯めの3つ戦略構造に影響があるためだ。
打撃スパコンを当てる価値というのはその後の付属的な価値にある。
そういう意味でダメージが少ないザンギエフのバニッシングフラットを載せたのも同じ意味からだ。ザンギエフにとって相手を気絶させるのは、Level1スパコンもダメージが高く、根性値補正の大部分をカットできるので、かなり意味があります。特にブランカみたいな捕まえにくいキャラだと余計w
またユンなどではダメージの少ない絶招歩法とダメージの高い虎僕子は両方とも前キャン電撃をつぶせるのに、あえてダメージが少ない方も載せたのか?
これはいずれも前キャン虎僕子は発生が16~17フレです。何が問題だ?無敵が乗ってるなら問題無いだろうと思うのはまだまだ初心者。
実は、この16フレってコアやコパの総フレーム数に相当します。
ええガードが間に合ったり、逆に前キャンで切り返したり、ムーミンでアボーンくらったりします。その点、前キャン小絶招歩法は発生6~8フレでコア、コパも確実に潰せます。ただしガードされたら間違い無くフルコンもらいます。メリットは6フレ後に空中判定になるので相手が遅れて投げなどを重ねた場合は前キャン小絶招歩法が勝つケースがあるからです。
少し面倒なので下のようにまとめてみました。
前キャン電撃 vs. 前キャン小絶招歩法または前キャン虎僕子、前キャン前方転身 はユン側が勝つ。
ガード vs. 前キャン小絶招法 はブランカ側が勝つ。
ガード vs. 前キャン虎僕子 はユン側が少し優勢。
ガード vs. 前キャン前方転身 はユン側が勝つ。
遅れ投げ vs. 前キャン小絶歩招法 はユン側が勝つ。
早く投げ vs. 前キャン小絶招歩法 はブランカ側が勝つ。
早く投げ vs. ガード ブラの大Pが空振りユン側が確反。
・・・と書ききれないけど、他にもサプライズバックやRCサプライズフォワードを使った場合なども考えると幅は広がる。
あと、モリガンの中ソウルフィストはなぜ前キャン電撃を潰せて、他のキャラクターの前キャン飛び道具は潰せないのか?
これは、モリガンのソウルフィストがモリガンの軸心を後ろに下げるため。また前キャン小ソウルフィストがなぜ相打ちになるのかは、小ソウルフィストの出始めの攻撃判定は背中から始まる事に由来しています。
ただし前キャン小ソウルフィストで前キャン電撃をつぶした場合に地上技へ繋げる事もできるのでそこからダークネスに、かなり状況が限られていますが。
対して中~強にかけて段々前の方から攻撃判定が出現する。時折、モリガンの小ソウルフィストが前転で避けて、裏に回ったはずの相手に当たるのはそのため。
慣れてくるとめくり攻撃にも耐性があったりします。
難しいのはイーグルでカンタリーのPボタンを離すタイミングが絶妙なので注意。
リターンが大きいのはキャミ-か。ゲージ回転率でいえばマキ。SNK側も公開するかは分かりませんが。これでそこそこ戦えるカプエスになれば幸いです。