面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

ネットの書き込みには注意しよう

2023-05-03 22:06:48 | 日本人への呼びかけ
~~引用ここから~~
「殺処分で…」5ちゃんねるで中傷 重度障害の男性、投稿者を提訴 | 毎日新聞

「殺処分で…」5ちゃんねるで中傷 重度障害の男性、投稿者を提訴 | 毎日新聞

 インターネット上の匿名掲示板で「殺処分でいいやん」などと中傷され、精神的苦痛を受けたとして、重度の障害がある前橋市の男性が、東京都と愛知県の投稿者の男性2人に対...

毎日新聞

 


 インターネット上の匿名掲示板で「殺処分でいいやん」などと中傷され、精神的苦痛を受けたとして、重度の障害がある前橋市の男性が、東京都と愛知県の投稿者の男性2人に対してそれぞれ約196万円の損害賠償を求めて前橋地裁に提訴した。12日付。投稿者の2人は、東京地裁がプロバイダーに対して発信者の情報を開示する命令を出し、特定されていた。

東京地裁、発信者情報の開示命令

 原告の男性は、骨の成長に異常が生じる「脊椎(せきつい)骨端異形成症」患者の兵藤一晶さん(47)。

 訴状などによると、兵藤さんは左手をわずかに動かせる程度で食事や入浴などの介護が必要で、2022年4月11日に前橋市に24時間体制の介護サービス提供を求めて行政訴訟を起こした。

 提訴が報じられた同13日、ネットの匿名掲示板「5ちゃんねる」で、兵藤さんに対して東京都の男性は「殺処分でいいやん」、愛知県の男性は「生かしておく理由が無いなあ、一思いに殺してやれよ」と投稿。兵藤さんは、16年に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件を想起し、自分の生存価値を否定する人がいるかもしれないと考え、日々の生活において恐怖を感じるようになったという。

 原告側の下山順弁護士によると、書き込みを見た兵藤さんはやつれた様子で「そんなに僕に死んでほしいのか」と漏らしていたという。下山弁護士は「中傷を『許さない』と意思表示することが大事」として22年10月、プロバイダーに対して発信者の情報開示を求めて東京地裁に提訴。東京地裁は同年12月と23年3月の判決で「(原告の)人格的価値を否定するもので、社会通念上許容される限度を超える侮辱行為」と厳しく非難し、それぞれ開示命令を出した。

 一方で、別の投稿で中傷したと告白し、電話で謝罪を申し出る人もいたという。

 投稿主を名乗る男性数人と話した下山弁護士は「責任意識の希薄さを感じた」と語る。ある男性は「簡単な気持ちで書いてしまった」と震えた声で話し、別の男性は同じく謝罪したものの「どれを書いたか思い出せないけど、これだと思う」と具体的な投稿内容を忘れていたという。それぞれ示談に応じた。

 下山弁護士はネット上の中傷被害について「匿名性があり、面と向かって言えないことも言えてしまう。謝罪を受けて『障害者が憎い』という考えは感じず、面白半分で言っていたと思った」と話す。また、相模原市の事件で殺人罪などで死刑が確定した植松聖死刑囚が「(障害者は)生産性がない」との思想を持っていたことに触れ、「自分の近しい人が障害者になっても同じことを言えるのか。優生思想がはびこると、少数の人の権利がないがしろにされてしまう。差別に毅然(きぜん)と対応することが重要だ」と訴える。

 兵藤さんは今回の提訴について「障害者が権利を行使すると、生きる価値まで否定されるような社会であってはならないと思い、今回、特定できた加害者に対して裁判を起こした」と説明している。【川地隆史】
~~引用ここまで~~


インターネットは匿名に思えるが匿名ではないのだ。プロバイダが開示すれば簡単に書き込みをしたのか誰か特定できてしまう。

匿名だと思い軽い気持ちであるい気が大きくなって差別的なあるいは誹謗中傷の書き込みをすると提訴されることがあるのだ。注意したい。

匿名だからと許されない書き込みでもある。どこまでが許される書き込みでどこからが許されない書き込みなのかはそれぞれに判断して貰うしかない。私には無責任に定義できないからだ。

今回提訴したのは障害者だが、落とし穴に嵌まるのを待っている連中もいる。余命三年時事日記のケースだ。大量に懲戒請求をしたら逆に不法行為として提訴され賠償請求された。懲戒請求が不法行為を構成するとの最高裁判決があったのだ。注意したい。

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ツイッターでは考えが違う相手に誹謗中傷したり、犯罪予告とも取れる書き込みをする連中がいる。もちろんしてはならないが、された場合は警察に被害届を出したり、裁判に訴えてプロバイダを開示させ民事訴訟をする手もある。

裁判は一般人には敷居が高いので大変なのだが、「殴られて」黙っていることはない。今回のケースで被害者が提訴したように裁判に訴えるのもひとつの手だ。

ネットの誹謗中傷はいわゆる「ネトウヨ」が加害者になるケースが多いが、それは左翼が裁判に訴える手に長けているからであってネトウヨが民事訴訟を起こせば左翼が賠償するケースも出てこよう。

繰り返しになるが、裁判は一般人には敷居が高いが、殴られて黙っていることはない。裁判所を利用することもひとつの手なのだ。

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だがまずはネットの書き込みが中傷や差別的な書き込みにならないよう注意しよう。裁判で訴えられなくともそうした書き込みは良くないからだ。匿名だからと許されないのだ。

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