拉致問題が進展しないのは安倍晋三の責任だ

一義的に国民の生命と財産を守る義務は政府にある。そして戦後日本で政府の最高責任者は内閣総理大臣だ。つまり内閣総理大臣に責任がある。

平成14年9月17日に小泉純一郎の訪朝により、金正日が拉致を認めた。それまで自民党、民主党、社会党、公明党、共産党の親北朝鮮派政治家による拉致問題への妨害は凄まじいものがあった。政府、外務省、法務省人権擁護局、警察庁も拉致被害者家族を事実上門前払いにしていた。

また親北朝鮮派のマスコミ、知識人、朝鮮総連を筆頭に在日朝鮮人も拉致はない、拉致はでっち上げ、拉致は日本の植民地支配による贖罪を認めないための捏造と繰り返してきた。

親北朝鮮派の政治家、官僚、マスコミ、知識人の言動にはここでは再度触れない。気になる人は私のサイトを他の北朝鮮カテゴリーの記事を読むなり、検索するなり、ウィキペディアを読むなりして欲しい。

このような世論のなかで早くから拉致問題に取り組んできた安倍晋三は称賛されて良い。ここまでは。

しかし、安倍晋三は自らが内閣総理大臣に就任して以降拉致問題の進展はない。1人たりとも奪還できてはいないのだ。第一次安倍晋三内閣は1年の短期だったとも言い訳できるかもしれない。しかし第二次安倍晋三内閣以降7年になるのだ。言い訳できない。憲政史上最長の内閣総理大臣だ。それで拉致問題に何の結果も出していないのだから非難されるしかない。

～～引用ここから～～

「これからも安倍総理とともに解決を図っていきたい」「的を射ていない発言をするのはやめてほしい」横田めぐみさんの弟・拓也さんと哲也さん

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが5日に亡くなったことを受けた、妻の早紀江さん、息子の拓也さんと哲也さんが9日午後、記者会見...

ABEMA TIMES

 

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さらに哲也さんも

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「一番悪いのは北朝鮮ですが、問題が解決しないことに対して、ジャーナリストやメディアの方の中には、安倍総理は何をやっているんだ、というようなことをおっしゃる方もおられます。

ここ2、3日目、北朝鮮問題は一丁目一番地だというのに、何も動いていないじゃないか、というような発言をメディアで目にしましたが、安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、40年以上何もしてこなかった政治家や、北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょと言ってきたメディアがあったから、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるんです。

安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です。拉致問題に協力して、様々な覚悟で動いてきた方がおっしゃるならまだわかるが、ちょっと的を射ていない発言をするのはやめてほしいと思います。

うちの母も、有本のお父さんも、飯塚代表もかなりのお年で健康も芳しくありません。これ以上同じことが起こらぬうちに、政権におかれては具体的な成果を出して欲しい。国内には敵も味方もありません。日本対北朝鮮、加害者対被害者の構図しかありません。これからも協力をお願いしたいと思います」と話した。（ANNニュース）
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代表的な拉致被害者である横田めぐみの弟である横田哲也はこう安倍晋三を庇っているが、疑問なしとはしない。ここまで安倍晋三を甘やかして良いものかと。そうせざるを得ないなら気の毒だが。

ツイッターでは「拉致被害者家族が安倍晋三の無能さを批判しないならもう拉致問題に触れない」と書いていた人がいたが、それは違うだろう。拉致被害者家族が自分に都合の良い発言をしないからと拉致された同胞を見捨てるのか。拉致被害者は日本に声を届けることもできないのに。

誘拐された被害者の家族の発言が多少問題でも被害者を見捨てることが許されるはずがない。それではオウム真理教に皆殺しにされた坂本弁護士一家の坂本堤弁護士が共産党と多少関わりがあったからと真面目に捜査しなかった神奈川県警と同じだ。

日本に帰国できた拉致被害者と拉致被害者家族は安倍晋三批判こそ避けているが、政府に早急な解決を求めている。この辺りが限界なのだ。拉致問題解決には世論の後押しがいる。安倍晋三を批判して激昂した世論が万が一にも「拉致問題を解決する必要はない」などと云うことになるのを怖れているのだろう。

～～引用ここから～～

横田滋さん死去 拉致被害者ら関係者の反応は… | NHKニュース

【NHK】拉致被害者家族会の代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、ＮＨＫの電話インタビューに応じ、横田滋さんが亡くなったことに…

NHKニュース

 

拉致被害者家族会の代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、ＮＨＫの電話インタビューに応じ、横田滋さんが亡くなったことについて「長い間家族を取り戻すために活動した仲間がいなくなるのは非常に残念で、家族にとっては大変気の毒だ。考えてみれば、こういう状態になるのは当たり前で、何もしないでほったらかしにしたら、日にちがどんどんたっていく。家族も被害者も年をとって病気になるのはわかっている。事前に感知してこうならないようにどうするか考えていかなければ今後とも同じ状況が繰り返される。私個人も体調が弱っていてほうっておけばこうなる。残念だが政府なり、担当者が実態踏まえてこうなる前にどうしたらいいのか考えて対応してもらいたい」と述べました。

さらに「活動した仲間がどんどん減って少なくなってきた。私たちの活動が、北朝鮮にちゃんと届いているのか、どうやったら取り返せるのか。はっきりと打ちだしていかないと、なにもしないで時間だけがたつという状態が続くと、なんのために努力をしてきて、北朝鮮にいる家族のために早く助けたいために頑張ってきたのか。これが消えてしまう。ほっとけばこうなるということを各担当は認識していただいて早急に手を打っていただきたい」と述べました。

飯塚耕一郎さん「いつも優しく接していただいた」

田口八重子さんの長男で母親が拉致された時、1歳だった飯塚耕一郎さんは取材に対し、「滋さんとは、救出活動以外にも、食事などでご一緒しましたが、いつも優しく接していただきました。一目だけでも、めぐみさんと会わせられなかったのかと、悔しい気持ちでいっぱいです」と話しました。

そのうえで、「被害者と再会できない家族がまた1人増えたことに、悲痛な思いを抱いています。このような悲劇が二度と起こらないよう、日本政府には被害者全員の帰国に向けた具体的なアクションを起こしてほしいし、キム・ジョンウン（金正恩）委員長には賢明な判断を強く求めたい」と話しました。

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蓮池薫さんと妻の祐木子さん「悲しさと悔しさ 抑えられない」

拉致被害者の蓮池薫さんと、同じく拉致被害者で妻の祐木子さんが新潟県柏崎市役所を通して連名でコメントを出しました。

この中で、「横田滋さんの訃報に接し、悲しさと悔しさを抑えることができません。あまりに当然な親子の再会を最後まで阻んできた北朝鮮当局への憤りを鎮めることができません。早紀江さんにはなんとも慰めのことばもありません」としています。

そのうえで、「日本政府にはありきたりの決意のことばで済まさないでいただきたいと思います。情勢の成り行きのなかで解決できればいいという考え方を変えて、直接解決に向かうという大胆な方策を、リスクを負ってでも実践していく姿勢を見せていただきたいとせつに思います。改めて拉致問題解決への機運を少しでも盛り上げていければと思います」としています。

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拉致被害者 松本京子さんの兄「政府はいち早く解決を」

鳥取県米子市の拉致被害者、松本京子さんの兄でこれまで、横田滋さんとともに救出活動に取り組んできた孟さんは「何より滋さん自身がめぐみさんが元気で帰って来て、家族で一緒に暮らすことを心待ちにされていた中で、願いがかなわず旅立たれたことは本当に残念だ。帰りを待つ家族が生きているうちに拉致被害者を救出できるよう全力を挙げて頑張っていかないといけないし、政府にはいち早く解決してほしい」と話していました。

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拉致問題を動かすには日朝平壌宣言の破棄しかない。だが「保守政治家」もマスコミも知識人も誰も日朝平壌宣言に触れようとしない。タブーだとしか思えない。

北朝鮮経済は自力復興は不可能だ。必ず外部の金がいる。それを日本に出させる暗黙の了解ができていると青木直人は分析している。安倍晋三は拉致問題解決ではなく、それを日本人に受け入れさせるための内閣総理大臣だと。事実なら明白な裏切者ではないか。

安倍晋三は裏切者でなかったとしても憲政史上最長の内閣総理大臣なのに拉致問題を進展させられなかった無能者だ。糾弾されなくてはならない。