韓国への制裁は安倍晋三次第

韓国は朝鮮人戦時労働者に対する賠償のために差し押さえた日本企業の在韓資産をいよいよ現金化するつもりのようだ。

マスコミが伝えるところによれば韓国大統領府の空気は日本なにするものぞとの認識に満ちているとのこと。韓国が日本企業の在韓資産を現金化しても日本は大した制裁ができないと高を括っているようだ。

結論から言うと安倍晋三次第だ。消費税増税と緊縮財政による失われた20年で日本経済はすっかり停滞してしまったが、韓国を青ざめさせる力はまだまだ持っている。つまり時の内閣総理大臣が決断できるかに掛かっている。米国も、トランプは興味がないかもしれないが、良い顔をしないかもしれないからだ。

簡単に韓国を青ざめさせる制裁としては口先宣言が挙げられる。

「韓国ウォンが暴落しても日本は救済しない。韓国と通貨スワップも結ばない」

と内閣総理大臣なり財務大臣なりが宣言すれば良い。

韓国ウォンはハゲタカの餌食になるだろう。これがもっとも簡単で効果的な制裁だ。韓国の外貨準備高は4000億ドルあるとされるが、そのほとんどは「ハリボテ」で韓国企業が有する外貨やすぐには現金化できない資産も含まれるとされる。ウォン防衛の役には立たないのだ。

政府は韓国の製品管理が実質を伴っていないとして韓国を｢ホワイト國｣から除外し、レジスト、エッチングガス、フッ化ポリイミドの輸出管理を強化した。私も最初は韓国に対する経済制裁かと思ったが、生物化学兵器に転用可能な製品なので純粋に製品管理の問題だったのかもしれない。

韓国人は日本のことになるとすぐ激昂する特質を持っているから朝野を挙げて不買運動を繰り広げたが、日本は動揺したりはしなかった。韓国市場に頼りきりの企業は打撃を受けただろうが、日本全体として痛みはない。韓国は日本の中間材を多く輸入しており不買できる最終財の輸入は僅かなのだ。

韓国に直接投資している日本企業は少なくないが、不買運動をされては利益が出ない。韓国への制裁として日本企業の韓国直接投資を禁じるのも良い。不買運動をされて利益が出なくなっているから反対は少ないはずだ。

韓国通貨ウォンは国際通貨ではないから日本のメガバンクが貿易の保険を提供している。もちろん無料ではないが。これを止めれば韓国の貿易は停滞に陥ろう。

レジスト、エッチングガス、フッ化ポリイミドの「輸出管理強化」は韓国の管理が不十分だったからだが、制裁として輸出禁止をすれば韓国の製造業は終わる。日本の素材や中間財がなければ韓国は製品を造れないからだ。中間財はそれなりの額輸出しているから多少返り血を浴びるかもしれない。

あとは韓流の禁止。日本市場に頼りきりだから韓国芸能界は大打撃を受ける。

他にもいくらでもあるだろう。安倍晋三に国内外の批判を無視して韓国を制裁する胆力があるかどうかだ。あまり期待できないのだが。

何度も繰り返しているが、本格的な経済制裁の前に韓国民団に固定資産税の課税をして韓国に「警告」を与えるべきだと考えている。本格的な制裁も悪くはないが、日本も返り血を浴びるし、韓国が日本を畏怖すればそれに越したことはないからだ。

韓国民団に固定資産税の課税を - 面白く、そして下らない