謄々任天真

[とうとうてんしんにまかす]
日々感じたことなどを思いつくまま書きます。

「泳いで帰れ」

2008-05-28 | 書籍
★★★★☆

泳いで帰れ (単行本)
奥田 英朗 (著)






奥田さんの毒舌がたまりません。
今年の北京オリンピックも観戦しに行かれるのでしょうか?
野球も公式種目じゃなくなるらしいし・・・。



「ドミノ」

2008-04-02 | 書籍
★★★★☆

ドミノ (角川文庫)
恩田 陸 (著) 2004年1月




東京駅を中心に舞台がひろげられ,
テンポよく主人公が入れ替わっていく。
展開が早く楽しく読めた作品でした。

恩田陸さんの作品を以前読みましたが,それがSFで私的にはちょっと苦手でした。
この作品は,それとは異なり好きな作品となりました。

「どすこい。」

2008-03-17 | 書籍
★★★☆☆

どすこい。 (集英社文庫)
京極 夏彦 (文庫 - 2004/11)





パロディ小説。。。
京極さんの小説を読むのは,これがはじめてなんですが。
途中で デブねたに飽きてきた・・・。

基本的に愉快な小説が好きなのですが,
もうひとつ前のめりになりきれませんでした。

「甲子園への遺言」

2008-02-27 | 書籍
★★★★★

甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯
門田 隆将
講談社 (2005/6/29)



ある方のブログで紹介されていたので気になっていました。

NHKで「フルスイング」という題名で6回に渡りドラマ化されてもいます。
なかなか 見ごたえのあるドラマで 目頭を毎回あつくしていました。


「覚悟に勝る決断なし」高畠さんのことばですが,
ドラマをみて,本を読んで ジーンときました。

ありがとう。

「オロロ畑でつかまえて」

2008-02-19 | 書籍
★★★☆☆

オロロ畑でつかまえて/荻原 浩
集英社 (2001/10)



第10回小説すばる新人賞を受賞作品。
ユーモア小説として,なかなか 楽しく読むことができました。

以前「神様からひと言」を読みましたが,
荻原さんの他の作品を読んでみたいと思いました。

なにやら,この続編的な作品があるとか・・・。
ぜひ 読んでみたいものだ。




「延長戦に入りました」

2007-11-02 | 書籍
★★★★☆

延長戦に入りました/奥田 英朗
幻冬舎 (2003/06)



直木賞作家によるスポーツエッセイ。

文章のうまさはさすがです。

しかも,視点が違う。。。
普通のひとは気にしないことが気になる人なんだろうね。

でも,いいとこついてるなと思ってしまうんです。

所さん(所ジョージ)もこれに近い視点の持ち主だと私は思います。



「武士道シックスティーン」

2007-10-03 | 書籍
★★★★☆

武士道シックスティーン/誉田 哲也
文藝春秋 (2007/07)



なかなかここまでの剣道小説は最近ないのではと思います。

相反する二人の主人公(香織と早苗)が
入れ替わりながら,はなしは進んでいく。


主人公が入れ替わったときに,
この場面では,もうひとりの主人公はどう思っているのだろう。
なんて思ってしまう。

いっきに読むことができた。

本の栞の紐が紅白二本ついている。
にくい演出です。

「真夜中のマーチ」

2007-05-17 | 書籍
★★★☆☆

真夜中のマーチ/奥田 英朗
集英社文庫



主人公の3人のそれぞれの視点が切替えられながら,
ストーリーが流れていく。 絶妙です。

おもしろい。。

この作家の作品をいくつか読んだけど,ジャンルは何になるんだろう?

「野球の国」

2007-04-28 | 書籍
★★★★☆

野球の国/奥田 英朗
光文社文庫



奥田英朗さんのエッセイ。

奥田英朗さんの小説は読んだことがあるのだが,
エッセイは初めて読みました。

おもろいオッサンです。まったく。
こんな人が,あんな小説書いてんのかと思いました。

「平成・剣道読本」

2007-03-28 | 書籍
★★★★☆

平成・剣道読本〈上〉 佐久間 三郎 (単行本 - 1998/7)


<目次>
地輪(鍛錬とは目標をつくる ほか)
水輪(面の着け方一つについても伝授ということ ほか)
火輪(勝負というものは真の清眼 ほか)
風輪(間合について水上打胡芦子 ほか)
空輪(剣道が楽しく上達する考え方剣道修行に独学はない ほか)



平成・剣道読本〈下〉 佐久間 三郎 (単行本 - 1998/7)


<目次>
地輪(威風堂々基盤の歪んだ建物 ほか)
水輪(剣道稽古の三原則良い稽古にするには(ないないづくし十ヵ条) ほか)
火輪(稽古と試合との心の持ち方について一眼二足…のこと ほか)
風輪(有心充満間合のとり方 ほか)
空輪(待つ楽しみ広く友を求めよ ほか)


本書は、昭和49年5月に開設した佐久間剣道教室で会員のために配布した
テキスト(昭和63年以降のもの)を、平成4年4月号から平成9年3月号まで
月刊「剣道時代」誌に「平成剣道教室」と題して連載し、
新たに未発表の遺稿を加え、上下巻に分けてまとめたものである。

「神様からひと言」

2007-02-22 | 書籍
★★★☆☆

神様からひと言/荻原浩
光文社文庫 2005/3



奥田英朗さんの小説を,ここ最近立て続けに読み,
すっかりファンになってしまった。

ひとりの作家ばかり読みあさるのもどうかなと思っていたところ。
本屋でちょっと気になったので,買って読んでみた。



大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。
入社早々、販売会議でトラブルを起こし、
リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。
クレーム処理に奔走する凉平。
実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。
ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや……。
サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説!

と紹介されてある。



島流し同然の,「総務部お客様相談室」。。
個性ある登場人物。

組織を客観的にみたり,自分に置き換えたりして,
なかなか 面白く読むことができた小説でした。

満足,満足。。

良い処方教えます。。

2007-02-05 | 書籍
先日『町長選挙/奥田英朗』を読み終えた。
シリーズ最新作であり,3作目である。

『空中ブランコ』『インザプール』『町長選挙』の順に読んだ。
(発行順序は違うのだが・・・。)
『空中ブランコ』は,2004年(131回)の直木賞でもある。
主人公の精神科医:伊良部は とんでもない性格の持ち主であり,
ある意味尊敬してしまう・・。
まあ,自分の悩みが吹っ飛んでしまうような作品である。
どの作品から 手をつけてもよいのでお試しあれ。
きっと 良い処方をしてくれます。
とりあえず 注射はされますが・・・。(ぐふふ)



『イン・ザ・プール』/奥田英朗 [2002年5月]
とんでもない精神科医 伊良部一郎せんせい登場です!
深夜のプールに忍び込みたい・・・とか。ほとんど水泳中毒。。
ケータイ中毒。。
持続勃起症・・・。。
ふと気付くと自分にも心当たりが・・・・。
肩の力がフッーと抜けてくる。。



『空中ブランコ』/奥田英朗(2004年(131回)直木賞)[2004年4月]
人間不信のサーカス団員。
尖端恐怖症のやくざ。
ノーコン病のプロ野球選手。
『イン・ザ・プール』から2年。
精神科医:伊良部せんせいが再び暴れ出した。
これを読むと考え込むのがバカらしくなる。。



『町長選挙』/奥田英朗 [2006年4月]
プロ野球オーナー:ナベマンの苦悩。
ライブファスト社長:アンポンマンの苦悩。。
歳を感じさせない女優の苦悩。
伊良部せんせいが離島に赴任し,町長選挙の真っ最中・・・。
「物事、死人が出なきゃ成功なのだ。」
直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。
精神科医:伊良部せんせい健在です。

縁と人生

2006-12-06 | 書籍
柳生石舟斎/著:山岡荘八



「 - 人の人生で,最も大切にせねばならぬものは機縁と思え」
・・・・・
人智とは計り知れない無限にひとしい「時の流れ」の中で,
1人の人と人とが同時代に生まれ合わせることすら大きな不思議であった。
それがそれぞれの生活に何ほどかのかかわりあいを持つということは
考えてみれば決して浅い縁ではない。
そして,その縁を生かし得るか否かによって,その人物の価値も地位も,
器の大小も,吉凶禍福も決定していっている。
・・・・・



品格

2006-11-16 | 書籍
「国家の品格」著:藤原正彦 を読んだ。



日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。日本人らしさが重要。
何から何まで アメリカの真似や欧米化する必要はない。
いま日本に必要なのは、
「論理」よりも「情緒」「惻隠」,
「英語」よりも「国語」,
今こそ「武士道精神」であり,「国家の品格」を取り戻すことである。

やはり他に流されず,いかに自分を保つことができるか。

自分らしさを殺すことはない。
より自分らしさを活かすことで自信を持つべきだと感じました。


信長の棺

2006-11-07 | 書籍
先日「信長の棺」というTVドラマをやってました。
単行本で以前に読んでいたので,どうドラマ化されるのか楽しみでした。



やはり,2時間半では表現し切れなかったのかなあって感じでしたが
松本幸四郎さん演じる 牛一を主人公にするあたりが 原作においても
読み手をひきつけるものでした。
「秀吉の枷」という,また別の視点での 小説がありますが
またこれが ドラマ化されるのが楽しみです。

まだ 読んでいない方は ぜひ
「信長の棺」と「秀吉の枷」をセットで読んでください。

いろいろと なぞが繋がってきます。。