トライアスロン編
ロンドン五輪のトライアスロン、男女とも、地元イギリスに本命がいる。男子はなんと、
世界ランキングの 1 位と 2 位がイギリスで、しかも兄弟! アリスターとジョナサンの
ブラウンリー兄弟。浅田姉妹と違って、こちらは年上のほうが強い。この二人、ちょっと手がつけ
られない感じなのは、弱点がないこと。スイムも常にトップ集団にいるし、バイクもおそろしく強い。
そしてなによりもランニングが桁違い。体調不良、バイクでの転倒、この二点さえなければ、
95% 勝つだろう。この予想は鉄板か。もしオッズをつければ、1.2 倍くらいだろう。
女子は、こちらもイギリスのヘレン・ジェンキンス。アリスターほどの強さではないが。
アリスター・ブラウンリー
日本は、上田藍、ちっちゃくて応援してるけど、なんせスイムが弱い。ロンドンは貯水池なんで、
スイムの実力差がでにくい。バイクまでにトップ集団につければ、ランは世界と戦えるんで、
8 位入賞もありえるかも。
北京で 5 位という歴史的成績を残した井出樹里だけど、その後、長期低迷。いまひとつか。
足立真梨子はスイムがいいけどランが。上田に足立のスイムの実力があれば、メダルも狙える?
合成人間はできないって。
男子は、細田雄一、なかなかイケメン。ベテラン田山。どちらかはトップ 10 ! 厳しいけどね。
細田雄一
オープンウォーター編
ほとんど人が知らないと思われる競技。北京から正式種目だし、北京では日本選手もいなかった
のでしかたない。番組票、必死で探したけど日本では放映されなかったし。
でも、「遠泳」は日本でも伝統的なもので、実際、プール競技での女子の最長距離の 800m には、
あのアテネの金メダリストの柴田亜衣がいる。日本人に向いてないわけではないと思うけど、
ぶつかりあい、いわゆるバトルが激しい。ドラフティング技術があるので、10km も泳ぐのに
最後はスプリントで決まるっていう種目。200km 走って最後は数 cm 差で決まる自転車の
ロードレースにそっくり。ロンドンはなんと、男女とも日本人が出場する。テレビ中継、
やるか? 男子代表→平井康翔。女子代表→貴田裕美。
泳ぎはおもいっきし苦手だけど、とち狂って一度だけ、湘南オープンウォーター 6km を泳いだ
ことがある。湘南の海って、水上の景色はいいんだけど、透明度が悪く水中が見えない。
湘南OWS
ランス・アームストロング、ドーピング告発、またまた
もう、何度目、って感じで出てくるランスのドーピングに関する疑惑。
とりあえず、ランスはプロサイクリストの期間、数多くの検査をクリアしてきた。
それが、真実か虚構かはさておき。もし彼がドーピングをやってたとしても、
徹底してバレないようにしただろう。だって彼は、2000年にツールをとってからは、
自転車界での広い人脈と大金を持ってたから。自転車の実力と金と人心掌握実を
使って、あたかも小沢一郎のような政治力を発揮して。
今回、アメリカのアンチ・ドーピング機構が提訴した。発表では、EPO、
自己輸血、ステロイド、隠蔽目的の薬剤が検出されたとしている。また、
ヨハン・ブリュイネール監督、UCI(自転車連盟)の検査にあたった医師、
ドーピングに関与した専属医師らが突き止められている。ここら辺、組織
ぐるみなところが本当っぽくもある。結局、問題は物理的証拠。レース後の
検査では出ず、あとになって検出?というのはどういうことか。器機や検査法
の違いによる感度の違いか? 不透明。これからアメリカで裁判に
なるだろうが、アメリカの裁判ってまさしく「証拠の捏造のうまさの競技」
みたいなとこあるから、今回も結局ははっきりしないかも。
ランスの勝ちっぷりはとてもすごくて、まさしく自転車界の寵児だったけど、
彼は、勝つためには手段を択ばない。勝ったらその栄光で、またさらなる栄光
をえるために、積極的に慈善事業に投資もしてきた。あくなき向上心の持ち主。
めったに出てこないほどのすごい大きな人物だから、勝つためにやった手段も
徹底してると思う。ドーピングについては個人的な心象は黒に近い灰色。
マスコミやファンには、「ランスは潔白、これは魔女狩りだ」という人も大勢いる
だろうけど、正当な手続きを踏んでの捜査であるのなら、きちんと結論を
出してほしい。やっぱ、あの超人的なパワー、薬だったのかどうか、スポーツ
ファンとしては知っておきたい。バリー・ボンズ、マーク・マグワイヤ、
サミー・ソーサ、彼らの超人的なホームランにその当時は感動したけど、
結果、ドーピングだったと知ったら、がっかりしたしな。
ランス・アームストロング
あくまで、スポーツはルールあってのもの。何でもありなら、金と薬と遺伝子組換え
操作だって使用してでも、勝つ人はでてくる。それではぜんぜんつまらない。
K1 とかアルティメットに見飽きて、最後にはボクシングとか相撲といった昔からの制限
のきついルールの中での格闘技のほうが楽しくなってきた。おじさんになってしまった?
この年齢まで生きてくると、人間、生まれ持った才能や、育ち、家族の豊かさなどは
おおいに違うことはいやでも知るし、多少のことはあきらめたりするじゃん。
スポーツくらいは、最低限、ルールにそった条件のスタートラインにたって欲しい。
スタート前からルール破りしてるんだったら、自転車競技でモーターバイクに乗って
るみたいなもん。感動なんてなんにもない。
ドーピングでもなんでも認めて、すごい人間たちの競技を見たいって人もいるかも
しれないけど、個人的にはそういうのには興味ない。
この前、C国に赴任することになりそうな会社の同僚と、お別れ山登りにいった。C国への赴任は
どうも延期になりそうなので、「お別れ」ではなくなりそうだけど。
高水山への道
高水山
岩茸石山から
急流で、カヤックやってる人がいた。こんだけの急流で、やるだけすごい人なんだろうが、
さすがに激流は登れてなかった。川の真ん中あたりにポツっている人。
その下流の黄色はラフティングのボート。激流なんでかなりこわそう。
多摩川