エムズプラス デイリーニュース

HOBBY SHOP M's PLUS のブログです。
プラモデルに関するニュースなどを掲載します。

【JMCチャレンジ!】 竹林にて ~ P.H.J.101 グローサーフント (黒毛大吉)

2012-12-11 22:07:36 | JMCチャレンジ!

【JMCチャレンジ!】 竹林にて ~ P.H.J.101 グローサーフント
 「2012年 第22回 JMC作品展」へJMCステーションの「M's PLUS」から出展された作品のご紹介です
【 製作者のコメント 】
 昨年、2011年のJMC終了後、次回作の構想を練っていると、どうにもから竹林が気になって仕方がなく、1/20スケールで竹林を再現した風景を作ってみたくなりました。
 竹林に潜む「グローサーフント」といった雰囲気で、竹林用の迷彩をするべく「パンダ柄」で塗装をしようと思ったのですが、頭の中のイメージと手の動きが全く一致せず、気の向くままに筆を走らせていたらこんな迷彩になってしまい「パンダ柄」とは程遠いものとなってしまいました。



【 エムズからのコメント 】
 昨年から「竹林!竹林どうやって作んねん!」と相談を持ちかけられたものの、良いアイデアを提供してあげることはできませんでしたが、自ら仕事の合間に実際の竹林を見て研究を重ねプラ棒を加工し、自力で竹を再現したのはお見事だと思います。
 「JMC作品展」の中で「森」や「木」はよく見かけるものの、「竹」を作った作例はこの1件だけだったと思います。その独自のスタンスは会場でも光ってました。 
 毎年のことなのですが、惜しむらくは「ツメが甘い」という点。竹の切り口や葉の大きさなどに変化をつければもっと雰囲気を高めることができたと思います。
 とは言え、こだわりすぎて「未完成」になるよりも、ある程度のところで一区切りつけ「完成」と割り切ってしまうこともコンテスト出品の際には大事な事なのでしょうね。



【 製作概要 】
・ スケール : 1/20スケール
・ 製作時間(期間) : 製作時間 60時間
・ 使用キット ヒューマノイド型無人邀撃機 P.H.J.101 グローサーフント (ハセガワ マシーネンクリーガーシリーズ MK005)


モデル製作 : 黒毛大吉
サイト管理 : HOBBY SHOP M's PLUS



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【 プラモ早作り大会 】 ジオラマ 「釣り日和」 (ブラスコウ)

2012-12-11 02:20:38 | ETC

【 プラモ早作り大会 】 ジオラマ 「釣り日和」
 2012年夏の「早作り大会」でこのジオラマを作りました。
 「土曜日の朝から夕方までの間に完成しそうな模型を作って遊ぶ!」というエムズ恒例のこのイベント、私は毎回テーマを決めて挑んでおりまして、過去には「1/48AFVを組んで水性塗料だけで仕上げる」「WW2 米軍機のベアメタルをアルミ粘着シートで表現」「植生表現を含む廃車ジオラマ」「素組ガンプラにエナメルで汚し+都市ジオラマ」などを仕上げています。
 今回のテーマは「ポリマークレイを使ったフィギュア自作とレジンを使ったジオラマ」との課題を自分に課して大会に臨みます。

 フィギュアを「人間」でなく「河童」にしたのは、実物のない架空生物なら造型を単純化できるから。また、河童の透明感のある緑色の肌は、ポリマークレイの素材にピッタリとマッチしそうです。
 沼に沈んだ廃車は、マイクロエース(旧アリイ、LS金型)の1/32「マツダ キャロル」。部品の少ないキットで、少し見た目の可愛いものを、という基準でチョイス。全体にのんきな情景を目指してレイアウトするように心がけました。

道具類を並べて作業開始です!

 さて当日の作業工程は・・・
 まず車両のキットをバリバリ組んで、後ろ半分をノコギリで切り落とし、ベースへと配置します。
 車を斜めに配置したのは、が水平に沈んでいる状態だと構図が安定しすぎるのに加え、見ている人が「車の中の人はどこへいったのだろう?」と心配になる場合もあります。そこで、「のんき」さが演出できるように無人の運転席が見えるよう斜めに配置してみました

 塗装は主にアクリルガッシュで、サビ表現は赤茶色「ローシェンナ」を中心に塗装。車体色は白、車体の色を明るくすることでコントラストを強調したかったのですが、塗料の隠蔽力の関係上かなりの厚塗りとなり、廃車にしても表面が乱れすぎて工業製品らしくなってしまったのは反省点です。
 一部にアクセントのつもりで粘着アルミシート「メタルック」を貼りましたが、サビを重ねすぎてあまり目立っていません。

河童はのんきな表情ですが、作っている本人は必死です

 車の配置位置も決まり、「河童」の座る場所が決まったので、角度を合わせてフィギュアの造型に取り掛かります。
 「河童」は、まずポリマークレイ「プレモ(プリモ)スカルピー」で甲羅を作って紙の箱に入れ、ドライヤーで熱風を送って焼成します。乾いて乾燥した甲羅にマスキングテープで持ち手をつけ、そこに胴体と頭、続いて四肢を造形・追加し再度焼成しました。「河童」のチャームポイント「皿」の周囲には安物のつけまつげを切って毛髪を追加しています。

 今回、弾力が強く焼成後に丈夫な「プレモ」と、素直な性質で塑造が楽な「スカルピー 3」を混合して使うつもりだったのですが、うっかり「スカルピー 3」を忘れたため「プレモ」のみで作業することになり、押しても戻る弾力に苦戦しました。皺などのディティールが少ない河童で本当によかった。
 フィギュアが焼成後、全体に油絵の具で軽く影を入れています。釣り竿は草の茎で、釣り糸はドールヘアを使用しています。

 ベースは百円ショップの木製トレイです。「早作り大会」会場近所の植え込みで拾った枯れ枝を噛ませて車両を固定し、ウッドランド・シーニクス社のジオラマ素材「フィールドグラス」でアシの株を作って接着、少し変化をつけたくて、ドライフラワーの「ヒカゲカズラ」も2本ほど加えています。
 この時点で終了時間の1時間ほど前。「作業はまあ順調に進んだ、あとは沼の作成のみだな」と、完成を目前に控え安心しきっていました。

そして、乾かない…

 最後のフィニッシュ「沼」の作成に取り掛かります。ラストスパートです。午前中から積み重ねてきた作業の数々が走馬灯のように頭の中に浮かび上がる…ヒマもなく水面作成の準備に入ります。
 透明エポキシ樹脂「クリスタルレジン」の主剤にタミヤアクリル「カーキ」を入れて沼っぽく濁らせ、台所用のはかりでしっかり計量してから硬化剤を投入、よく混ぜ合わせます。均一になったレジンをトレイに流し込んで、1時間やそこらで硬化はしないにせよ、粘度が上がれば輸送も簡単になるはず、と思ったのですが…
 全然粘ってきません。1時間後でもサラサラのまま!「さては計量を誤ったか?」と落ち込むままにタイムアップを迎えてしまいました。あぁ無念!

 未完のジオラマは「早作り」会場近くの職場に置き、そのまま晩の宴会に突入し、今ひとつ気が晴れぬままに帰宅しました。
 翌週の月曜、出勤をしてみますと、幸いというかマグレというか、水面はしっかり硬化しています。
 どうやら、今回使ったレジンは以前知っていた製品よりも硬化開始が遅かっただけのようです。ああよかった。これも河童様のご加護のお陰、キュウリ巻きとキューカンバーサンドイッチをお供えして河童踊りを踊りました(やや嘘)。

 今回の反省点は、カーキにした水面の彩度が低すぎて全体の印象がくすんでしまったことでしょうか。リアリズムを無視して青緑系にすべきだったかも。
 さて、この次の「冬の早作り大会」ではどんなテーマに挑もうかな?

無事完成ですよ!


【 製作概要 】
・ スケール : 1/32スケール
・ 製作時間(期間) : 約8時間
・ 使用キット : '62 マツダ キャロル (マイクロエース(アリイ) 1/32オーナーズクラブ No.008)

モデル製作 : ブラスコウ (モデログラード模型工房
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