2010年06月のバックナンバー
凧の糸おほきく撓み海へ落つ
青嵐こぶしを握りつつ話す
サングラスの瞳に静かなる怒りあり
皐月闇赤子の指に母の髪
夏薊鋼の馬の濡れて立つ
鹿の子のふりむくまへに駆けにけり
切口に風の吹きたるメロンかな
祈ることたまにはありぬ雲の峰
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