2014年09月のバックナンバー
稲の波ざんと倒れてそのまんま
夕顔の実をくるくると裸にす
東京の朝顔しぼむ頃に発つ
松の木の透けて見えたる秋簾
傘開くとき見たりけり雨の月
十六夜の月を待ちたる湖に
月を恋う我を導く芒かな
帰ること忘れて桜紅葉かな
衣被立って食べたる台所
盃を選ぶ楽しみ衣被
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