2018年04月のバックナンバー
お湯が出ぬご飯が炊けぬ桜の芽
甘さうなスープの冷めて花の昼
新宿の路地一本のかぎろひぬ
鳥の巣の吹き飛ばされて哀しけれ
物干の倒れて哀し桜の芽
哀しみに似て非なるもの花粉症
臆病な犬の真上に囀りぬ
遅き日の草木乾きて輝けり
山鳴りの近づいて来る春の闇
空地王タイヤの山に昼寝して
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