■5月21日(土、72日目)
・晴れ。
・読売online---『首相「国民に言ったこと根本的に違っていた」』
『菅首相は20日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所で起きたメルトダウン(炉心溶融)が約2か月後に判明したことについて、「私が国民に言ったことが根本的に違っていた。東電の推測が違うことに政府も対応できなかったという意味では大変申し訳ない」と陳謝した。』
→謝罪すればいいものなのか。2か月も誤った情報を流し続けた責任はだれが取るのか。東電がメルトダウンを隠ぺいしたことに対して原子力安全委員会は機能したのか。原子力安全保安院は機能したのか。多くの参与はその職責を果たしたのか。東電が他の情報を隠している可能性はないのか。
・毎日jp---『<福島第1原発>3号機流出は20兆ベクレル 限度100倍』
『福島第1原発3号機の海水取水口近くにある「ピット」と呼ばれるコンクリート製の穴から、11日に高濃度の放射性汚染水が海に流出しているのが見つかった問題で、東電は21日、流出は約41時間続き、年間の海洋放出限度の約100倍に相当する20兆ベクレルの放射性物質が海に漏れていたことを明らかにした。』
・読売online---『過去最高レベル放射線量のがれき、3号機近くに』
『東京電力は21日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋南側で、放射線量が毎時1000ミリ・シーベルトに達するがれきを発見したと発表した。
これまで確認されたがれきの放射線量のなかでは最も高く、東電は21日中に有人の重機で撤去するとしている。』
・読売online---『首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間』
『東京電力福島第一原子力発電所1号機で、東日本大震災直後に行われていた海水注入が、菅首相の意向により、約55分間にわたって中断されていたことが20日、分かった。
海水を注入した場合に原子炉内で再臨界が起きるのではないかと首相が心配したことが理由だと政府関係者は説明している。
臨界はウランの核分裂が次々に起きている状態。原子炉内での臨界には水が必要だが、1号機は大震災直後に制御棒が挿入され、水があっても臨界にはなりにくい状態だった。
東電が16日に発表した資料によると、1号機の原子炉への海水注入は震災翌日の3月12日の午後7時4分に開始された。それ以前に注入していた淡水が足りなくなったため、東電が実施を決めた。
複数の政府関係者によると、東電から淡水から海水への注入に切り替える方針について事前報告を受けた菅首相は、内閣府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長に「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」と返答したため、首相は同12日午後6時に原子力安全委と経済産業省原子力安全・保安院に対し、海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示。併せて福島第一原発から半径20キロ・メートルの住民に避難指示を出した。
首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。』
→班目員長の一連の判断も時系列的に検証する必要があるのではないか。この人の発言が首相の判断を誤らせたケースが少なくないのではないか。
・晴れ。
・読売online---『首相「国民に言ったこと根本的に違っていた」』
『菅首相は20日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所で起きたメルトダウン(炉心溶融)が約2か月後に判明したことについて、「私が国民に言ったことが根本的に違っていた。東電の推測が違うことに政府も対応できなかったという意味では大変申し訳ない」と陳謝した。』
→謝罪すればいいものなのか。2か月も誤った情報を流し続けた責任はだれが取るのか。東電がメルトダウンを隠ぺいしたことに対して原子力安全委員会は機能したのか。原子力安全保安院は機能したのか。多くの参与はその職責を果たしたのか。東電が他の情報を隠している可能性はないのか。
・毎日jp---『<福島第1原発>3号機流出は20兆ベクレル 限度100倍』
『福島第1原発3号機の海水取水口近くにある「ピット」と呼ばれるコンクリート製の穴から、11日に高濃度の放射性汚染水が海に流出しているのが見つかった問題で、東電は21日、流出は約41時間続き、年間の海洋放出限度の約100倍に相当する20兆ベクレルの放射性物質が海に漏れていたことを明らかにした。』
・読売online---『過去最高レベル放射線量のがれき、3号機近くに』
『東京電力は21日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋南側で、放射線量が毎時1000ミリ・シーベルトに達するがれきを発見したと発表した。
これまで確認されたがれきの放射線量のなかでは最も高く、東電は21日中に有人の重機で撤去するとしている。』
・読売online---『首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間』
『東京電力福島第一原子力発電所1号機で、東日本大震災直後に行われていた海水注入が、菅首相の意向により、約55分間にわたって中断されていたことが20日、分かった。
海水を注入した場合に原子炉内で再臨界が起きるのではないかと首相が心配したことが理由だと政府関係者は説明している。
臨界はウランの核分裂が次々に起きている状態。原子炉内での臨界には水が必要だが、1号機は大震災直後に制御棒が挿入され、水があっても臨界にはなりにくい状態だった。
東電が16日に発表した資料によると、1号機の原子炉への海水注入は震災翌日の3月12日の午後7時4分に開始された。それ以前に注入していた淡水が足りなくなったため、東電が実施を決めた。
複数の政府関係者によると、東電から淡水から海水への注入に切り替える方針について事前報告を受けた菅首相は、内閣府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長に「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」と返答したため、首相は同12日午後6時に原子力安全委と経済産業省原子力安全・保安院に対し、海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示。併せて福島第一原発から半径20キロ・メートルの住民に避難指示を出した。
首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。』
→班目員長の一連の判断も時系列的に検証する必要があるのではないか。この人の発言が首相の判断を誤らせたケースが少なくないのではないか。