エムズ日記

株式会社エムズコーポレーション社長の不動産日記

管理人、管理会社、管理状況にご注意

2006年06月05日 | Weblog
仲介物件では重要事項説明書作成のためいろいろな調査をします。
まずは物件の管理会社から重要事項調査書を購入し、それを基に調査し重要事項説明者を作成するのですが、現状を確認しに行くととんでもない管理人が時々います。
そのマンションの主のように振舞っている管理人、管理人室で居眠りをしている管理人(意外に多い)、管理状況を把握していない管理人いじわるで何も教えない管理人などさまざまです。

そもそも分譲の集合住宅というのは、住んでいる人達が自分達の財産である住宅の財産的価値を落とさないために組合を結成してお互いがルールを持って維持管理するものです。
しかし、自主的な管理には限度があるので管理会社にお金を払って委託しているのです。そのことを理解していない管理会社、管理人が多いのです。そのようなマンションの管理状態はやはり悪く、それはマンションの価値をさげることにもなります。
つまり管理組合(入居者)はお金を払って自分達の財産の価値をおとしているのです
そんな状態のマンションは売りにくいので我々もあまり扱いたくはないものです。
こういったケースは大手デベロッパーの物件でも例外ではありません。管理会社がデベロッパーの系列会社で、「管理組合(入居者)より偉い」と勘違いしている会社が多いからです。
そういう管理会社は管理費や修繕積立金の節約提案をするのではなく、営利をむさぼっている場合が多いです。また、管理組合の一部の人間と管理会社の人間、管理人と密着しているケースもよく見られます。

所有者の方も購入してホッとしてしまうのではなく、長い間住む住宅(財産)ですから、
  • 管理状況はどうなっているのか
  • 管理費・修繕積立金がどのように使われているのか
  • 貯まっているお金がいくらあるのか
  • 長期修繕計画はどうなっているのか
などに興味を持つべきだと思います。
管理は日常的な管理と長期的な管理に分かれます。それぞれがどのような内容で管理され、お金がどのように使われているかを把握することが必要です。

マンションの管理は資産価値を左右します。しかし中古販売の場合、しっかり調査する仲介業者は多くありません。要注意です。
エムズコーポレーションでは管理会社の担当者(フロント)、管理人の直接会ってヒアリングでの調査も欠かしません。 それが仲介業者の使命のひとつだからです。

エムズ日記10月7日「マンションは管理を買え」もご参照下さい。


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