エムズ日記

株式会社エムズコーポレーション社長の不動産日記

今後の住宅産業と住宅事情

2006年09月28日 | Weblog
現在、日本には大凡4,700万の世帯があります。
それに対して、住宅の戸数は5,400万戸あるといわれます。つまり700万戸過剰なわけです。今後の住宅事情と住宅産業

まして小子化のなかで、住宅の販売戸数は減少していく思われます。

これからは住宅の質の向上と住宅関連の各種サービス業が必要になっていくと思います。
日本では一度住宅を購入するとその物件に固執する傾向があり、次に売却することは考えずに使用します。
しかし、今後はライフスタイルに応じて家を住み替えていく社会になっていくと思います。
戸建て、集合住宅、賃貸住宅、別荘、都会生活、田舎暮らし等々。変化に対応できないとダメかもしれません。

作る側、販売する側も今までと違う販売方法を模索する必要があると思います。
まず、会社の社会的立場の理解、従事する者の専門的な知識の向上、そして会社も個人もモラルを持ったコンサルタント営業が不可欠だと思います。

儲けのためなら何でもしてしまう姿勢、嘘を言って消費者を騙す姿勢などは今までは生きのびられたが今後は命取りになると思います。
当社にもいろいろな相談がきますが、上場企業でもとんでもないことをしている会社もあります。そしてその企業側の対応にもびっくりさせられることも多くあります。


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住宅購入のチェックポイント

2006年09月15日 | Weblog
  1. 何故、住宅が必要か
    • 家賃がもったいない
    • 面積が狭い
    • 財産を作りたい
    • 社宅を出なければいけない

  2. 資金計画に無理がないか
    • 住宅購入に捻出できる資金はいくらか
    • 自分ば住宅ローンを借りる力(金利、総額、年数)がどのくらいあるか
    • 自分の住宅ローン返済金額はどのくらいか
    • ローン以外にかかる諸費用はいくらか
    • 所有してかかる税金は

  3. 戸建てがいいかマンションがいいか
    • 物件探しで注意するポイントはなにか
    • 土地、建物の良し悪しはどのように見分けるか

  4. 説明を受ける必要のあることと押さえておく話は何か
    • 権利関係
    • 地盤、地質、地形など土地のこと
    • 耐震、構造、作りなど建物のこと
    • 税金、控除など

  5. 取引はどのようにするのか
    • 売主はどんな方か
    • 仲介業者はどんな業者か
    • 取引形態は
    • 契約関係書類に不備はないか
    • 取引後のサービスは

  6. 問題が生じた時の対処はどうするか



以上のことを最低限チェックしてください。
我々もそのお手伝いをしています。



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気象の変化とヒートアイランド

2006年09月04日 | Weblog
今年も記録的な豪雨がありました。
ここ何年か気象状況が変化してきています。
1時間に100ミリを超える降雨量になると「都市型ゲリラ豪雨」と呼んでいました。
この異常気象の原因のひとつにヒートアイランド現象があります。

ヒートアイランドコンクリートジャングルは気温を上げ、エアコンの使用を増やし更に外気を上げます。
そして雨雲である積乱雲を局地的につくり、雨を齎すします。
いったん豪雨になると、コンクリートやアスファルトで作られている都会では降った雨を吸収できなくなり、水害が起こります。
地下、半地下では人名にかかわる事故も発生し易くなります。現に事故が起きています。

ヒートアイランド現象の対策のひとつに建物の緑化があります。
ビルやマンションの屋上や壁面を緑化するのです。
真夏で外気温度が33.9度の時、緑化していない屋上のコンクリート部は50.7度にもなりますが、緑化部分は27.0度と23度も低い結果も観測されています。
また、階下でも非緑化部分が23.7度なのに対し、緑化部分は24.8度と2.5度低く観測されています。

東京都は条例で1,000㎡以上の土地にビルなどを建設する場合は屋上の20%の緑化を義務付け、補助金の制度もとっています。
新しい建物は取り入れやすいのですが、既存の建物を緑化するのにはいろいろな問題があります。
土の重量、水の処理、素材、エクステリアとの兼ねあい、施工の単価などです。

大企業も緑化に進出しだしています。大変良いことだと思います。
気象状況、災害防止、そして癒しにもよろしい緑化計画をもっと推進すべく企業も施主(事業主)も行政も取り組んでもらいたいものです。


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