エムズ日記

株式会社エムズコーポレーション社長の不動産日記

都市再生機構、6件の構造計算書を紛失、44件行方不明

2006年02月28日 | Weblog
模範を示すはずの公的機関が、
自ら永久保存を義務付けている構造計算書の行方がわからないそうです。
不信言い訳も
「保管リストを作っていない、どこに保管されているかわからない」
「紛失した時期が不明確で担当者もわからない」と何の説明にもなっていません。
永久保存を義務付けているのにリストも作らないのでしょうか?
歴代の担当者への確認もできないのでしょうか?
「独立行政法人」という肩書きには何の意味もなさそうです。

耐震強度偽装事件後、建物の安全性への関心が高まり
今回の問題も公になりましたが、これからもいろいろな問題がでてくるでしょう。

それにしても公的機関までがこんないい加減なのでは、世の中の不安は増すばかりです。


エムズ

住宅の選び方

2006年02月23日 | Weblog
住宅探しのポイントとしてよく3Pと言われます。
1.プレイス(場所、立地)
2.プラン(間取り、広さ)
3.プライス(価格)
これだけでいいのでしょうか?「耐震強度偽装問題」があり一転しました。

住宅の選び方
建物の品質確認”が抜けています。
考えてみれば当たり前のことなのですが、これまでは
お客様は詳しくわからないので業者を信用するしかなかったし、
業者は調べるのに面倒でうわべの話だけで終わらせていたという状況でした。

住宅の価格の構成は土地と建物です。
土地は路線価、基準地価、公示価格などである程度はみえますが、
建物の価格は見えにくいのです。
実際に住むのは建物の中なので、建物に対しての調査が必要になります。
(地盤、基礎工事、耐震性、強度、構造、工法の特徴、配管、遮音、断熱、仕様など。
エムズコーポレーションのホームページにマンションチェックシートがあります。是非ご参考にしてください。)

そして、今回の一連の偽装問題で事業主のいい加減さが浮き彫りになりました。
つまり“事業主の確認”も必要です。
事業主が住宅の供給に対してどのような考え方、姿勢で業務に取り組んでいるか
を確認することが重要
になります。


1.事業主の姿勢
2.立地
3.間取り
4.価格
5.建物の品質性能
以上5つのポイントははずさないよう探すべきでしょう。


エムズ

企業とは

2006年02月10日 | Weblog
昨今、「市場原理主義」や「格差社会」、「勝ち組・負け組」
なる言葉をよく耳にします。
規制緩和を行い、お金さえあれば何でもできる
また、何をしてもいいという風潮があり、
最近小菅に行かれた方もそのようなことを自慢げにマスメディアで吹いていました。

しかし、企業とは一体何なのでしょうか。
一般的には営利を目的として継続的に経済活動を営む組織体だと思います。
継続的にという部分が最近?である。

商売は社会貢献の延長だと思います。
まず消費者がいて、その方々に必要なものを提供し支持され商売になります。
それが長く続くことが社会貢献になっていきます。
その中で企業が良くも悪くも変わっていきます

事件ここ数年テレビで役員さんが頭をさげている光景は、見慣れてしまう位多い。
不祥事が起こった企業は事件を封印するか、開示して戒めるかの違いだと思います。
隠す体質の会社は自分本位になり、曲がったことも行うだろうし、
嘘もつくでしょう。到底、信頼なんて言葉は表面上だけで薄っぺらな組織だと思います。
そういう会社が大手を振っていられる時代は危険な時代ではないでしょうか。


エムズ

気になる

2006年02月09日 | Weblog
不動産の広告と言えば、
かってはチラシ、折込広告、新聞紙面、住宅情報、看板等々でした。
無論現在もそれらが中心であることは間違いありませんが、
近年量を増しているのがインターネット上の広告です。

すばらしい媒体だと思います。
しかし、内容の信憑性に問題があります。
結構いい加減なものが多く、掲載者の無責任さが目立ちます。
また、不動産業者によっては他社の情報を勝手に複写して、
さも自分のところの情報のように掲載する
有様です。

モザイク何をやってもいいという風潮がこんな状況を招いています。
近々、規制がかかるということですが、早く施行してほしいものです。

一番の被害者は消費者です。
無駄な時間を割かれ、場合によっては無駄な出費も発生します。

顔が見えない分罪悪感が薄れ、
モラルに反することも平気で行うという状況になっているのではないでしょうか。


また、消費者側にもいい加減な方が増えています
インターネットの気軽さが、逆に信頼関係を疎遠にしトラブルの発生源のひとつになっています。
当社でも消費者からメールでの依頼を受け着手したが、
その後連絡がとれずそのまま断ち切れ。というケースが多数あります。
礼節を持たない、いい加減な消費者も多いのです。

若い世代の方に多く見られますが、
将来この人達は自分の子供にどんな教育をするのかが気になります。
そんな人達がこの先、日本を背負って行くとしたらどんな国になっていくのでしょうか。
不安です。


エムズ

どうなっているのか日本

2006年02月04日 | Weblog
「耐震偽造問題」「ライブドア事件」「輸入牛肉問題」
「東横ホテル違法改修問題」「防衛庁談合問題」 とにかく官も民もどうなってしまったのか。
この手の問題は昔からあることだとはおもいますが、
こんなに纏まって出てくると呆れてしまいます。
要は自分のことしか考えない「自己虫」が多いということなのでしょうか。

ため息ばかり・・・


東横の社長の会見報道を見ていると、人間性と時代錯誤を感じます。
耐震偽造問題の社長さんとそっくり。

ホテルといえば公共性も高い業種と思っていましたが、
本音と建前を使い分けるわけでもなく、シャーシャーと「違反しました」と開き直り障害者への差別も平気で認める。
こんな人でも企業経営ができるほど日本という国は乱れているのです。

また、現役の支配人がテレビに出て告白している内容を聞いてびっくり。
就業体制、支配人会議の様子等々、危機管理の低さと時代錯誤もはなはだしい。
今まで、大きな事故が起きなかったことが不幸中の幸いではないでしょうか。

ちなみに、支配人会議は月に一度全国の支配人が集まり会議をする(どこの企業でも当たり前でしょう)。
席順は業績順に座り、名札は前年と前月の業績と比較して色分けされるというものでした。(白白、赤白、赤赤の名札だそうです。)
昔であればよく聞く内容であり、私もにた経験はしました。
しかし、現代であればもっと違う方法がありそうなものですが。
企業の体質の古さを感じます。





エムズ読売ウイークリー2/12号にインタビュー記事が掲載されています。