エムズ日記

株式会社エムズコーポレーション社長の不動産日記

また、また・・・

2007年11月23日 | Weblog
また、また・・・
清水建設、野村不動産、三井不動産レジデンシャルのマンション強度不足に続き、今度は竹中工務店の港区のマンション、高速道路における栗本鉄工とたて続きに出てきた。はたして他の建物、建設会社のものは大丈夫なのか?
昔から衣食住と言われるものの内、生命に係わる食と住が大変なことになっている。実際はこれらは氷山の一角にすぎないのではないか。そして、長年このような仕事で消費者を裏切ってきている企業は許せない。

何故このような事が起きるのか。
利益を追求するべく消費者に目が向いていないことが一番の原因。
建設関係で言えば仕事を取った会社から下へ丸投げする体質が大きな原因である。

関係会社・組織が多く係わるため責任の擦り合いになり、最終的に消費者が被害を被る形になる。やはり消費者に目がいってない。

企業の社会的使命・責任というものが大手になればなるほど大きいことを忘れている経営者が多いのではないか。
何かあればテレビカメラの前で頭を下げて時間が経てば忘れられると思っている節もある。
ここ数年何度頭を下げる光景を見たことか。
そして、最近の特徴は改竄と転嫁がセット。責任者の責任感が薄れているのも特徴である。


また、消費者も判断のものさしをしっかり持つことが必要ではないか。
大手企業だから安心というものさしは現代は通用しない。
企業側はそこにつけ込み消費者を欺く会社すらあることを忘れてはならないと思う。



不動産相談・売買の不動産コンサルタントエムズコーポレーション

またか・・・、最近の会社の体質

2007年11月23日 | Weblog
千葉県市川市の再開発事業(タワーマンション)での鉄筋不足事件、防衛省の守屋氏のお陰であまり目立たなかったがとんでもない話である。
工事ミスももってのほかであるが、事業主(売主)の対応である。

ばれてしまったから仕方なく行なったという対応が見え見えである。
発覚時は補修工事を行い竣工引渡しの時期も遅れないからいいだろうと開き直った。
事件が報道されて購入しているお客様から解約要請がでたときは解約するとペナルティ(違約金)が発生しますと対応していたらしい。

ところが事が大きくなった途端に説明会を行い解約に応じますと手のひらを返した。
事業主(売主)の役員、ゼネコン(この場合事業主でもある)の支店長の会見を見ていると迷惑をかけて申し訳ないという誠意が感じられない。
ある意味開き直っている。
本人達は何故俺が謝らなければならないんだという感じであった。
このおふた方は会社の規模、そして社会的責任の認識が甘いと思う。
役員とか支店長を担うほど人間ができていない。


最近の会社の不祥事を見ていると会社の若返りはいいが人間の教育が出来ていない会社が多い。

本題に戻るが工事のミスが発覚しゼネコンから事業主に報告された、事業主はことの重大さの認識がないため、すでに購入しているお客様への報告もせず、更に新規の契約をしていた。
これは組織ぐるみの隠蔽である。
事業主は報告を受けてまずいと思ったはず、
(ゼネコンに責任があり自分達は被害者だ。矛先はゼネコンに向かい消費者のことがお互い頭からはずれていたと思う。お客様にすぐに告知しなければという社内の意見もあったはずだが、そういう意見が通らないのが不動産会社だ。頭はそんなことをしたら売れていた部屋も解約になってしまう。ゼネコンも補修すれば大丈夫といっているのだから事を荒立てる必要はない。関係者にかん口令をひけ。こんなところだろう。)

いずれにしても発覚時以前の契約者への告知、発覚後の新規契約者への説明無しについて宅地建物取引業法違反に該当するし、消費者契約法にも抵触する。
厳罰に処するべきだ。
分譲マンションは事業主からゼネコン、ゼネコンから下請け、下請けから孫請けと丸投げの世界であり事が起きると責任のなすりあい。


被害を被るのは消費者である。
このスタイルは昔からかわっていない。



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金融機関がおかしくないか?

2007年11月10日 | Weblog
半年くらい前までは各金融機関の住宅ローン担当者がひっきりなしに住宅ローンの獲得に訪問してきたが、最近はやたらと消極的である。

業績がよくなり、住宅ローンを積極的にとる必要性がないのでのんびりしている。
来てもお茶を飲みに来る程度で仕事に緊張感がない。

ちょっと良くなると気を抜く体質は相変わらずである。
また、専門知識がない社員(契約社員?)が多い。
ところがこいつらが知ったかぶりをする。
そしてそれが露呈しそうになると「他に頼んでくれ」と開き直る。
非常にたちが悪い。

こんなんで良いのだろうか。


また、米国に端を発したサププライムローン問題。
当初は、日本は20年ほど前に痛い目にあっているのでその教訓から被害も小さいと予想されていたが、日を追うごとに被害実態が広がり深刻化してきている。
こんなことが続くとまた、貸出し総量規制が始まり、市場に影響を及ぼすのではないだろうか。

現実に物件査定の見方が?である。


最近、社会的役割など考えずに自分達のことしか考えない銀行が多い。
行員も軽い奴が多く、お調子者、無責任者、非常識者が多い。
人的レべルをもっと上げて欲しいものだ。



不動産相談・売買の不動産コンサルタントエムズコーポレーション

システムが稼働

2007年11月10日 | Weblog
市川市のタワーマンション建設現場で、鉄筋128 本が不足していることが発覚し工事が中止されていることが報道された。

原因は鉄筋工のミスとそれをチュックする人間のミスが重なったこと。

システムが稼動何故発覚したのか。
この物件は住宅性能評価書付の物件で、
設計時(着工前)と建設時(建設中と竣工時)のふたつの住宅性能評価書を取得する物件だったため、二重のチェックシステムになっておりそれが稼動した結果だと思う。
このチェックをする機関が第三渚機関で2 年前耐震偽装問題の時話題になった日本イーホームズなどの国から認定を受けた会社である。
今回はその第三者機関が役にたったということだ。

しかし、「大手企業だから大丈夫」とか、「大型物件だから大丈夫」といった判断は間違いである。
大きな現場になれば目が届かなくなるのは当たり前で、仕事の分担をして共同企業体で行なうのもひとつの方怯では。


今までの第三者機関の仕事ぶりは疑問に思う。
丸投げの仕事をしていた可能性も拭えません。
事件後厳しくなったため今回はシステムが作動しましたが、時間が経つとまたもとに戻ってしまうのではないかと心配だ。



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