mryjの“戯言・寝言・独り言” (by yj山口)

気ままに、適当に書いてますぅ~♪(笑)

もしよろしければ、お気軽にコメント頂けると嬉しいです。

「祈りの夏2023(前日)」

2023年07月23日 19時58分16秒 | 京アニ


あの忌まわしい事件から4年の歳月が過ぎました。
それでもまだ、忘れられない___
否応なしに思い出してしまう。あの悲惨な光景を___
だから今も、祈らずには居られない。

そして今年も、また…
祈りの夏がやって来ました。


志半ばでその道を断たれた無念さを考えれば考えるほど、胸が締め付けられるようで息苦しい。
被告がやらかした事は多くのアニメーターたちの将来を奪っただけじゃない。
自分は時々、こう考えるのです。
アニメのキャラクターたちにも命はあるのだと。アニメの世界にもそれぞれの人生があり、登場人物には二つとない個性があるのだと。
しかし残念ながら、被告のやらかした事は本来なら、そのアニメーターが描き出し、この世に産み出でる筈だったアニメキャラクターたちの人生をも奪ったのだと言う事。

そう考えれば、本来であればアニメに近しい存在であった筈の被告の、被告が書いたと言うところの小説に登場する“架空の物語りの登場人物”に対する愛情の無さに弁解の余地はない。自分の紡いできた小説を目の前で焼かれるのと同じほどに悔しい筈なのに。アニメキャラクターたちへの愛情を持っていれば、その生みの親であるアニメーターたちの命を奪おうなどとは思いにも寄らない筈なのに、今回の凶行に及んでしまったのだから。
被告には、自作の小説内の登場人物に対する愛情は無かったのだろうと考えてしまう。


取り返しのつかない事を考え始めると「息苦しい」という感覚が実感できる。本来、紡がれていた筈のストーリーが改変されてしまったのだ。
欠けたパズルピースを新たに創り直してみても、どこかしっくりしない。
自分の胸のつっかえは、正しくそんな感じだと思える。


そして今年、そんな息苦しさを少しでも和らげたくて、自分が祈りの地に選んだのは「けいおん!」に登場する松ヶ崎大黒天さん。
先ずは、京阪・出町柳駅から30分ほども歩けば到着する京都コンサートホールを目指します。途中、目に留まるお店や風景が素敵です。
AR撮影に登場するキャラクターたちの楽し気な会話が今にも聴こえてきそうです。
  

スマホアプリ「舞台めぐり」で担当するキャラクターが葉月ちゃんから小笠原晴香前部長に変更されてから初の訪問です。
   

更に小一時間も歩けば、今回の目的地・松ヶ崎大黒天さん一の鳥居に到着です。
鳥居の隣の民家は「けいおん!」の主人公平沢唯ちゃんの実家と設定されている場所。(実際はアニメとは全くの無関係なお家です)
  

更に、山に向かっていくと大黒天さんの境内に到着します。作中では、妹・憂ちゃんがお姉ちゃんである唯の大学受験合格を祈願した神社として登場しています。
 
この日は全国的に今シーズン最高を記録する猛暑日。合掌する自分の額からも汗が滴り落ちます。しかし大黒天さんも聊か、驚いたことでしょう。突然、訪ねてきた参拝者がとんでもないお祈りをするのだから。

お祈りを済ませた後は少しだけ境内の写真を撮らせて頂き、この地を後にします。
あくまでも自分のしている事は、自己満足の世界なのでしょう。割り切れない自分の気持ちに、何かしらのけじめと満足感を得たいだけなのでしょう。少しだけ胸のつっかえが消えたような気分になれます。
  

むせ返すような猛暑の中を10分も歩けば叡山電鉄・修学院駅に到着です。
しかし、既に自分はもぅフラフラ。帰路は徒歩を回避し電車で一路、出町柳へと舞い戻ります。
 
何処かお店に入って昼食でも、と考えていたのですが、ここは水分補給を優先です。コンビニでサンドイッチとスポーツ飲料を購入。自宅から1本、スポーツ飲料は持参していたのですが、それだけでは全然、足りないですね。

叡山電鉄・出町柳駅では、相変わらずの「きらら」繋がりのコラボ企画を展開中。商業利用にせよ何にせよ、こうしてアニメに理解を示してもらえるのは本当に有難い事です。
   

出町柳に戻った自分は鴨川の橋の下で少し、休憩です。
 

「ふたば」さんは相変わらずの行列ですね。


若サバちゃんも元気そうで何よりです。
   

「おがや時計店」さんのウインドウには、たまこちゃんのディスプレイも。


うさぎ山商店街(桝形商店街)では先の「たまこま10周年」の名残を感じられます。アニメ「日常」のイラストが面白い。
  
  

「たまこまーけっと」作中でたまこちゃんもお祈りしていた地蔵さんにもお祈りをします。


この日は祭日。商店会長の「さが喜」さんはお休み。お話が出来なかった事は残念ですが仕方ないですね。交流ノートに書きこんで、この日の予定は滞りなく終了。
   
「井上果物店」さんでバナナを、「鳥扇」さんでカラアゲを、「いづもや」さんでおからクッキーを、それぞれ購入するのは最早、ルーティン。

一年を通して何度となく訪ね歩くアニメの舞台めぐりも、この日ばかりは特別な思いを馳せながら過ごします。
『我々が悲しい気持ちのままアニメを楽しめないとなれば、それはあなた方の本意ではないでしょう?だから、自分はこれからも心からアニメを楽しみながら過ごしていきたいと思います。どうか安らかに___』
  
ちょっとフラフラになりながら、祈りの夏が過ぎていきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする