農大現代視覚文化研究会

「げんしけん」の荻上と「もやしもん」のオリゼーを探求するブログ

げんしけんエロSSその3

2006年03月08日 00時55分30秒 | げんしけんSS
エロSSスレに投下した中荻SS。
最初は中荻には深入りするつもりは無かったんだけど、
絵板で挿絵貰ったのが嬉しかったんでついつい深入りを。
やはり中島は恐ろしい。



荻上の中学時代。6時間目の授業が終わって、みんな帰り支度が始まる。
「荻上ー」(ぽんぽん) 「はいよー」
にこやかな顔で荻上の肩を2回叩く中島。荻上も満面の笑みをたたえて返事をする。
先日の文芸部のミーティングで新しい会誌のテーマが決定したので、皆執筆活動に入っている。
部室でみんなで和気あいあい書く者、自宅でこっそり書く者、方法は様々だ。
それだけに部室に集まる人数は不揃いになるが、それはいつもの事だ。
中島と荻上が常にどちらもいるか、どちらもいないかという事に気づいている部員はいない。

「荻上ー、そっちどうだー?」「こっちは誰もいないよー」「こっちもだァー」
学校の屋上は生徒の憩いの場として開放されているが、放課後に足を踏み入れる者は
ほとんどいない。しかし中島と荻上は念のため誰もいない事を確認し、屋上の隅にある
用具小屋の中に入った。

『バタン』
扉が閉まると同時に、中島が荻上に抱きつき、唇を奪う。
中島の方が若干背が高いので、荻上を上から押さえ込むように、細い体を抱きしめる。
荻上は首を持ち上げ、それでも中島の唇を離すまいと、中島の両腕にすがり付く。
唇の位置を微妙に動かし、互いに感触を味わううち、互いの手の握る力がだんだん強まる。
「……中島……痛てェ……」
唇を離して荻上が呟く。中島は驚いたように一瞬手を離すが、やがて優しく荻上の背中を撫でさすり、
制服の中に手を入れ、背中をじかに愛撫する。
(……ん!)
荻上の背中から首筋に電流が走る。声を上げようとするが、今度は中島の唇に邪魔をされて、
声を出す事もできない。中島の手のひらは背中や腰、脇と徐々に範囲が広くなる。
(――んー! ――んー!)
くすぐったさとぞわぞわ感がないまぜになり、声を出そうとしても声が出ない。中島の制服を
必死に握り締めて耐える荻上。抵抗をしたいのだが、手を動かした瞬間に
脇の下を攻められてしまい、荻上の反撃する術も失われてしまう。

声を出すという、最低限の抵抗すら、既に中島に舌を入れられて封じ込められている。
上半身のどこを動かして抵抗しようとも、できてしまうスキに中島は的確に攻撃を加えてくる。
――どこも拘束されてないのに、まるで全身を縛られて攻められている感じ。
快感と恐怖がない交ぜにまり、荻上の目から一筋の涙がこぼれてしまう。

「……荻上、泣いちゃったの?」唇と体を離して、不安を込めて聞く中島。
「……(グスッ)(グスッ)」両手の拳を目に当てて涙を拭く荻上。
「……ううん」 荻上が消えそうな声で呟く 「ごめん、怖くなっちゃって……」
それを聞いた中島は優しく微笑み、今度は優しく荻上を抱きしめた。
「ごめん、荻上……」「……大好きだァ……」 耳元にそっと囁き、息を吹きかける
(…………!!) 荻上の全身を快感が貫く。中島に抱きつく荻上。

「荻上……、行くよ?」 「うん……」
スカートを自分で脱ぎ、何にも邪魔されずに晒された純白のショーツを、
自分の前にしゃがんだ中島に、両手でゆっくり下ろして貰う。
荻上はこの瞬間が何よりも好きだった。
自分以外の手で、自分の大事な部分が晒されてしまう背徳感。
誰かに見られたら、どうあっても言い訳がきかない緊張感。
大好きな中島に、これから愛して貰える喜悦感。
その全てを感じつつ、中島はじらすように、時たま手を止めて荻上の顔を伺いながら手を下げる。
生え揃わぬ産毛、小さな丘、しかし確実に濡れた部分が徐々に露になる。

(荻上ッ!)
ショーツが足首まで下りた所で、中島が小さく叫んで荻上の両足の間に口付けをする。
(ひァッ!)
荻上はあらかじめ敷いてあったマットに背中から倒れこみ、
片足をショーツから外し、開いた膝をそれぞれの手で抱え込んだ。
他の誰にも見せた事の無い、中島にしか見せた事の無い部分が、中島の口で、舌で攻められる。
中島に舌を入れられる度、豆を吸われる度、指で広げられる度、脳が爆発するような感覚に襲われる。
(ああッ……!あああッ……!)
自分の膝を必死で抱える荻上。抱えれば抱えるほどその部分は攻められ易くなるのだが、
手を離した瞬間に全てが終わってしまうような気がして、荻上は必死に声を押さえる。
(!!…………)(!!………)「……ふああッ!」「!!」
歯を食いしばって耐えたが、我慢しきれずに声が一瞬、しかし確実に漏れてしまった。
「!」 中島の動きが止まる。恐る恐る中島の顔を伺う荻上。
中島は口の周りを荻上でびしょびしょにしたまま、ぼんやりと荻上の方を見ていた。
(……すンご)(……あんなに……)
それが中島の事なのか自分の事なのかもわからず、荻上は全身を弛緩させて足を伸ばす。
中島はポケットからハンカチを取り出して口のまわりを拭き、荻上の顔に近づく。
中島は荻上の顔にくっつく直前まで顔を近づけ、嬉しそうな顔をして、言った。
「……荻上すげェ可愛い声だァ」
ボン!爆発するオギー。
即座に荻上の唇が中島の唇で塞がれる。中島の両手は荻上の頬を押さえる。
(……!)(……変な味!)互いの舌を絡める。
(違う!)(私の味だ!)(恥ずかしい!)もうパニックの荻上だが、体は動かせない。
1分もした後に、中島は荻上の唇を開放した。
(ぷはぁ……)
離れた唇に、糸が引く。
中島と、荻上と、荻上でできた糸だ。
(はあッ!……)(はあッ!……)(はあッ!……)
中島も、荻上も、荒い息を吐く。
中島は、荻上の脱ぎ捨てたスカートを、荻上の下半身を隠すように置いた。
「……今日は、ここまで……」
「……うン……」
今日は決して長い時間では無かったし、とことんまで乱れたわけでもなかった。
しかし、いつ誰かが来るかわからないこんな場所で無茶はできない。
それはわかっている。しかし二人はこの場所が好きだった。
中島と荻上が始めて出合ったこの学校。
なんだか二人で、また一つ一線を超えてしまったみたいだ。
びしょびしょのショーツを、スカートを、恥ずかしそうに履く荻上を、中島は微笑んで見ている。
準備が整った所で、外を伺い、誰もいない事を確認してから、二人は用具小屋を後にした。
手をつなぎながら、屋上の階段を下りる。
一緒に帰ろう、帰って原稿を書こう。

二人だけの原稿を。

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