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大宮盆栽美術館観覧前編

2019-04-22 11:33:58 | 日記
大宮盆栽美術館観覧前編
旧大宮市には1923年(大正12年)の関東大震災で被災した東京小石川周辺の盆栽業者が
移住して形成された盆栽村があり、盆栽の町として知られていた。
盆栽の魅力を発信するための観光施設として、2010年に開館した。
東京都千代田区及び栃木県下野市に所在していた、明光商会創業者・高木禮二のコレクションを
展示した髙木盆栽美術館(現在は、東京都多摩市に盆器を展示する多摩盆栽資料館と
神奈川県足柄上郡山北町に盆裁を展示する松月園に分散して現存)が所有していた
盆栽・盆器・水石・浮世絵の主要な作品を展示している。
盆栽の聖地として、国内外の愛好家から親しまれるここ大宮に、
世界初となる公立の盆栽に特化した美術館が開設された。
大宮が誇る名盆栽の数々が並べられており、中には樹齢1000年を超えるものも。
伝統を受け継ぐ、世界でも類を見ない名品と呼ばれる盆栽が集結した美術館をひと目見ようと、
世界中からから人が集まるのも頷ける。

五葉松 銘 青龍
銘は青龍。水面にあらわれた巨龍が、体をくねらせながら水際を走り、
天空に向けて首をもたげて昇ろうとする姿を造形化しているとのこと。
何とも神秘的な木である。盆栽用語で、白く白骨化した幹を<シャリ>、
枝を<ジン>と呼ぶが、根の立ち上がりから縦に走るシャリは、
水に濡れた龍の腹を見た人に想起させる。そして、幹の荒れた肌は鱗を、
五葉の葉はたてがみとなり、1.6mを超える巨大な木は、
今日も盆栽美術館に姿を表す。
この展示 銘 青龍は直接撮影は不可となっています 
この写真は撮影可の東屋から撮ったものです(ズーム撮影)

大宮盆栽美術館入口の案内板

大宮盆栽美術館エントランスホールに展示された木蓮 推定樹齢80年

蝦夷松 林のミニチュアのようです

山紅葉

真柏、推定樹齢350年

五葉松 平安 推定樹齢 380年

蝦夷松「轟(とどろき)」は何と…!推定樹齢1000年です!!

五葉松 銘 舞子
 この根連なりの五葉松は、奈良県吉野郡天川村に住んでいた二人の村人によって
天川村の東部を占める大峰山脈の高峰、大普賢岳(一七八〇メートル)より山採りされた。
大正一三年、奈良県御所市に創業した大柏園初代園主高橋秀佳が、盆栽商になって三年目に
この樹を譲り受けた。当時の金額で百五十円だった。
 当時、盆栽界にはまだ「根連なり」という樹形用語はなかった為、
「根から芽が出ている木」と呼ばれ、関西地方を中心に当時の盆栽業界の話題であった。
つまり、この「舞子」から根連なり樹形の大流行が起こったのである。
「舞子」という名は松の枝ぶりにちなんで付けられたといい、現在の神戸市垂水区にある
舞子公園付近の景観がその由来である。
(盆栽世界 1982年8月号より抜粋)
この展示 銘 舞子は直接撮影は不可となっています
 この写真は撮影可の東屋から撮ったものです(ズーム撮影)

大宮盆栽美術館中庭の写真撮影フリーの展示コーナー

銘を写し忘れました?

最後まで御覧頂きありがとうございます

次のシリーズは大宮盆栽美術館観覧後編へ続きます

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