へいじつやすみ

 ☆ 趣味の記録帳 ☆
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映画 八日目の蝉

2012-03-02 16:53:20 | 映画
日本アカデミー賞が今夜発表。
見ていない映画ばかりで比べようがないのだけど、個人的には「八日目の蝉」が凄くいい映画だったので頑張ってほしい!

優秀助演女優賞は選ばれた作品が「モテキ」「八日目の蝉」「一命」「阪急電車片道15分の奇跡」の映画から五名。
八日目の蝉しか見ていないから比較も全くできないのだけど、この賞は自分は永作博美さん、だと思う。
もし他の人が受賞したならば、その人がでている映画は凄く見てみたい(^-^)

受賞前だし、小豆島にロケ地巡りにいったブログも途中なので(既に一か月前だけど(^_^;))
「八日目の蝉」の映画の感想を書いてみようと思った。



〈 映画 八日目の蝉の感想 〉

凄く感動した!女の人と男の人では感じることがきっと違う映画だとも思った。
映画に出てくる男の人は正直情けない。

人によっていろんな観点から、この映画は感想があると思う。

1、 幼い頃に子供を誘拐した犯人の事件の大きさや影響からの感想。

2、 子供を誘拐された母親。そのもとに成長した子供が戻ってくるが、
   どう愛情をもって接していいかわからない母親の心情や苦悩の感想。

3、 子供を誘拐した犯人。世間から逃げて、子供に愛情をそそぐ。
   その愛情は形だけではなくて、本当に自分にとってなによりも大切なものとして子供を愛する。そんな部分の感想。

4、 小さい頃に誘拐された子供。成長し自分を誘拐した犯人を言葉と気持ちで許せないと思っている。
   実際の母親とうまく接することができない。父親も信用をできなくなっている。自分が人を愛せるかがわからなくてなっている。
   ただ、過去をたどるうちに自分がどれほどまでに愛されていたかを知る。そんな子供の部分の感想。

一つの部分からの感想を片寄って書いてもいけないと思うけど、自分はこの映画は母性の話だと思った。
自分は3と4の部分に片寄った感想になってしまう。
母性を男の自分がわかるとは言えないけど、子供の存在の大きさってなによりかえがたいものなんだ、と感じた。

きっとそれは今ここで「思うこと、考えること」には限界があって、実際に子供ができて「感じるもの」なのだと少し思った。
母性の感覚も、考えではなくて感じるものなのかもしれない。

この映画を見て「思うこと、考えること」はできるけど「感じること」ができるのかはわからない。
ただ、この映画の主人公は感じることができて、最後の場面の一言がでてきたのだと思う。
いろんな観点からの感想もあると思うし、いろんなことを本当に考えさせられる映画。
とてもいい映画でした!!