へいじつやすみ

 ☆ 趣味の記録帳 ☆
旅(6割)、山(3割)、映画(1割)、ラーメン(∞)

南アルプス縦走 その8 (自宅に帰宅後)

2011-08-05 22:23:30 | 
 <旅メモ(自宅に帰宅後)>

  南アルプスの縦走を達成することができた(^-^)
  荒川岳等、要所要所で行けなかった場所もあったけど、光岳〜北岳まで歩ききることができた。


 自分にとってこの7日間は修行の旅だった。

 ○ 計画していた時間通りに歩くことが全くできなかった。
   事前に重い荷物で山を歩いたりもしてみたけど、荷物の重さがここまでコースタイムに影響してくるとは思わなかった。
   ただ、同じテント泊の旅人さんで、凄い早さでまわっている人もいたし、やっぱり基礎体力の違いなのかな、
   なにかを挑戦するときはもう少し鍛えて挑戦しなくちゃ、と思った。
   
   コースタイム通りにはまわれなかったから、その分、朝早くでたり、少し遅くまで歩いたりもした。

 ○ テントが水浸しになった日が一日あった。
   今まで自転車旅でテントを使うことはあったけど、山では初テントだった。
   自転車旅では雨よけがある場所にたてていたし、コンクリートにたてることが多かった。
   山は雨よけはもちろんない(-_-)急に雨が降ってくるので、山の天気をなめちゃいけないと感じた。
   大雨がふっても、最低限、大丈夫なような準備はすることが必要だと思った。
   雨が降ってからだと身動きができなくなってしまうし、それから動こうと思っても遅いと感じた。

 ○ 最終日、北岳から広河内山荘に降りる道が、足の皮がはがれてきつかった!
   足の皮がはがれた原因は、ぬれた靴をはいていて、靴下までぬれてしまったからだと思う。
   四日目に靴が水浸しになって、その後もぬれている靴をはきながら進んでいた。
   テントにいたときは、靴を乾かすようにいろいろしたが、なかなか乾かず(-_-)
   
   靴下をもっと多めに持ってくればよかったと思った。



 ただ、きついこともある分だけ、山の大きさや凄さ、人の暖かさを感じることが沢山あった!

 ○ ガスっていて見れなかった景色も沢山あったけど、見れた景色がどの場所も最高に綺麗だった!
   きっとガスって見れない場所も、凄い景色の場所を歩いているんだろうな、と感じていた。
   
   聖岳から見た朝日は本当に綺麗だった!三日目にして、もう旅が終わってしまってもこの景色を見れただけでも満足、と思えるくらい。
   一度縦走したけど、また同じコースを違う日に縦走したら、全く違うものが見えてくるんだろうな、と感じた。

 ○ いろいろな年代の人が気さくに話しかけてきてくれた。
   年代も性別も全く関係なくて、山が好きってゆう共通の話題があるから何でも話すことができる(^-^)
   しかも、みんな凄く暖かい。話していると、一人で旅をしているのに、なんか一人で出かけてないような感じがちょっとする。
   これは自転車旅でも同じふうに感じていたこと(^-^)

   山に来ると、旅に出ると、人っていいなって凄く感じさせられる(^-^)




  今回の登山は、また他にも違う山に踏み出すきっかけにもなると思う!

  なかなか六日間の休みはとれないけど、またチャンスがあったら、同じコースを歩いてみたいな。
  見れなかった景色を見てみたい(^-^)



今後、山に行くときに注意しなくちゃいけないと思ったこと

 ○ 荷物の重さはコースタイムに直結する。

 ○ 靴がゴアテックスで靴にスパッツをつけても、雨が沢山降ったり、水たまりを歩いていると、靴の中まですぐにぬれてしまう。

 ○ 山の天気は凄く変わりやすい。
   朝方は天気がよいことが比較的あるので、日帰りとかでなければ、早出、早到着を心がけた方がよいと思った。

 ○ 雨対策は常に考えて行動する。

 ○ 地図上で水が書いてあっても、かれている場所も多い。水は補給できるところで多めにしておく。

南アルプス縦走 その7 (7日目 農鳥小屋キャンプ場~広河原バス停~自宅)

2011-08-05 22:23:29 | 

[日時]  7月30日(土)

[天気]  小雨曇りのち晴れ



< 歩いたコースと時間(7日目)>

農鳥小屋キャンプ場(2時55発) 〈バックをデポして農鳥岳に〉 → 西農鳥岳(3時45着発) → 農鳥岳(4時30着/5時00発) →

西農鳥岳(5時40着発) → 農鳥小屋キャンプ場(6時00着/6時35発) 〈デポしたバックを背負う〉 → 間ノ岳(8時15着/8時20発) →

中白根山(9時30着/9時35発) → 北岳山荘(10時15着発) → 北岳(11時40着/11時50発) → 吊尾根分岐点(12時05着発) →

八本歯のコル(12時50着発) →〈途中に水場あり〉→ 二俣(14時20着発) → 白根御池分岐点(15時45着発) → 広河原山荘(16時05着発) →

広河原バス停(16時10着発) →〈バス〉→ 甲府駅(18時10着)




 <旅メモ(7日目)>

○ 農鳥小屋キャンプ場にバックをデポし農鳥岳を目指す。
  星がでていたから朝日が見れるかな、と期待しながら出発したけど、農鳥岳についた時はガスっていた。残念(-_-)
  農鳥岳から農鳥小屋に戻ってきたときに、ガスが少しだけ晴れて景色が見れた。

  (写真) 農鳥岳  /  農鳥小屋から西農鳥岳、農鳥岳方面の景色
  



○ 間ノ岳からは一気に人が増える。間ノ岳と北岳まで登りに来ている団体さんが多いのかも。間ノ岳はガスっていた。

  (写真) 間ノ岳
 



○ 間ノ岳〜北岳でガスが晴れてきた。北岳を登っている途中に、北岳山荘を見下ろす景色が綺麗だった!
  団体さんが登っているのを遠くから見ると、カラフルでなんかそれもまた絵になる。
  北岳は頂上からの景色を見ることができた!

  (写真) 間ノ岳から北岳山荘の道(間ノ岳方面の景色)  /  北岳山荘から北岳の道(北岳山荘方面の景色) /  北岳の景色
    



○ 縦走の最後の山、北岳まで行くことができた。
  後は、広河原のバス停までひたすら下りるのみ。この下りが思った以上に長かった。

  (写真)北岳付近から広河内方面の景色(この道を下っていく(-_-))


  途中、傾斜のきつい木のはしごが多かった。
  荷物が大いと少し揺られただけで体が荷物にもってかれちゃうから、きちんとはしごのわきをつかみながら歩いた。
  バランスを崩すとはしごから落ちちゃう可能性があったから、ちょっと危険な道だな、と思いながら下っていた。



○ 天気はどんどんよくなり、日がでてきた。
  この旅で日がでるのも久しぶりだな、そういえばほとんど焼けなかったな気がする、と思いながら下る。

  足のかわがはがれてきて、最後の下りは辛かったけど、広河原バス停に16時10分に着くことができた。

  (写真)広河内山荘


  バス停に丁度ついたら大雨が!友達に数日ぶりに連絡したら、福島や新潟では豪雨になっているとゆう話を聞いた。
  甲府駅から特急が動いているか心配だったけど、甲府から東京方面はそこまで影響はなく、家に無事帰ることができた。

 <南アルプス縦走 その8>に続く

南アルプス縦走 その6 (6日目 塩見小屋~農鳥小屋キャンプ場)

2011-08-05 22:23:28 | 

[日時]  7月29日(金)

[天気]  朝方晴れのち曇り



< 歩いたコースと時間(6日目)>

塩見小屋(5時10発) → 塩見岳(西峰)(6時20着/6時30発) → 塩見岳(東峰)(6時35着/6時45発) →

北荒川岳キャンプ場跡(8時30着/8時35発) → 熊ノ平小屋(12時10着/12時45発) 〈水場あり〉 →

三国平(13時40着発) →〈途中に水場あり〉→ 間ノ岳と農鳥岳の分岐点(16時30着発) → 農鳥小屋キャンプ場(16時50着)




 <旅メモ(6日目)>

○ 今日は朝から天気が良さそう!
  よく寝れたし、朝5時くらいに出て、塩見岳を目指す。
  塩見だけまでは結構急な岩場。ただもの凄い歩きづらいとゆう印象でもなかった。

  (写真) 塩見岳に向かう岩場




○ 塩見岳から見える景色は最高だった!これから先に歩く尾根が見渡せる。
  まだ朝だから、まじかよ、とは思わずただ圧巻の一言。富士山も見ることができた。

  (写真) 塩見岳西峰(これから歩く尾根)  /  塩見岳西峰(東峰方面の景色)  /  塩見岳東峰の景色
    



○ 塩見岳東峰〜北荒川岳キャンプ場跡までは下り。
  東峰をすぎた辺りからガスってきて見晴らしも悪くなったし、
  途中で道を間違って蝙蝠岳の方におりてきてるんじゃないか、と不安を感じながら下っていた。
  だから、北荒川岳キャンプ場跡が見えたときは、本当にほっとした。

  (写真) 北荒川岳キャンプ場跡




○ 北荒川岳キャンプ場跡~熊ノ平小屋の道で、昨日あった同じコースを縦走している若い旅人さんにまた会う!
  話していると、昨日は三伏峠のキャンプ場に泊まり、今日朝六時くらいに出てきたと話していた。はやすぎ!
  自分は塩見小屋を朝5時すぎに出てきたのに。まあ自分が遅すぎなのかもしれないけど(^_^;)

  塩見小屋で小屋の人に昨日、自分と同じような人が来ましたか?と聞いたら昨日泊まっていったよ、
  と聞いたので先にいるだろうな、と思っていたらしい(^_^;)

  でも、この旅で年上の人に会うことは多かったけど、同じ年代の人と会うことがほとんどなかったので、
  同じ年代の人って意外に少ないのかなー、と話していた。
  今日は熊ノ平キャンプ場に泊まり、明日北岳山荘のキャンプに泊まると話していた。

  北岳はどうしても天気が良いときに行きたい、と話していた。縦走の最後の山が北岳だし、なんか気持ちはわかるな、と思った。
  自分は今日は農鳥小屋のキャンプ場まで行き、明日は下山の予定だったので、熊ノ平小屋で旅の無事をいのってわかれる。


○ 三国平~農鳥岳と間ノ岳の分岐点に行くまでは思った以上に道が長かった。
  最後に登った岩場はちょっとしんどかった(-_-)

  (写真) 三国平  /  途中の道からの景色  /  最後の岩場
    



○ 農鳥小屋キャンプ場は風が凄く強かった。自分以外ではテントは2張りだった。
  二日前に、高山裏避難小屋でテントが雨でぬれていたので、ここで少しテントを乾かす。

  (写真) 農鳥小屋  /  キャンプ場
  

  明日で下山かと思うと、下山してなにをしたいかが頭に思いうかんでくる。はやく下山したいような、もっと山にいたいような。
  ただ、明日は行程が短いわけではないので、頑張って歩かないと!
  雨が降らないといいけど、と思いながら寝る。

 <南アルプス縦走 その7>に続く

南アルプス縦走 その5 (5日目 高山裏避難小屋キャンプ場~塩見小屋)

2011-08-05 22:23:27 | 


[日時]  7月28日(木)

[天気]  雨のち曇り



< 歩いたコースと時間(5日目)>

高山裏避難小屋キャンプ場(7時50発) → 板尾岳(8時55着発) → 小河内岳(11時20着発) → 鳥帽子岳(12時45着/12時55発) → 三伏峠(13時45着発) →

三伏山(13時55着/14時00発) → 本谷山(14時55着/15時00発) → 塩見新道分岐(16時45着発) → 塩見小屋(17時05着) 〈小屋泊〉




 <旅メモ(5日目)>

○ 朝、まだ雨も風も強い。ほとんど寝れていない(-_-)
  4時すぎくらいに周りが明るくなると、ピタリと雨がやむ。

  (写真) 高山裏避難小屋キャンプ場


  雨でぬれたものをほしたりしていたが、また雨が降ってくる。
  そんなこんなで片付けに手間取ってしまい、出発したのが朝8時頃。
  小屋のおじちゃんにまだいたのかーと言われちゃった(^_^;)

  昨日に続いて、今日もガスっていて小雨。けど、できたら塩見小屋まで行きたいと思っていたので進む。



○ 板尾岳手前辺りで、凄い健脚なおじさんに会う。先の場所の話とかも聞かせてもらい、凄く参考になった(^-^)
  ただ、自分はもはやコースタイム通りには歩けてなかったけど(^_^;)

  途中で光岳から北岳にキャンプで縦走している若い旅人さんとあった。同じコースだし、テントだしなんか親近感がわく(^-^)
  向こうも荷物が大きいのに、凄い健脚だった!荒川小屋から来た、と言っていたし早すぎ!
  三伏峠のキャンプ場に今日とまると話していたから、自分は行けたら塩見小屋まで行くけど、
  三伏峠のキャンプ場までかもしれないんで一緒になるかも、と話していた。

○ ガスっている中歩いていて、小河内岳をすぎた所でおじさんに会う。小河内岳の小屋に泊まると話していた。

  (写真) 小河内岳


  もの凄く綺麗な写真を見せてもらった!ガス続きだったけど、小河内岳から見晴らせる景色はこんなに綺麗なんだって思えた(^-^)
  自然は険しく厳しくもあるけど、そうゆう中で感じられる大きさとか綺麗さもある。
  だから、そうゆう瞬間に巡り会えたときは言葉にできない感動があったりするのかなって思う。



○ 三伏峠に14時前につく。ついた時に少しガスも晴れてきた。手前にあったお花畑が綺麗だった。

  (写真) 三伏峠付近のお花畑

  
  塩見小屋までここから三時間くらい。三伏峠のキャンプ場に泊まるか、塩見小屋まで行くか迷ったけど、
  先の日程のことを考えると塩見小屋まで行っておいた方がよいな、と思って決行。



○ 塩見小屋までは林の中を進む。17時くらいに塩見小屋に到着。塩見小屋はテントははれないので、今日は小屋泊。

  (写真) 塩見小屋


  ぬれたテントとか物を外で乾かしたりしていたら、小屋に泊まっている人がきさくに話しかけてきてくれた(^-^)
  やっぱり山好きな人は、人が好きな人が多いのかな、とかちょっと思う。それに、山に来ている人はみんな本当に元気!
  
  小屋泊も一日できてよかったかも、と思った。前日の雨の疲れもあって、すぐ熟睡(-_-)

 <南アルプス縦走 その6>に続く

南アルプス縦走 その4 (4日目 百間洞山の家キャンプ場~高山裏避難小屋キャンプ場)

2011-08-05 22:23:26 | 

[日時]  7月27日(水)

[天気]  雨のち曇り



< 歩いたコースと時間(4日目)>

百間洞山の家キャンプ場(2時30発) → 百間平(3時50着発) → 赤石岳(6時20着/6時30発) → 小赤石岳(7時10着発) →

荒川小屋(9時35着発) → 前岳(12時35着発) →〈途中に水場あり〉→ 高山裏避難小屋キャンプ場(16時55着)




 <旅メモ(4日目)>

○ 百間洞山の家キャンプ場暗いうちから出発。
  蛾や虫が多くて、小雨も降っていて、ライトつけながらテントをたたむのは一苦労だった。


○ 一日雨、雨具のはずせない一日


○ 赤石岳に到着した時は、雨風で大変だった。

  (写真) 赤石小屋  /  赤石岳
  



○ 荒川小屋に向かう途中、少し天気がよくなったりもした。

  (写真)小赤石岳~荒川小屋に向かう道 その1~3  
     

  けど、途中で雷もなり、びびる。山の天気の不安定さを体で感じた。
  荒川岳にもよりたかったけど、天気が悪かったので立ち寄らず。



○ 前岳〜高山裏避難小屋まではひたすら下る。

  (写真) 前岳  /  前岳から高山裏避難小屋に向かう岩場
  

  途中で高山裏避難小屋から前岳に向かって登っていた若い旅人さんにあって話す。この登りは、しんどすぎるって話していた。
  地図にも標高差600メートルのカール大斜面とか書いてある。自分はひたすら下っていたけど、逆から登ると、相当体にくると思う。
  もし、逆コースからまた南アルプスに来たとき、この道を越えるのは正念場だな、と感じた。


○ 高山裏避難小屋には水場はないので、途中にある水場で水を補給していく。この水場の水はとても美味しかった(^-^)

  (写真) 高山裏避難小屋に向かう途中にある水場




○ 高山裏避難小屋は少しこじんまりとした場所。テントも場所ごとに区切られており、林に囲まれているので風の影響は受けなそう。

  (写真) 高山裏避難小屋  /  キャンプ場
 

  ついた時間は17時くらい。雨はやんでいて、周りに泊まってる人もいなく、いつのまにかテントで寝ていた。
  21時くらいになってふと起きると、もの凄い雨風が!
  テントに水がしみてきて荷物が水浸しに(>_<)
  荷物を重ねたりして少しでもぬれないように、寝袋だけはぬれないように、雨具やアルミシートを下にひいたりして大変だった。
  小屋に泊まればよかったと思ったけど、後の祭り(>_<)
  ただ救いだったのは、林に囲まれて、風の影響は受けなかった。

  21時以降から朝まではずっと雨と格闘していて、寝たんだか寝てないんだかわからない感じだった(>_<)

 <南アルプス縦走 その5>に続く