7月5日、むつ市大畑町薬研温泉の丑湯祭りに行ってきました
薬研温泉は来年開湯400年を迎えます。なんと、1615年大阪の陣で
徳川方に敗れた豊臣方の残党・城大内蔵太郎一族が、この地に隠れ住んで
見つけた由緒ある温泉だそうです。その歴史を表すのが、当時から大事に
守り続けられる薬師如来像。この日はご開帳でお顔を拝することができました。
そのお顔をそのものが400年の年月を語っていました。
きっと、湯治に訪れた人々が、お顔を撫でられたのでしょう。
目・口・鼻といったお顔のつくりがはっきりしないところまでになっているのです。
何人の人々の心のよりどころになったのでしょうか?
なんだか平山ぐっときてしまいました。
そして、薬師如来像の下に居りますのが、丑湯祭りで各旅館の浴槽で沐浴をする
おうし様です。薬師如来の使いと言われています。
この日は、400年の歴史を伝える古畑旅館の広間で大般若祈祷が行われ、
隣の薬師堂の前でもご祈祷を行い、
その後、薬研温泉内の旅館をまわって、それぞれの浴槽で沐浴させるのです。
この牛様、お湯に浸かって撫でられると、本当に気持ちよさそうに見えます。
今年は、町おこしグループ『イカす大畑カダル団』が薬研温泉郷につくった
カフェ・カダールの足湯でも沐浴が行われました。沐浴させているのは古畑旅館の
当主古畑一雄さん。慈しむように牛の背を洗ってあげる古畑さんの姿に、
何故かほろっとしてしまった平山でした
来年は開湯400年の記念の年です。あなたも薬研温泉の丑湯祭りに、
否、いつでも薬研温泉はあなたを待っています。
薬研渓流もいがったななぁ(かっぱもまってるかも?)