12/10(月)の地域情報で紹介した八戸工業大学の建築系サークル ADL 建築デザイン研究会の取り組み。昨年の東日本大震災で津波を受け、枯死した海岸防災林のクロマツを活用してベンチを作りました。
ADLのみなさん。
東日本大震災で約8メートルの津波が襲来した八戸市市川地区。津波によって流されてきた漁船や車を受け止め、また、家屋の流失を防いだのが市川地区の海岸防災林のクロマツでした。防災林のおかげで奇跡的にも人的被害は出ませんでした。
このクロマツは塩害のため、枯れてしまいましたが、このクロマツを活用して、ADLのみなさんが、来年、八戸市多賀台地区の公営住宅に設置するベンチを作りました。
ベンチのデザインは、多賀台地区周辺を流れる奥入瀬川と五戸川をイメージして、高さも大人用と子供用にベンチの高さを調整して2種類作りました。
このように組み合わせも可能です。
ADLでは、このほかにも、地域の小学校と協力してハザートマップを作成するなど震災後さまざまな活動を行っています。また、取材したいと思います。