先日の鎌倉淡青会の国会見学の時、行きかえりのバスで隣合わせになったSさんと会話を楽しんだ。
Sさんは私より数年以上若い。英文学科のご出身だとのこと。文学の専門的なことには門外漢であるのに、興味は人一倍ある私の質問に答えていろいろと話をして下さった。卒論は米国の作家スタインベックの「怒りの葡萄」とのこと。
私が十年ほど前に行ったことのある、米国カルフォルニア州サリナスにあるスタインベックの生家やスタインベック記念館の話をすると、Sさんんも奥さんと一緒に行ったことがおありだという。
サリナスの近くのモントレイの海は、映画「エデンの東」の最初のタイトルの背景に使われている海のようだと私が話したが、Sさんは気がついておられなかったようだった。
私が葉山で英国の作家DHローレンスの「息子と恋人」の原書の読書会に参加していたことを話すと、Sさんは、奥さんと一緒に英国に行ったときに、DHローレンスが青年時代に父母と住んでいた炭鉱町の家を見て来られたという。
Sさんの奥さんは大学の英文学の先生とのこと、なるほどと思った。
趣味の話になった。Sさんの趣味は仏像制作とのこと。携帯電話に記録してある、Sさんがご自分が作られた仏像の画像を何点か見せて下さった。時間も十分かけて打ち込んでおられるようである。趣味の域を超えてセミプロのようだと感じた。
いろいろな方がおられるものだと感心した。
Sさんのご了承が得られたので、Sさんの作られた仏像の画像を私のこのブログでご紹介することとする。 （おわり）
画像：Sさん（鈴木庸夫氏）制作の仏像
