ショウ頑張れ!保護された小さなショウの猫白血病物語

横浜元町で保護された小さなショウ。猫白血病と闘う小さなショウの物語です。

8/24 猫白血病 そして死

2009年08月24日 04時57分51秒 | 白血病
検索ワード二番目に多い白血病猫の死について

あくまでも私の考えです。

死とは生ある者すべてに平等に与えられている。
誕生と同時に生き物は死へと向かう。

これは避けられない事実であるということ。

車に轢かれて死にいたる命もあれば
病気で死にいたる命もある。
長い時間生きられる命もあれば、短い時間しか生きられない命もある。

白血病、猫エイズなどは、治療方法の確立されていない病気であること
そして、伝染性であることから、忌み嫌われる病気である。
その中でも白血病はまさに恐ろしい病気と思われる。

長きに渡り生きられる事を幸せと呼ぶのか
短い季節ではあったが、太陽が煌めく様に駆け抜けていった命を幸せと呼ぶのか。

その価値観は人それぞれ。

獣医は言います。
リスクのある猫の貰い手は非常に少なく
気になって問い合わせてくれても、やはりいつくるか分からない死を懸念して
里親を断念するケースが多いと。

確かに別れが近いかもしれない子ですよと言われて飼うのは辛いことです。

私から言わせてもらえば、近いかもしれないと期限を切られている分
それなりの対応に自然となり、後悔のない死を迎える日が来る。

ショウはまさにそうでした。
残念である事は間違いないのですが、誰をどんな形で亡くしても
やっぱりわが子の死は残念なのです。悔しいのです。

二度と会えないこの覆面、チョビひげのショウ。

実は私、黒系のネコは好きではありませんでした。
なんか、不吉というか、怖いイメージがあったんです。
でも、全然違うじゃないか!

だから、ショウに次も分かりやすように、黒ずきんをかぶって来てねと
仏壇で話す。

猫白血病だから死ぬのではないのです。
生きているから死ぬのです。

恐れないで欲しい。
短いと時間を嘆くのではなく、短い時間をどれだけ輝かしいものに出来るかを
考えてほしい。

そして、三歳までに発症すると言われている白血病。
発症しなかったらラッキー!!!と。また慈しみ生きればいいのです。

発症しないで生きてる子、沢山います。
だいたい、うちのショウだって発症じゃないのかもしれないし。
もともと、病気のデパートだったから、ちょっとのことが重篤になってしまっただけ。
かもしれないし。

死にとらわれるのではなく、今ある時間を大切にしてください。
傍にいられる今この瞬間を大切にしてください。


8/24 猫白血病と健常猫との同居について

2009年08月24日 03時25分13秒 | 白血病

最近、検索ワードで多いのが白血病キャリア猫との同居。
そして死。

なので私の考えを記載していおきます。

まず、同居について。
うちにはアメリカンショートヘアーとスコティッシュホールドが二匹
三毛猫が一匹の計四匹の多頭状態でした。

縁もゆかりもない子ならこの状態で引き入れる事は100%しない。
白血病ワクチンにはリスクが問題視されているからというのと
ワクチンは80%程度の有効性しかないということ。

混ぜてしまえば、危険であるということ。

 
だから当時、混ぜる事はしなかった。
日の当たらない半地下の7畳がショウのテリトリーだった。
ベランダに三段ケージを設置し日向ぼっこをさせたり
色々な努力をしてみた。

でも、やはり一部屋に閉じ込めておくのは可愛そうだった。
二階から聞こえるみんなの運動会の音を聞きつけて
ドアの前で寂しそうにショウは座っていた。
それと同時にコウもまた開かないドアの前に座ってさみしそうにしていた。

保護から三か月も経つと私の見解は変わっていった。
ショウも保護された猫から家族へと変わっていたからだった。
歩いた後を他の子が歩いたからうつる可能性はゼロではないが
極めて低い事。


だからショウを家のすべての場所にこうして抱っこで連れて行った。
ショウは怖がって最初は私の膝からおりなかった。

こうして一か月くらいをかけ徐々に慣らしていき、ショウは各部屋を自由に行き来する様になる。
ただし、夜だけはケージで寝るのは変わらない。

日中は水をすべての部屋から取り上げないとショウにのまれてしまうので
それだけは十分に気をつけた。

コナンは水飲み場に座り、水をくださーいと言わんばかりにじっとするので
水を出してあげる。

ショウは定期的に自分の部屋へ行き「パムー」と鳴いて知らせる。

白血病のネコとの同居は少しは気を使うがそれほど難しい話ではなかった。

だいたい、通行しただけで感染するだのってなったら
人間の靴底から幾らでも感染源を持ち込んでいる事にもなる。

可能性を考えたらキリがないのだが、それほど考える必要性もまたない気がする。

ウイルスは空気中では数分から数時間しか生きられない。
ただし湿った場所では生きられる。
だから食器、トイレの共有が駄目

これさえ理解していれば問題ないと私は経験者として思う。

でも、恐れてしまうんですよね。
私だってそうだったのですから。
今の私みたいな人見かけたら、なんて無責任な!なんて当時は思ったと思う。

でも幽閉してしまうのはどうかと私は思う。
私は私の判断は正しかったと思っています。
幽閉せず、自由を与えた事によって、コウはショウがほかの部屋へ行っている間
自分の部屋だった私の部屋(ショウの部屋)を使えたので満足していたし

ショウもまた他猫たちとの社交性を身につけていた。


ショウが闘病へと入っていた時の写真。
運転中にうるさいので、出してやるとリアシートの母のところへ行ってみたり
また、私の膝に乗ってきたり。
でも、おとなしいのでショウを乗せたまま運転。

隔離しなくてよかったと今は思う。
ショウがおりこうだったというのもあります。
先輩猫に喧嘩をふっかけたりせず、でもちゃっかり、居心地のいい場所を
陣取っていたり。

不思議とうちのネコたちはショウにだけは譲ってくれたという
ありがたいエピソードがあって成り立ったショウの生活。

今でも不思議に思うのがコウの態度だった。
とにかく、私にくっついて回るコウにとって私とコウの部屋の侵入者は許せないものだった筈。

私が家にいない間は部屋には絶対入れないので部屋の前で
さみしそうにコウは寝ていたと母は言う。

私が動けばどんなに熟睡していてもくっついてまわる。
コウは忙しい。

2009年8月2日
ショウの容態が激変してきた頃。
コウはいつもの自分の場所ではなく私の居場所を陣取る。
時折、ショウに近づいては頭をなめていた。

いつもならダメダメ!と引き離していたのですが
私は見ないふりをしました。

コウはコウなりに心配していたわっていたのだと思います。
大嫌いだったショウをたった一か月程度でコウは大好きなショウへと
心を変えてくれた。
他の子がショウにちょっかいをかけると まるで自分の子を守る母親の様に
他の子へと立ち向かっていきました。

うちのボスはコナンなのですが
コナンは体が大きく、顔が大きいのでボスになってしまった
という感じで本人は「俺がボスだ!」という意識はまるでない。
ただ、真央が入ってきた事でコナンはボスということを意識したと思う。

コナンが可愛がっているのがコウ
そのコウが可愛がっているショウはコナンにとっても守るべき対象なんでしょうか。

ショウは誰にも苛められず、のびのびと暮らせたのは間違いありません。
キーマンはコウだったと思います。

九月中ごろにはもう一度コウとコナンの白血病ウイルス検査をします。
特にコウは仲良しだったので検査の必要があると思います。

目が合って、手放せなくて同居ということを調べてる人がいる。
私はショウとの未来は残念ながら語る事ができない。

でも、ショウと生きた短い季節を語る事は出来る。

ショウの様に幸せになってもらいたい。


8/24 ショウの夢

2009年08月24日 03時22分22秒 | ショウと私のあれこれ
昨日は、24時間眠ってしまう眠り姫状態となっていた私。
母心配そうに部屋にやってきて「・・・・大丈夫?」と声をかける。
「・・・うん。大丈夫」
なんでか分からないが今も体に力が入らない。
疲れが今頃出たのかもしれません。

そして、変な夢を見た。
ショウの夢を見ました。
川でぐったりした状態で流れていくショウ。

私は必死に助けようと川へ走って行く。
確かにうちの近くには多摩川があるが、見たこともない川だった。
でもなぜか私は狙われているらしく・・・まわりに制御されて川へ行かれない。

それを振り切って、私はまたショウを助けに行く。
するとぐったりしたショウが「助けて!」という顔で私を見ている。
私は川に飛び込み三匹の猫を救助した。
一匹はショウ。
あと二匹は外猫のチョビとカツラ。
実は、この外猫が具合が悪そうなのだ。

↑チョビ

↑カツラ♀
スープ系ならなんとか食べるがチョビは二まわり近くも痩せてしまった。
どうしてあげればいいのか・・・
オス猫でボスとして生きてきたチョビを家に入れる事はチョビが苦痛なのではないか。
ボランティアさんは言う。
確かにそのとおり。

野良として生まれ、生きたチョビは触れる外猫ではない。
そのチョビを労るかのようにカツラは傍を離れない。
二人とも食事を食べないのかと思ったらカツラは食べていた。

モンプチのスープだけをチョビとカツラにあげる。
カツラは来ない。
チョビだけが来て食べていた。
健気な二人。

その二人を案じていたから見た夢なのかもしれない。

私は三匹を救出して家に帰る。
チョビとカツラは母と同じ部屋にいて
亡き私の父と 姉たちと一緒にショウはいた。

ご飯を食べて丸くなって眠っていた。
私はかけより、ショウ!大丈夫??ショウ!と
声をかける。
ショウはゴロゴロ言って私にすり寄る。

涙目で目を開けた私は、ショウがいない事を実感する。
不思議な夢。

訳の分からない夢だけど夢で逢えてうれしさ半分
悲しさ半分。