ショウ頑張れ!保護された小さなショウの猫白血病物語

横浜元町で保護された小さなショウ。猫白血病と闘う小さなショウの物語です。

8/28 ショウのアルバム

2009年08月28日 05時20分59秒 | ショウの生きた証
ショウの写真を現像に出した。
写真枚数は600枚以上。
その中から400枚を現像した。

たったの二年で400枚とは恐ろしい枚数だと改めて実感する。

まだ年代別には並べられていない(まだ初期の頃を現像中なので)
年代別に並べて、コメント書ける場所があるので書いていこうと思っている。

そしてショウの写真立てを作った。
でも、ちょっと失敗だったと出来上がって思った。
作品が失敗なのではなくて、素材。
ガラス素材は素敵なんだけど、うちは猫が沢山いるから、倒される可能性が高い。
なので、設置場所に悩んでいます。

「あなたは私の特別な人」
というメッセージと私とショウの名前を入れました。
日付は命日になっています。

写真は、これは仮で、私とショウの二人の写真を入れるつもりでいます。
こうしてショウを私は想い出へと変えていくのでしょうね。

まだまだ、想い出に出来なくて
部屋をのぞく度、ショウを探してしまう。

一日一度、必ず見るショウの誕生会のビデオ。
これもブログに載せますね。

一応、書いておこうかな。
たとえば、明日私が車にひかれて死んでしまったら
ショウのアルバムは私の棺にいれて欲しい。

ここに書いておけば私のお姉ちゃんがそうしてくれる筈。
絶対の未来はない。生命には終わりがあるのだから。


8/28 だけど私は愛してる

2009年08月28日 04時08分09秒 | ショウという名の宝物

今日、元町の飲食店のお姉さんHさんからメールがきた。
(ショウに幼少期ご飯をくれていた人)

ショウの母も、おそらくショウの上の兄弟と弟ジュニア健在です。
というメールでした。以下はHさんからもらった写真。
ここ3-4日のものだそうです。

(ショウのお母さん 推定10歳)

(ショウの一歳くらい年上のお姉さんかな?性別不明)

(ジュニア半年ほどショウより年下)

正直、複雑でした。
純粋にみんなが野良の中でも幸せそうにしてる事を嬉しく思っていた。
だけど、その反対側で

どうしてショウだけが死んでしまうんだろう。
どうして・・・?一番の幸せ者ではなかったの?

保護というのが間違い?

そして、夜見かねた、うちの地域ボランティアRさんがやってきた。

私は聞いた。

保護は幸せなんでしょうか?
家に入れて、早く死んだって事はないんでしょうか?

間髪入れずRさんは少々あきれ顔で言った。

 今はいいわよ。季節がいいから。
 冬の寒空でも雪の寒い日も大雨の日も、ご飯をもらえるのをずっと待つんだよ?
 外敵に怯えながら、時には人に苛められながら。
 それが野良猫なんだよ?
 このあたりみたいに地域猫が確立されてればいいけど違うなら最悪よ。
 家に入れて死んだなんて言うのは結果論でしょ。
 結果論でいえばどんな事も合致してしまう。

そう言い、そしてこう続けた。
 
 私がどんなに多頭飼育なんだから、これ以上増やすなって言っても  
 どうしても気になるんです。
 里親探しもしてたけど、やっぱり捕獲器貸してくださいって言って
 保護して病気だって知ると溺愛してたじゃない。
 一生懸命やってくれたわよ。
 それを保護して死んだなんて・・・

私は少し訳が分からなかった。
何が正しいのか、何が間違いなのか。
それは、ショウの死を責められたからなのです。

確かに、保護から半年は自由に太陽を浴びる事はなかった。
私がベランダケージに連れて行っての日光浴だった。
だが、保護から半年以降は、出してあげてた。

そして、同じ親から三匹の猫が生まれて
そのうち二匹は里親さんがついたけど、一匹だけは慢性的な口内炎があり
同じ環境で育ったのに、人に懐かず里親に出せず、Rさんが引き取った話を聞いた。
その猫ちゃんは、慢性的な口内炎だったので通院はしょっちゅうだったそう。
だけど、兄弟たちにそれは見られなかった。
そして四歳で他界したと言っていた。

その母親猫にも里親がつき今も健在
兄弟たちも健在

同時期の子たちでも、これだけ差がつくんだから
妊娠している時の母猫の食生活、ストレス、環境で
大きく差がつくのは仕方がない事を言っていた。

おそらく近親で生まれているショウの場合、良い場合はその遺伝を強く受け継ぐが
悪い場合は強く悪い遺伝を受け継ぐ事もあると。

納得は出来たのですが、なんでショウだけ・・・という残念な思いは消えない。

そして彼女は続けた。

 ショウちゃん、幸せだったじゃない。
 あれだけ早く順応したのは、あなたの気持ちを理解していたんだと思うわよ。
 シッターに来た時も、いい子だったもの。可愛いし。
 上目線だったり(保護してあげたのよ。またはあたしがボスよ)すると
 猫は敏感に感じ取ってうまくいかない場合が多い。
 どんなに言葉で「大丈夫よ~」なんて言ってても心で違う事考えてると
 ばれちゃって駄目よね。

環境に素早く慣れた子は幸せだと言っていた。
環境になかなか慣れない子も数多く見ている彼女。

ショウの爪切りが出来るまでの時間や抱っこまでの時間を聞かれた。
  それは早いね!と驚いていた。
いくら子猫とはいえ、もう五か月が近い子で保護当時の状態を考えれば
早い順応だといえるのだそう。

更に電話で話をした。
ショウは本当に幸せだっただろうかという第三者の目線。
彼女は私に言った。
 
 あなたからの相談は大抵、ショウちゃんの事だったよね?
 病気の事や、動物病院の事、旅行中だって、何度も電話くれて
 大丈夫?元気にしてますか?ご飯食べてますか?って何度も。
 大丈夫だから、遊んできなさいよって言っても、心配そうにしてたじゃない?
 保護当時も血だらけになっても、何されてもショウちゃんが可愛くて仕方ないって
 そう、言ってたよね?
 その気持ちを十分に理解して愛された分、ショウちゃんは素直にいい子に育って行ったよ。
 それは見てるから知ってる。

そう言ってくれて、心から霞が少しとれた気がした。


保護から二か月で私の隣が大好きになってくれたショウ
ショウが私を好きでいてくれてるって心から実感した時。

私ばかりが幸せだったのかと思ってしまったのです。
ショウが幸せだったって思ってたのは独りよがりだったとしたら
もう、目も当てられない。

私のせいでショウが死んだとしたら、私は何を信じて生きればいいんだ?
私はそう思う。
ショウだけが私の独断で最初から最後まで育てた子だった。

誰かに相談はした。
でも、決定してきたのはすべて自分だった。
高度医療を目指すのではなく、ショウには適度な医療をと思っていた。
だから、石田先生の(ウイルス系に強い先生)動物病院には行かなかった。

あれこれ検査したところで白血病を治す方法がないのだから
極力、病院通いを避けさせたのは事実。

こんな想いをするのなら、保護しなきゃよかったか・・・
その自問に、私は一日中考えてこう結論した。

私が間違いだと仮定しよう。
だったら、ショウと一緒にいたかったのは私。
それが罪だというのなら、その罰を受けよう。

たったの二年弱でも私はショウと居たかった。
今日のところはそれでいい。

間違ってなんかいない!なんて胸張って言えないけど
私は・・・ショウを愛してる事に偽りなんかない。
だから、私はショウとの日々を間違いだったなんて言いたくない。
たとえ、私が殺してしまったとしても、私は、あの素晴らしい日々を
間違いだったなんて言えない。

それが独りよがりの愛情でも、今は私には言えないのです。

ただ、悔しい。
私なりの一生懸命が否定される事も
ショウを失った悲しみをえぐられる事も

だけど私は、それを抗議する気にも弁明する気もない。
それなら、それでいい。

だけど私はショウを愛してるのだから。