春の天皇賞

2007-04-08 21:25:26 | Weblog
 さて桜花賞、「どう考えても負けるまい」と思ったウォッカ
がダイワスカーレットをゴール前で捕まえきれず、やや茫然
自失でございますが。

 まあ長年競馬をやっていればこういう事態はそれこそ腐る
ほどあり、「ディープインパクトがハーツクライを捕まえられな
かった有馬記念」なんてのが有名ですが、「競馬に絶対は
ない」つーことをそのたび思い知らされるわけであります。

 それよりもだ、中山メインにおいてタイガーカフェが勝ち、調
べてみたら昨年の5月以来の1着である。この馬、さつき賞で
ノーリーズンの2着になり大穴あけたのが有名なのだが、い
つのさつき賞だっけかと調べてみたら2002年、実に5年前の
話なのだ。タフな馬である。

 この馬の同世代っていうとなにがいたかと頭を思いめぐらせ
ると、ダービーはタニノギムレット、菊花賞はヒシミラクル。ダ
ービー2着は後の年度代表馬シンボリクリスエス、菊の2着は
といえば、きのうの阪神の準メイン、いつもながらの後方一気
で差し切ったファストタテヤマである。なんかモノスゲー強くて
タフな世代のように思えてきた。

 世代間の格差というのはよく言われることで、古馬の対決、
特にG1レースの勝ち馬の数に如実にあらわれる。「ディープイ
ンパクトの世代が弱い」というのはこれまたよく言われることで、
突出した馬が一頭いる世代というのは、他の馬が全部精気吸
われたようになっちゃうのかもしれない。ちなみにディープイン
パクトの3冠レースの2着馬を並べると、シックスセンス、インテ
ィライミ、アドマイヤジャパン。なんか全部が全部いまひとつとい
う感じの馬である。

 春天、ドリームパスポートが故障とのことで、たぶん人気はメ
イショウサムソンに1本かぶりの予感。現4歳世代の実力はど
うかが試されちやうわけである。つーてもドリームパスポートが
古馬混合G1レースでもそこそこ踏ん張ったから、そんなに見苦
しい競馬はしないとは思うが、勝つとこまでいくかどうかはわか
らない。アイポッパーやネヴァブション、あるいはデルタブルース
にシャドウゲイトなど、骨っぽいところが多数存在。かなりな混戦
模様でございます。

 個人的にはシャドウゲイトの大逃げ&逃げ粘りを期待したいが、
別定のG1競走、そうそううまくいくとも思えない。やはり長距離
では信頼性の高いアイポッパーですかね。まだある程度日にち
もあるのでジンワリと考えていきますかね。